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就活に集中したい!スーツ選びで失敗したくない!そんな女性を応援します 

就活で重要になる第一印象は、わずか3秒で決まるといわれています。3秒というと、面接で一言あいさつをしただけで過ぎてしまう時間です。この短い時間のなかで良い印象を与えるには、表情や姿勢に気をつけることはもちろん、身だしなみを整えることがポイントです。

 

清潔感や上品さを感じさせるような着こなしを目指すことで、ぐんと面接官に好印象を与えやすくなるでしょう。ここでは好感度UPにつながる就活スーツの選び方や、着こなしのポイントを紹介します。

知っておくべき!スーツの色選びのポイント

就活スーツを選ぶうえで、最も悩みがちな問題が「色選び」ではないでしょうか。基本的に、就活スーツに色の定義はありません。明るすぎない色であれば問題ないです。定番カラーは黒・紺・グレーです。

 

○黒

実は就活に黒いスーツが定番になったのは日本のスーツの歴史上でも年月が浅く、2000年代初頭からです。「ディオール」「プラダ」がモード系スタイルとして黒いスーツを登場させたのが始まりと言われています。広まる前の1996年のリクルート調査ではグレー系4割、紺系4割、茶系2割で、黒は入っていませんでした。2000年になれば黒や黒に近いダークグレーが徐々に増え始めますが、それでも2割。2004年頃にやっと黒が半数占める状況に変わります。今では「無難」な黒からは想像がつきませんね。また、黒は就活以外の冠婚葬祭でも使いまわせるというコスパの面も人気を広めた理由のひとつです。

黒のスーツは最もフォーマルな色であり、真面目」「誠実」という印象を強めてくれます。就活シーンでは黒のスーツを選ぶ人が多く、日本人特有の「周りと同じ」ことによる安心感が精神的な負担を軽減させてくれることも魅力でしょう。

 

○紺

黒が定番になる前に主役だったのは紺です。特に1996年頃、女子学生7割、男子学生はなんと9割を占めていたほどです。業界によっては黒を嫌うところもあり、今でも紺は定番のカラーです。黒じゃないとダメ!という強烈な印象は幻だったことがわかります。

そして紺は雲のない夜空の色であり「純粋さ」を印象付け、日本人の肌の色と相性が良いとされているのです。

 

○グレー

グレーも紺と肩を並べる定番カラーでした。グレーのスーツには3つのグレー「チャコールグレー」「ミディアムグレー」「ライトグレー」があります。グレーはどんな色にも合わせやすい無彩色なので「協調」「調和」を意味します。この3つのグレーの中では「チャコールグレー」をおすすめしています。

ライトグレーやミディアムグレーのスーツは仕事をバリバリとこなす、キャリアウーマンのような印象が強く、憧れを持つ就活女性もいるかもしれません。しかし、見る人によっては、個性の主張が激しいという印象を与えてしまう場合があります。そのため、就活の場では明るい色のスーツは避け、チャコールグレーのスーツを選ぶのが無難でしょう。

ダークチャコールグレーのスーツは黒に近いため「フォーマル」な印象に加え、「知的で落ち着いた印象を与えます。また、黒に比べると色味が多少やわらかいため、顔立ちが優しく見えるというメリットもあります。ホコリやフケなどの白い汚れが目立ちにくく、手入れが楽であることもポイントです。

 

正直色の好みで人を選んでほしくはないですが、面接官によって色の好みはそれぞれ異なる場合もあります。そのため、どの色がいいとは一概には言えません。ただ、黒・紺・グレーはいずれも収縮色です。「控えめ」「落ち着き」「謙譲」という印象は共通していますので何を選んでも問題なく着用できます。今の流行りが黒なだけであって、マストではないということを今一度お伝えしておきます。大切なのは志望先企業の風土や、そこで働く社員のイメージに近いスタイルを意識するということです。企業の雰囲気に合わせた色味を選ぶことで、求められる人物像に近づくことができるでしょう。あとは予備として流行りの色ともう1色用意しておくという考えも良いですね。

○デザイン

カラー(襟)のある2ボタンタイプを選びましょう。ノーカラージャケットもありますが、カジュアル感が強いので、フォーマルが基本な就活では避けておきましょう。それから、ボタンは上まですべて留めておくことがマナーです。ボタンのほつれは目立ちやすいので、きちんと着用前に確認しておきましょう。

キッチリが基本!正しいジャケット選びで印象良く!

○サイズ感

そして、ジャケットは体型に合ったサイズを選ぶことが重要です。自分に合ったジャケットのサイズは、肩を基準に選ぶと失敗が少ないでしょう。

具体的には、肩パットの部分が腕よりも中に入らないものを基準に選びます。もしもジャケットを羽織ったときに肩から脇、背中の部分にシワが寄っている場合は、サイズが合っていないということです。背中の部分は1人では確認しにくいため、合わせ鏡を使ったり店員さんに見てもらったりすると良いでしょう。

 

着丈は、ヒップの1番高い部分が隠れる程度の長さを選びます。この部分よりも着丈が短いと、締まりのない印象につながるので注意が必要です。反対に、長すぎても野暮ったい印象を与えてしまいます。袖丈は手をまっすぐに下に向けた状態で、親指の付け根と手首の間ぐらいの長さがベストです。また、女性は袖からブラウスを見せないことが基本です。袖の長さをよく確認してから、ジャケットを選ぶようにしましょう。

 

○素材

スーツの素材は主に「ウール&ポリエステル」「ウール100%」の2種類です。

 

・ウール&ポリエステル

擦れると毛玉になりやすく、テカリが発生

ストレッチ性能に優れるものが多く、シワがつきにくい

洗えるものもある

 

・ウール100%

シワがつきやすい

強度が弱め

上質で高級感のある適度な光沢

発色性がよい

高価

 

お察しのとおり就活ではデザイン性を重視する必要はありませんね。形態安定性に優れ、シワがつきにくいウール&ポリエステル。わざわざ高価なウール100%にこだわる必要はありませんよ!

就活スーツはスカート?それともパンツ?

女性の就活スタイルには、スカートとパンツの2パターンが存在します。基本的には、スカートとパンツのどちらを選んでも問題はありませんし、採用に有利・不利の実データも存在しません。

 

○スカート

女性の就活スタイルとしてはスカートが主流です。パンツスタイルは、見る人によっては個性の主張が強いという印象を与えることがあります。もちろん、パンツスタイルでも問題ないものの、無難さを求めるのであればスカートスタイルを選ぶと安心でしょう。メリットは太もも、ヒップラインやウエストの体型カバーと着やせ効果を期待できることです。

 

スカートの長さはひざが覗く程度が目安になります。立っているときと座ったときとでは丈の長さが変わるので、座った状態も確認しておくことが大切です。目安としては「座ったときにひざ上10cm未満」とすれば安心でしょう。面接官に気を遣わせないことも大事なマナーですね。

 

○パンツ

「活発」な印象と、スカートが主流とあって「個性的」とも言えるでしょう。また、スカートに比べて動きやすいのは間違いありませんね。

裾のタイプは広がった「フレア」と細い「ストレート」の2種類です。どちらでも構いませんが、広がりすぎるとカジュアル感が強めに出てしまいますので注意してください。の長さは地面から2cmほど、ヒールがやや見えるくらいの長さが望ましいとされています。またスカートよりも下着のラインが目立ちやすいためパンティストッキングやガードルで対策することもマナーのひとつです。

 

もしも面接が数回に及ぶ場合は、説明会や一次面接は主流のスカートで臨み、二次面接・三次面接はパンツスタイルで臨むというのもひとつの方法です。ジャケットは同じであっても、スカートをパンツに換えるだけで大きく印象を変えられます。個性を強めたい場合や、はつらつとした印象を与えたいときなどに便利です。

しかしながら、ジェンダーレスが徐々に浸透してきている時代に入っています。周りの状況にとらわれず自分の身体や気持ちに合うほうを選びましょう。

ブラウスは印象を左右する重要アイテム!どんな種類があるの?

スーツ選びと同様に、重要になるのが「ブラウス」の選び方です。顔周りに近い首元は、視線を集めやすい部分といえます。就活の場にふわさしいブラウスの選び方を知り、好感度UPを狙いましょう。

 

就活時における女性用のブラウスは、「スキッパーカラー」と「レギュラーカラー」の2種類に分けられます。

 

○スキッパーカラー

それぞれ襟のデザインが異なります。スキッパーは第1ボタンに相当する部分がなく、ジャケットの外に襟を出して着るタイプのことです。ブラウスを外に出すことで顔周りに白い面積が増え、表情を明るく、すっきりとした印象に導いてくれます。

 

○レギュラーカラー

レギュラータイプは、襟の開いている角度がタイトなことが特徴です。ボタンを上まで留めても首元が窮屈に見えず、真面目で清楚な印象を与えられます。どんなスーツとも相性が良いため、1枚持っておくと便利でしょう。

 

○色

それから、ブラウスはデザインだけではなく、色も重要なポイントです。基本的に、就活時のブラウスは白を選ぶのが無難です。白は万人受けしやすく、当たり障りがありません。無難かつ清潔感のある白ブラウスを選ぶことで、ブラウスの印象がスーツから浮いてしまうというリスクを避けられます。

 

就活のピーク時には毎日のようにスーツを着ることもあるでしょう。こうした事態を配慮し、ブラウスは3~4枚程度用意しておくと安心です。襟のデザインや色などに気を配って、スーツにしっくりと合うブラウスを見つけましょう。

ブラウスは指1本が入るくらいの余裕を持たせて着用します。 また、ブラウスのシワが目立つとだらしのない印象につながるので気をつけましょう。着用前にきちんとアイロンをかけ、シワをキレイに伸ばしておくことが、スマートな着こなしを目指すうえで大切です。

 

就活はフットワークが命!靴の選び方を教えて

長時間の移動は就活ならでは。「足が痛くて面接に集中できない」「足が疲れてもう歩けない」なんてことも。そうならないためにパンプスの選び方を学んでおきましょう!

 

○色

就活では黒を着用しましょう。黒・紺・チャコールグレーのどの色にもマッチします。

 

○サイズ

まずは足の長さ(足長)と足回り(足囲)のサイズを把握することです。靴は長さだけで決まりません。足の甲が厚めの人もいますし、横幅が大きい人もいるからです。見落としがちなのが足囲。ワイズと呼ばれていて3EやEEEを見たことはありませんか?サイズ表があるので確認してみてください。

 

○トゥタイプ

つま先の形です。就活用には2種類「ラウンドトゥ」「スクエアトゥ」がオススメです。他にも「アーモンドトゥ」「ポインテッドトゥ」があります。デザイン性が強すぎるため控えておいたほうがよいのは先の尖った「ポインテッドトゥ」です。

トゥタイプは主に指の長さで決めます。

 

・親指が一番長い:ラウンドトゥ

・親指と他の指がほぼ同じ長さ:スクエアトゥ

・人差し指が一番長い:アーモンドトゥ

 

履いたときに指が曲がっていないか、かかとが浮かないかを充分確認しましょう。

 

○ヒール

ヒールの目的はスタイルを良く見せることですが、スタイルを良く見せようとしすぎるばかりにヒールが高すぎても疲れてしまいますね。目安として「3~5㎝の太め」であれば歩きやすさは抜群でしょう。とは言っても「ヒールに慣れていないから不安」という方にはストラップ付をオススメします。脱げないよう固定されますし、疲れも軽減させてくれる効果があります。

今日は面接がいつもより多いと感じたら、スニーカーやペタンコパンプスで移動して会場に入る前に履き替えるのも疲れないコツのひとつです。

 

アレもチェックしておきたい!他のアイテムについて教えて!

○ストッキング・タイツ

こちらはスカートでもパンツでもマストアイテムです。素足=カジュアルの印象があるためです。もちろん靴下もNG。街中で靴下を履いているスーツ女性を見かけませんよね。

ベージュ:黒はお悔やみ事のイメージを与えてしまいます。

20~30デニール:素足に見えないけど素足に近い厚さです。

「冷え性だから冬場はキツイ」という方はタイツでも問題ありません。ただし厚さは50デニールくらいが限界でしょう。

 

○ベルト

パンツスーツを着るときに使用します。ただし必須ではありません。

黒:スーツの色に合わせるのが基本です。黒っぽいスーツなので黒です。

本革または合皮:フォーマルさを出すため綿やナイロンは選びません。

太さ2㎝程度:太すぎるとカジュアル感が強くなります。

小さめのシルバーバックル:太すぎるとカジュアル感が強くなります。

真ん中の穴で留められる長さ:5つの穴であれば3つ目で違和感なく見えます。

 

○コート

就職後もしばらくは使用できますから準備しておいても損はないでしょう。

黒、紺、ベージュ、アイボリー:冬場は暗めの色、春先は明るめの色が主流です。

トレンチ、チェスター:ダッフルやダウンはカジュアル感が強すぎます。

軽いこと:「肩が疲れない」は意外と重要なポイントです。

 

○バッグ

黒:装飾なしのシンプルなものに。

A4サイズ:書類が折れないで済みます。

自立式:底鋲付だとなお良いでしょう。面接時にも気にならず安心ですよね。

肩にかけられる持ち手の長さ:重いときにラクラクです。

 

○ハンカチ

汗を拭う、お手洗い、不意な汚れなど、焦りを和らげてくれるのに役立つでしょう。

黒、紺、グレー、ベージュ、アイボリー:スーツの色に合わせれば簡単です。

柄:ストライプ、チェックなどでもOKです。度を越えた派手なもの、キャラクターものはNGです。

ワンランク上の着こなしで面接突破を目指そう!

説明会や面接などの限られた時間のなかで、良い印象を与えることが重要になる就活。出会ったときに与えた第一印象は後になっても残りやすく、なかなか変わりにくいものといえます。外見、特に「清潔感」は第一印象を決定付ける、重要な役割を果たします。

 

良い印象を与えるためにも細部にまで気を抜かず、きちんと身だしなみを整えておきましょう。スーツの選び方や着こなしのポイントをおさえることで、自信を持って就活を進めやすくなるはずです。正しいスーツ選びと正しいスーツの着こなし方を知り、面接突破を目指しましょう。