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光沢のあるスーツの魅力とは?素材による違いやスーツの選び方を解説

T・T様/男性

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2022年6月1日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(688日)

静岡パルコ5階 「オーダースーツSADA」です。

本日は、当店にてスーツをお仕立て頂きました、T・T様をご紹介いたします。

★お客様コレクション★

写真を撮らせて頂いたスーツは、明るめのネイビー・ブルーのストライプ柄で、滑らかで光沢があり、ストレッチ性も兼ね備えた素材です。

サイズ感も、ややがっしりした体格のT・T様にほどよくフィットして、とてもお似合いでした。

 

同時に、グレー・チェック柄の、ベスト付きスーツもお作り頂き、

裏地やボタン等にも一工夫されたので、「オーダースーツ」の着心地を

楽しんで頂ける事と思います。

T・T様 写真撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

またのご来店を、スタッフ一同 心よりお待ちしております。

さて、今回お客様には非常に光沢のあるスーツをお仕立てさせていただきました。

スーツの光沢は高級感を与え、スーツの印象を大きく左右させるポイントです。

今回はそんなスーツの「光沢」について詳しく解説していきます。

ぜひ、ポイントを押さえて光沢のあるスーツを着こなしてくださいね!

光沢のあるスーツの魅力

光沢のあるスーツの魅力は「高級感をアピールできる」というただ一点のみです。

時計にしろ靴にしろブランドバッグにしろ、高級なものにはみな「光沢」があります。

光沢のあるものを身に着けるのは、それだけの「自己アピール」を可能にするわけですね。

スーツももちろん例外ではなく、光沢感があるほど見る人に高級感を与えます。

ビジネスにおいては「服装に気を使っている」「金持ちだから知識がある」など、プラスの印象を与えてくれることも。

スーツにおいて光沢を出すのは、実は高級時計を買うよりもよほど簡単なことです。

光沢のあるスーツで周りと差をつけていきましょう!

生地の素材によって変わる光沢

スーツは、使われている生地の素材によって光沢の度合いが変わります。

一概に生地の素材といっても、主に以下の3つの要素が関係するでしょう。

・生地の原料

・原産国

・糸の細さ

それぞれのポイントについて解説していきます。

生地の原料:ウールとシルク

スーツによく使われる生地の原料は以下の2つです。

・ウール

・ウールとシルクの混紡

それぞれの特徴を見ていきましょう。

ウール

ウールは羊の毛で、自然な雰囲気の光沢感を感じられる動物性の原料です。

ビジネス用のメンズスーツのほとんどは、ウールをベースにした生地素材で作られています。

なかにはコストや耐久性の面から、ポリエステルなどの化学繊維と混紡されたものもありますが、光沢感が落ちたチープなイメージになってしまうのが特徴です。

とはいえもともと光沢はそこまで強くなく、派手な印象は与えないのがポイントでしょう。

ウールとシルクの混紡

ウールにシルクを混ぜると一気にツヤが出ます。

シルクは「蚕」の糸を使った、独特の光沢のある動物性の原料です。

特殊な「フィブロイン」というたんぱく質を含んでおり、プリズム状の断面を生み出しています。

プリズムのように光を当てると乱反射を起こすため、非常に強い光沢が出るのです。

ただし、シルクはそのままでは光沢が強すぎるので一般的にウールと混紡されます。

シルクの混紡率によって、光沢の付き方が変わるので注意しましょう。

原産国:国民性や気候の影響を受ける

スーツの生地の素材は、原産国や原産地の影響を受けます。

スーツの生地素材の原産国は主に以下の2か国です。

・イギリス

・イタリア

それぞれの原産国の素材の特徴を見てみましょう。

イギリス:ハリやコシのあるかっちりした素材

イギリスの素材はハリやコシの強い、どちらかというと光沢の弱い素材です。

イギリス人にとってスーツは、紳士的にふるまい、回りに溶け込むための「制服」としての役割を果たしています。

イギリス人は、目立つようなデザインを施すような国民性ではないのです。

さらに、イギリスは年中曇りの多い湿潤気候です。

スーツにはこの気候に耐えうる、耐久性の高い素材をチョイスしなければいけません。

必然的に光沢のような「見た目の鮮やかさ」よりも、機能や強度を重視した生地素材を使うことになるのです。

光沢感がないわけではないですが、後述するイタリアの素材よりは明らかに劣るでしょう。

イタリア:ツヤのあるなめらかな素材

イタリアの素材は、非常になめらかで光沢感の強い素材です。

イタリア人は楽天的な国民性で、ビジネスで着るスーツも個性的にこだわり、自己アピールのひとつとして着用しています。

そのため、スーツの光沢による高級感はイタリア人にとって重要なポイントでしょう。

また、イタリアの気候は年中晴れが多く乾燥気候です。

乾燥している環境では、スーツの耐久性にはそこまで気を遣う必要がありません。

イタリアでは、より見た目を重視したスーツを作って着られるのです。

これらのことから、イタリアの素材はより光沢感の強いものを採用しています。

糸の細さ:細いほどツヤが出る

素材に使われている糸が細いほどツヤが出て、光沢感が増します。

より光沢のあるスーツが着たいなら「細番手」の糸を使ったスーツを仕立てましょう。

同じシルクでも糸が細番手であればあるほど、よりなめらかでツヤのある表面になります。

オーダースーツの際は、生地選びの際に番手も確認できるので、光沢にこだわる方はチェックしてみてくださいね。

光沢のあるスーツの注意点

光沢があるスーツを着る際には、以下2つのポイントに注意しましょう。

・カジュアルに見えてしまう

・シワが付きやすい

それぞれのポイントについて解説していきます。

カジュアルに見えてしまう:ビジネスシーンでの着用は注意

光沢があるスーツは「オシャレ」の側面が強く、どうしてもカジュアルな印象を持たれてしまいます。

そのため、ビジネスシーンやフォーマルなシーンでの着用には注意が必要です。

お客さん先への訪問や社内でのプレゼンの際、ミスをして謝罪をする際などには着用を控えましょう。

悪い印象を与えてしまい、仕事に影響を及ぼすかもしれません。

もちろん、フォーマルな冠婚葬祭でも着用NGです。

カジュアルな着こなしが不適切なシーンでは着用を避けてくださいね。

シワが付きやすい:お手入れが重要

光沢のあるスーツに使われるシルクはシワが付きやすい素材です。

一般にシルクの混紡率が高いほどシワが付きやすくなるので注意しましょう。

シワの箇所に毎日霧吹きをかけて軽く伸ばしたり、一度着たら2,3日は休ませたりするなどの対策が必要です。

シワが定着して生地が劣化しないよう、お手入れにはより気を遣ってくださいね。

光沢のあるスーツの選び方

光沢のあるスーツは、「着用シーン」と「シルクの混紡率」から選びましょう。

着用シーン別におすすめのシルクの混紡率を紹介していきます。

フォーマルなシーン:シルクは混紡なし!

フォーマルなシーンではシルクを混紡しない、光沢のないスーツを選んだ方が無難です。

冠婚葬祭では、カジュアルに見えてしまう光沢は好まれません。

喪服の代用として着るブラックスーツなどは、光沢があると浮いてしまうので特に注意しましょう。

ビジネスシーン:20%前後がおすすめ!

ビジネスシーンではシルク20%前後の、ほどよい光沢感があるスーツがおすすめです。

シルクの混紡率25%を超えたあたりから、ビジネスにそぐわない光沢感だと感じる人が多いので注意しましょう。

もちろん、もう少し低い混紡率のスーツや、ウール100%のスーツでもOKです。

営業マンなど常にお客さんと接する方は光沢は控えめの方が良いかもしれませんね。

イベント・パーティーシーン:40%以上で派手に!

パーティーやイベントでは、派手に決められるシルク40%以上の混紡率のスーツがおすすめです。

よほどのオフィスカジュアルでない限り、このぐらいの混紡率のスーツを着る機会は他にないでしょう。

せっかくのパーティー、スーツも光らせて盛り上げてみてはいかがでしょうか!

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは、初回お試し19,800円(税込21,780円:2022年10月現在)からスーツのお仕立てができるオーダースーツブランドです。

これまでに累計5,000,000点以上のスーツを仕立てている実績があります。

豊富な生地素材のラインナップから、自由なデザインのスーツをお仕立てできますよ。

光沢を前面に押し出した、ド派手なパーティー向けの高級感あふれるスーツもお仕立て可能です!

ぜひ、あなたの理想のスーツを経験豊富なスタイリストにご相談ください!

ぜひオーダースーツSADAへ、ご来店予約をお待ちしております。

2ボタン シングルスーツ

生地素材
  • 明るめのネイビー・ブルーのストライプ柄
  • 滑らか
  • 光沢
  • ストレッチ性
裏地
  • ダークブルー
ボタン
オプションその他
担当スタイリスト