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スーツスタイルにおけるスラックスの選び方と重要性について解説

S.K様

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年7月3日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(662日)

スーツを購入する際、スラックスもセットで購入する方が大半でしょう。ジャケットは自分に合うものを選べたのに、スラックス選びがうまくいかなかったという方もいるようです。スラックスの裾の種類や長さ、スラックス選びの重要性をおさらいし、理想のスーツ選びを行うコツをお伝えします。

オーダースーツSADA

神戸三宮店

みなさん、こんにちは。神戸三宮店・藤です。

本日はお客様の素敵なジャケット姿をご紹介したいと思います。

2度目のご登場のS.K様。

今回はジャケットとスラックスのセットアップでオーダーお仕立て頂きました。

春夏生地のネイビーのシンプルなジャケット。

肉厚な生地を使用しておりますので、年中通して着用して頂くのも可能です。

当店でお買い上げ頂いたネクタイでバシッと…。

この度は撮影に快くご協力いただきありがとうございます。

また、お知り合いの方をご紹介頂きましてありがとうございます。

またのご来店お待ちしております。

スーツはスラックスにもこだわりたい

スーツの顔はジャケットではありますが、周囲に与える印象に着目すると履いているスラックスも重要です。呼び名として「スラックス」「パンツ」「ズボン」などいくつかありますが、スラックスはスーツのジャケットに組み合わせる以外にもフォーマルシーンで履くもの全般を指しています。

体に合ったスラックスはスマートでシルエットが美しく見えるのに対し、大きいサイズではダボダボのだらしのない印象を与えます。自分の体型やサイズに合った最適なスラックスを選べば誰に対しても好印象を得られ、着心地もよく機能性も高めてくれる効果が期待できます。スーツ選びの際はジャケットやシャツだけでなく、スラックスにもこだわって選んでいきましょう。

スラックスのタックとは

スラックスの「タック」とは、スラックスのウエストの下にある縦の折り込みのことを言います。左右に1本あるいは2本折り込みがあり、機能面とデザイン面を向上させます。なお、現在主流のタックは下記のとおりです。

・ノータック

「ノータック」は、名前の通りタックがないタイプです。タックがあるスラックスはその折り込みが伸縮するのでヒップやウエストまわりに余裕を作りやすいのが特徴です。一方、ノータックはタックがないため動きにくさを感じることがあります。ノータックのタイプは細身の方が着用すると、よりシャープでスタイリッシュなフォルムが際立つデザインといえます。

・ワンタック

「ワンタック」は、スラックスの左右に1本ずつタックが入った体イプです。ワンタックでは腰まわりやヒップまわりにゆとりができるため、多少体を動かす仕事でもスムーズに動けます。ワンタックは上品な印象を与えるデザイン性を備えており、現在主流とされています。1本のタックは多少の体型変化にも対応してくれるため、食後に苦しさを感じにくく、多少の体重の増減があっても気にならずに使えるのも特徴です。

・ツータック

ワンタックでは1本ずつであったタックの本数が2本ずつになったタイプが「ツータック」です。ワンタックよりもさらにゆとりができ、動きやすさに優れているので筋肉質や大柄な方でも使いやすいスラックスです。注意点を挙げるなら、体型が合っていないものを履くと老けた印象を与えてしまうので注意しましょう。全体のバランスを見たときのバランスを、自分でも鏡で確かめてみるのがおすすめです。

スラックスの裾の種類

スラックスの裾上げをする際、仕上げに「シングル」「ダブル」という言葉が出てきて迷う方もいるのではないでしょうか。両者の違いを改めて整理してみました。

・「シングル」

シングルとは裾を折り返さないものを指します。裾部分に折り返しがない分、シングルは見ためもすっきり、フォーマルな印象を与えてくれます。ビジネスシーンはもちろん、フォーマルでも幅広く使えるのが特徴です。

・「ダブル」

ダブルは裾の折り返しがあるものを指します。ダブルは比較的カジュアルな仕上がりのため、従来はビジネスシーンに適していないとされました。しかし、近年ではスーツの着こなしも多様化している風潮もあり、ビジネスであってもダブル仕上げのスラックスを履いている方も見られます。

スラックスの裾の長さ

スラックスの裾の長さは、全体の印象を大きく変えてしまうほど重要です。わずかな長さの違いで印象が変わる部分なので、ベストバランスの長さをおさえておきましょう。基本となるのは、スラックスを腰骨で履いた状態で、選ぶクッションによってベストな長さは異なります。サイズを測る際は静止し、売り場の店員さんにバランスを見極めてもらうのが安心です。

・ワンクッション

裾がシューズの甲部分に乗り、生地が膨らむ長さです。太めのスラックスと相性がよく、ワンクッションはビジネスやフォーマルにも対応できる自然な長さです。

・ハーフクッション

現在の主流であり、裾がシューズの甲よりも少し上までの長さでワンクッションよりも少し短いタイプです。細身のスラックスと相性がよく、ハーフクッションでもビジネスやフォーマルで問題なく使用できます。

・ノークッション

裾がシューズの甲より高い位置に来て、裾が膨らまないためノークッションと言われます。裾幅が細い18cm以下のスラックスと相性がよく、履いている靴下が見えるためカジュアルな印象が出て、たるみのない裾が爽やかな印象を与えます。

スラックスのシルエット

スラックスはシルエット(形状)によっても印象が大きく異なります。シルエットの種類は細かく分類されていますが、ここでは代表的な「ストレート」「スリム」「ワイド」の3つに注目してみました。

・ストレート

足の幅が変化しないまっすぐなデザイン。シンプルな仕上がりのため流行に左右されず、長く愛用でき、ビジネスシーンはもちろんシーンを選ばず使えるタイプです。

・スリム

ストレートよりも幅が細く、足にフィットするようなシルエット。スッキリとしたデザインでスタイリッシュな印象です。履き心地を重視したいならストレッチタイプがおすすめ。

・ワイド

足の幅全体がゆったりとした太目のデザイン。リラックス感があり履き心地にもゆとりがある。カジュアルな印象が強いが、オフィスカジュアルの進んだ昨今ではトレンドになっている。

スラックスの選び方

今回のまとめとして、メンズスーツのスラックス選びのポイントをまとめてみました。スーツスタイルでは全体で見たときのバランスや一体感が重視されます。体型やサイズだけでなく、生地の質感も考慮しましょう。

・ウエストまわりのサイズを把握する

太ってしまった場合を想定し、本来のサイズよりも大きめのスラックスを買うことは避けましょう。大きめのスラックスはヒップのあたりがダボついてしまい、後ろからの見た目はよくありません。正しいサイズの目安として、スラックスを履いた状態で手のひらが隙間に1枚収まる程度とされます。また、しゃがむなどの動作も試し、違和感を感じないかも確かめることをおすすめします。

・太ももの後ろでゆとり確認する

スラックスを履き、太ももの後ろあたりをつまんだ時に4cm程度のゆとりがあるのが目安とされています。ゆとりがないと太ももが窮屈に張って見えてしまったり、ゆとりがありすぎてもダボついて見えます。

・裾幅を確認する

スラックスはセンタープレスという真ん中の折り目があるため、裾幅の主流は約19cm(体型により若干変動)です。スラックスの場合、普段着のカジュアルパンツと同じ感覚で決めてしまうと窮屈になるので注意しましょう。

・裾の長さを確認する

裾の長さには「ワンクッション」「ハーフクッション」「ノークッション」のどれを選ぶかで目安の長さが異なります。ワンクッションなら裾が靴の甲部に当たり、折り目が一つできる程度です。ハーフクッションなら、裾の前のあたりが靴に当たり、たわみが少しできる位です。ノークッションならば、裾が靴の甲部に当たらない位となります。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは

自分に似合うスーツやスラックスが欲しいと思っても、既製品では思った通りの商品に出会えないこともあります。購入先を考える場合は「コストパフォーマンス」と「品質」が優れているかが重要です。「オーダースーツSADA」は、全国各地に実店舗を構えている老舗のオーダースーツ専門店です。オーダースーツ業界でもコストパフォーマンスと品質、接客における満足度に定評があり、多くの著名人からも支持されてきました。自社内で生地の仕入れから製造から販売までを行っており、高品質なオーダースーツをリーズナブルな価格で提供しています。

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