「男は背中で語る」を体現! スーツを着こなす3つのコツ

「男は背中で語る」を体現!
スーツを着こなす3つのコツ

昔から「男は背中で語る」といわれます。それはスーツを着るうえでも同じこと。背中がだらしないと、それだけでネガティブなイメージを与えかねません。背面の美しさを常に意識できるかどうかは、ビジネスパーソンにとって重要な問題です。たとえば、商談の別れ際に見せる後ろ姿。ほんの一瞬のことですが、そのわずかな時間であなたの印象が決まっているのです。

そうだとはいえ、自分の背中にはなかなか目が行き届かないもの。だからこそ、他のビジネスパーソンたちと一線を画すチャンスです。細かな部分に気を配った端正な後ろ姿の男性は、ビジネスシーンにおいて信頼を集めます。

デキる男の後ろ姿をつくるコツ

上着に走る不自然なシワや妙に短いパンツ丈……。このようなスーツを着ている人が商談に現れたら、あなたはどう思うでしょうか。「しっかりしている人」「誠実な人」「仕事のできそうな人」といった印象は抱きづらいはず。では、印象のいい後ろ姿をつくるためにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。実は、誰にでも実践できるたった3つのポイントを押さえるだけでOKなのです。

1「ツキジワ」や「えり抜け」をなくす

肩が張っていて、水平に近い状態になっているのが「怒り肩」です。この体型の人がスーツを着ると、首の後ろに「ツキジワ」と呼ばれる余りジワが出てしまうことがあります。一方、傾斜が急で先が下がっている肩を「なで肩」といいます。たとえば、首にたくさん筋肉がついている柔道家やラガーマンもなで肩だと考えて差しさわりありません。この体型の人がスーツを着ると、首から肩にかけての傾斜で首まわりだけが浮く「えり抜け」が起こってしまうことがあります。

いずれも、スーツを着ている本人は気付きづらいのが難点。そうであるにもかかわらず、不自然な状態だけに周囲から見ると大変目立ちます。購入時に合わせ鏡でしっかりとチェックしましょう。もしも「ツキジワ」や「えり抜け」が起きているようなときは補正することで取り除くことができます。

2、パンツの丈は適切な長さに

パンツの裾上げを行うとき、適切な長さにしているでしょうか。しっかり考えずに長さを合わせてしまうとスーツのバランスが崩れ、美しいシルエットが損なわれてしまうことがあります。よくある失敗は、足の甲で丈を合わせてしまうこと。これでは、かかと側の丈が短くなってしまいます。長すぎず短すぎない適切な丈にするために、靴のかかと部分のもっとも高い位置に合わせましょう。立っているときにパンツの丈が甲に軽くたわむぐらいの長さが美しい長さだとされています。

その他にも、次のポイントに注意してください。まずは、ウエストを適切な位置に合わせること。ハイウエストやローウエストではくと、丈が合わなくなってしまいます。ベルトの着用も忘れないように気をつけましょう。靴は普段スーツの着用時に履くものを選びます。丈を合わせるときの姿勢も大切です。服装を整えたら、背筋を伸ばしてまっすぐ前を向いてくださいね。

3、ベントのめくれをなくす

スーツの背面には「ベント」と呼ばれるスリットがついています。もともとは乗馬時の動きをスムーズにするために入れられたといわれていますが、現在では着席時のつっぱり防止やシルエットを保つのに一役買っている切れ込みです。

定番は中央にスリットのある「センターベント」です。あらゆる年齢層の人に似合うため、もっとも多く販売されています。両脇にベントがある「サイドベンツ」は、シルエットの美しさを求める人に人気。ゆったり着こなすこともできるため、30代以上に好まれる傾向があります。ベントがない「ノーベント」は、主にフォーマルスーツ(礼服)に採用されています。

利便性とデザイン性を兼ね備えたベントですが、シワになっては元も子もありません。特に長時間の会議やデスクワークは要注意。ベントがめくれたまま着席してクセがつき、シワになってしまうケースは多いものです。着席の際は十分に注意しましょう。ジャケットを脱いでデスクワークにあたるのもひとつの方法です。

また定番の細身のスーツでは、ウエストを絞りすぎることでベントがめくれあがることも。デザインを追求するときは、ぜひベントにも気を配ってくださいね。

好印象を与える後ろ姿の決め手は「バランス」

どんなに高級なスーツでも、着用したときのバランスが悪ければ台無しです。スーツにできる「不自然なシワ」は、自分の体型に合っていないことを表しています。シワがあるとルーズで野暮な印象を与えてしまうもの。既製品を購入するときは背面にまで気を配って、自分に合ったものを選びましょう。

均整のとれた背中は、“デキる男”を周囲に印象付けます。つい見落としがちな後ろ姿への美学は、ビジネスシーンで信頼を勝ち取るために大切なことの一つです。