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スーツの生地ブランドにこだわりたい!オーダースーツSADAで究極の一着を作るために知っておきたいポイントを紹介します!

T.T様

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2022年7月16日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(621日)

 

こだわっているポイント

T.T様、この度はオーダースーツSADA富山店をご利用頂き誠にありがとうございます。

今回お仕立て致しました礼服生地は愛知県尾州のメーカー「長大毛織」のオールシーズン生地を使用しております。漆黒の深さと滑らかで艶のあるウール100%の生地が良い味を出しています。シルエットは礼服なので攻めすぎず、緩すぎずの絶妙なサイズ感で仕上げました。もはや一生物といえます。上品な佇まいがとてもお似合いでした。

オーダースーツの具体的な紹介のため、実際にオーダースーツを作っていただいたT.T様に撮影協力をしていただきました。ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。

意外と知らない日本の生地の特徴

スーツは海外から伝わってきたものですが、日本特有の生地と合わせることで、日本人の体型に合うジャケットを作ることができます。日本の生地にはどんな特徴があるのか紹介します。

着物を仕立てる技術を応用

日本の生地の歴史を語るうえで、昔から着ている着物は欠かせない存在です。海外では身体のシルエットを綺麗に見せるために、ドレスの下にコルセットなどを身に付けていました。しかし、日本では布自体の美しさを重んじたため、より美しく、洗練された生地を作るために、惜しみない努力を重ねていました。結果、高度な織物技術や染色技術の発展につながったといわれています。日本の生地は、着物を仕立てる技術を生かし、肌触りがよく着脱がしやすい生地、着心地がいい生地など繊細な作りとなっているのが特徴の一つといえます。

デザインが豊富

日本には日本特有の四季が存在し、風情を楽しむ文化があります。四季に合わせた色合いや自然を取り入れたデザインなど、日本の生地はデザインが豊富なことも特徴的です。豊富なデザインや複雑なデザインは、海外ではあまり見かけないため、日本の文化ともいえます。

日本の生地メーカーにはどんな会社があるの?

海外の生地メーカーが有名ですが、国内にもスーツの生地ブランドが存在します。国産の生地ブランドの特徴や歴史を紹介します。

御幸毛織(みゆけけおり)

日本を代表する御幸毛織の創業は1905年。自社完全一貫生産を貫き、オーストラリアに牧場をもっています。世界で最も細い羊毛を開発し、さらに高品質な超高級服地を完成させ、世界的にも高い評価を得ている老舗ブランドです。

日本毛織(ニッケ)

高級な日本製ウール生地を作る日本毛織の創業は1896年。尾州を代表するニッケは、創業当時より制服(軍服)などの製造を得意とし、今では子供服などのアパレル製品なども扱っています。上品な光沢と独特のツヤ感が特徴的です。

長大(ちょうだい)

漆黒のブラックで有名な長大の創業は1946年。自社内に染色工場を持ち、独自の技術で染色をしてきました。中でもスーパーブラックは漆黒のブラックとよばれ、世界でも礼服地の最高級品と評価されています。

日本の生地生産を担う尾州地域

生地生産をしている地域は日本全国にあり、その地域ごとに特色があります。代表的な生地産地に尾州地域があげられます。豊かな自然と木曽川の豊かな水、伝統ある技術で、世界からも評価される有数の毛織物産地として栄えてきました。尾州の強みは、毛織物の生産工程にあります。複数の色糸を一本にまとめる撚糸や糸を染める染色、デザインおこし、生地へと織り上げ製織と、完成するまでのいくつかの工程を、分業・協業していることです。専門性の高い職人や機械を用いることで、上質な「尾州織」を作り上げています。ちなみに、国内生産量の約8割の毛織物はこの尾州で生産されています。

欧州ブランドを凌駕する長大の黒

先ほども紹介したように、尾州地域では生地が完成するまでの工程を、分業・協業しているケースが多いです。しかし、長大は自社内に工場を持っているため、独自の技術で生地生産を行ってきました。他にはない着心地や、複雑なデザイン、独自の生地は世界で高く評価されており、特に繊度が細かく「SUPER 100’sウール」を贅沢に使用したフォーマルブラックスーツは、60年以上もファンに愛されている高品質を追求したシリーズです。”究極の黒”を追求した濃色加工と手間を惜しまずに職人が丁寧に作ることにより、美しくより深い黒が実現しています。

※生地の在庫に関しては、必ず各店舗に問い合わせいただきますようよろしくお願いいたします。

スーツ生地を選ぶ時のポイントは「光沢」「柔らかさ」「ストレッチ」

オーダースーツをつくるときに、覚えておきたいポイントがいくつかあります。どんな素材や生地、組み合わせにするか迷ってしまう方には、ここで紹介する3つのポイントをおさえ、自分好みのスーツを作っていただきたいと思います。

光沢

スーツ生地を選ぶ際、品があり高級感を演出できる光沢には、ぜひこだわりましょう。光の当たり具合でどんな光沢が出るのか、角度を変えながら、実際に自分の手で触り確認します。また、生地と肌の色の相性も重要です。店員さんに手伝ってもらい、鏡越しに生地をあて印象をチェックするのがオススメです。スーツが主張しすぎないように、バランスを調整して自分好みの光沢を見つけましょう。

柔らかさ

スーツの生地で確認したいポイントがシワのつきにくさです。柔らかい生地は復元力に優れており、肌触りがよく着心地も抜群です。また、着用していない時のお手入れも、生地に柔らかさがあればハンガーにかけて休ませるだけで改善されるので、手軽でオススメです。見た目だけでなく、機能性も追求しましょう。

ストレッチ性

ビジネスシーンや冠婚葬祭で着るスーツであれば、動きやすさも忘れないようにしましょう。スーツ生地は、素材はもちろんのこと織り方によって伸縮が変わり、好みが分かれます。ストレッチ性のある素材を求めたい方はウールなどを選びましょう。また、綾織の方がストレッチ性があるといわれています。オーダースーツを仕立てる際、ストレッチ性を考慮しておかないと自分の身体にフィットしていないサイズ感になってしまいます。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」では、今回紹介した”国産ブランド生地”をはじめ、自分の求めるスーツスタイルのイメージをお話頂ければ、様々な提案を行い、お気に入りの一着を作るお手伝いを致します。柄やカラーだけでなく機能性の高い生地も用意しており、自分好みのオーダースーツを仕立てることができます。また、オーダースーツのため、コーディネートの相談やコンプレックスのカバーの方法など、どんなお悩みも解決致します。スーツを長く大切に着たい方は、ぜひ「オーダースーツSADA」を利用してみてはいかがでしょうか。

シングル2釦フォーマルスーツ

生地素材
  • 生地番号 8-2171
  • ウール100%
裏地
ボタン
オプションその他
担当スタイリスト