SADAグループは創業90周年を迎えることが出来ました。
SADAグループは創業90周年を迎えることが出来ました。

SADAグループは創業90周年を迎えることが出来ました。

SADAグループはこの11月で、創業90周年を迎えることが出来ました。多くの皆様のご支援あってのことです。本当にありがとうございました。今後ともSADAグループをよろしくお願いいたします。

私は仏壇の写真でしか見たことのない曽祖父・定三が、戦前に下町で服飾雑貨卸商を始めたのが1923年11月です。当時はスーツ関連はもちろん、着物関連商品も幅広く扱っていたとのことです。

太平洋戦争による中断を経て、祖父・茂司が満州より生還し、商材を羅紗に絞って佐田羅紗店として家業を再興、後に法人化したのが1950年です。羅紗とはウール素材のこと、つまり今ではスーツ用の生地のことです。年の近い弟が2人居て、幼少時代はおじいちゃん子だった私は、祖父から戦地での劣悪な環境、戦後の厳しい生活についての話をよく聞かされました。

そんな祖父が私に良く話していたのが「装いとは『おもてなし』なんだよ」という話です。対面する相手が心地よく、清々しい気持ちになれるよう、着るものにも全力で気を遣うこと。茶の湯の精神にも通じるこの考え方こそが、日本における「お洒落」の根底の考え方だと。

「日本人のホスピタリティは世界の中で群を抜いている」。これは多くの海外に行かれた方が感じることではないでしょうか。にも関わらず、ことスーツに関してのみ、日本人の「おもてなし」の精神は貧弱なものとなってしまっています。商談で対面する相手、ミーティングのテーブルを共にする仲間達、自分のプレゼンテーションを聞くべく参集した多くのビジネスパーソンに対し、心地よく清々しい気持ちになっていただこうと、着用するスーツに気を配っている日本人がどれだけいるでしょうか。

20代、30代女性に弊社が実施したアンケートでは、「スーツが原因で第一印象を悪くしてしまっているビジネスマンを見たことがありますか?」との質問に、90%以上の女性が「ある」と答えています。その原因についての質問で、回答の圧倒的1位に輝いたのが、「体に合わないサイズのスーツを着ている」でした。「古いくたびれたスーツを着ている」を上回ってです。「デザインが流行遅れ」「色やデザインが似合っていない」等は原因の上位に入るような数を集めませんでした。

この問題に、弊社は明確なソリューションをご提供できると考えています。着る人も、見る人も心地よくなる様な、体にフィットしたスーツを今後とも、身近な価格にてご提供し続けていく覚悟です。日本人の「おもてなし」の精神が、スーツの着こなしを通じても発揮され、それが世界における日本人ビジネスマンの印象を変える日が来ることを信じ、今後とも努力してまいります。今後とも、工場直販オーダースーツSADAをよろしくお願いいたします。

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