柄ジャケットの着こなし術!
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柄ジャケットの着こなし術! インパクトの強さを和らげるおすすめアイテムとは

柄ジャケットは、ビジネスシーンで着こなすのが難しいアイテムの一つ。インパクトが強く、オフィスで浮いてしまうことがあるからです。では、柄ジャケットを上手に着ることはできないのでしょうか。答えはもちろん「NO」です。

ビジネスパーソンがファッションを考えるときに大切なことは、オシャレであることよりも“好印象”であること。自己満足の“オシャレ”には、あなたの評価を下げるリスクがあります。オシャレであることと好印象であることは、必ずしも一致しないのですね。

この意識をしっかり持てば、インパクトの強い柄ジャケットを悪目立ちすることなく着こなすことができます。ポイントはある定番アイテムでその印象を和らげること。今回は、ビジネスシーンで役に立つ、柄ジャケットの着こなし術を紹介します。

柄ジャケットのインパクトを和らげるアイテムとは?

柄ジャケットコーディネートの鉄則は、それぞれ無地のパンツとシャツを合わせること。柄ジャケットに無地を合わせることで、スッキリとしたオシャレ感を出すことができます。ただ、無地のシャツが柄ジャケットを引きたて過ぎてしまい、やや浮いた印象になってしまうことも。

そんなときに役立つのが定番アイテム「ニット」です。ジャケットのなかに着ることで柄を引き立てる無地シャツの露出面積が減り、落ち着いた印象になるのです。また、ニット特有の柔らかな質感もポイント。セーターでなくカーディガンなら、ベスト代わりに着用できるのも嬉しいですね。

 

「柄ジャケット×ニット」のおすすめコーディネート

ニットは柄ジャケットのインパクトを和らげるのに便利なアイテム。ただ、無秩序に着ればいいというものではありません。大切なのは、ジャケットとニットのカラーを上手に合わせることです。

グレーのタータンチェックジャケット×ブラウンのニット

柄ジャケットの定番の一つであるタータンチェック。さりげなくボルドーカラー(茶色味がかった赤)のラインが入ったものなら、ブラウンのニットを合わせることで統一感が出ますよ。カシミアやウール、コットンなど上質なものを選んで、ビジネスシーンにふさわしい着こなし方をしてください。シャツにはホワイトを選択。胸元にホワイトのチーフを挿すとワンポイントになりますね。

 

グレーのウインドウペーンジャケット×ブラックのニット

ウインドウペーンとは「ガラス窓」を意味するチェックのこと。縦横に細いラインが窓枠のように交差するチェックです。幅が広いので背の高い人ほど華やかに見える傾向があります。その分だけインパクトが出すぎてしまうので、ニットで中和することが大切。「ブラックニット×ホワイトシャツ×白黒モノトーンネクタイ」と合わせれば、モード感を演出することができますよ。

 

グレーの千鳥格子ジャケット×ホワイトのニット

千鳥格子も個性の強い柄の一つ。チェックの1種類として数えられ、欧米では「ハウンドトゥース(猟犬の牙)」と呼ばれています。ブラックとホワイトのどちらのニットでも合うので、シーンに合わせた使い分けが可能。ダークカラーの見える面積が増えると落ち着きが出るので、取引先など社外の人と関わるときはブラックを選ぶといいでしょう。終日オフィスにいるときはホワイトのタートルネックを合わせてもいいですね。

 

ネイビーのグレンチェックジャケット×ネイビーのニット

ネイビーのジャケットはビジネスファッションの定番アイテム。ただし、「定番」ということは「無難」ということでもあります。グレンチェックのネイビージャケットなら一味違った個性を発揮。やや暗めのネイビーニットを合わせれば、チェック自体が持つカジュアルな印象を和らげ、全体を引き締めることができます。シャツにはネイビーと同系色のサックスブルーを選択。ネクタイにはジャケットの色味に近いネイビーを選びましょう。上半身がすべてブルー系のカラーでも、少しずつトーンを変えることで洗練された印象を生むことができます。

ビジネスファッションに個性を加えるのにぴったりの柄ジャケットは、インパクトが強くなりすぎてしまいがちなのが難点。でも、たった1枚ニットを合わせるだけで、その印象を和らげることができます。ちなみに、内勤や休日出勤でネクタイ不要のシーンでは、クルーネック(丸首襟)のニットがおすすめです。ニットの下にシャツのほとんどが隠れるので、ノーネクタイのラフな首元を目立たなくしてくれます。

「柄ジャケット×ニット」の組み合わせを上手に利用して、バランスの取れたコーディネートを実現してくださいね!