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ウール100%スーツについて徹底解説!特徴やお手入れ方法を紹介します!

A.T様

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2022年7月24日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(635日)

 

 

 (担当者から)

A.T様、この度はオーダースーツSADA富山店をご利用頂き誠にありがとうございます。

 

ピアノの演奏用にお仕立頂いた今回のスーツは舞台の照明にも映えるウール100%の艶のある濃紺ストライプ。

サイズ感はタイトめにお作りですが、ストレッチが効いているので見た目より動かしやすい設計となっております。

 

ご試着頂いた時のフィット具合も抜群で上品なスーツスタイルがA.T様に最高にお似合いでした。

このオーダースーツを着て素敵な曲を奏でて下さい。

A.T様、お忙しい中撮影のご協力ありがとうございます。

 

 

 

こだわっているポイント

※A.N様、AT様どちらかに同一した方がいいかと思います。担当者の方へ確認をよろしくお願いいたします。

今回ピアノの演奏用にとご来店いただきました。お仕立てした今回のスーツは、舞台の照明にも映えるウール100%の艶のある生地が選ばれています。また、濃紺ストライプでスタイリッシュでスマートな印象を与えています。今回、サイズ感はタイトめにお作りしておりますが、ストレッチが効いているので見た目より動かしやすい設計となっているのがポイントです。ご試着頂いた時のフィット具合も抜群で上品なスーツスタイルがA.T様に最高にお似合いでした。このオーダースーツを着て素敵な曲を奏でて下さい。

オーダースーツの具体的な紹介のため、実際にオーダースーツを作っていただいたお客様に撮影協力をしていただきました。ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。

スーツ素材の代表格「ウール」とはどんな素材か

洋服によく使われている”ウール”ですが、どんな素材でどんな特徴があるのかご存じでしょうか。今回はメリット、デメリットなど含めながら、紹介します。

ウールとは

ウールとは、一般的に羊の毛を原料として作られる繊維のことをいいます。天然素材の一つとして有名ですが、植物繊維のリネンやコットンとは異なり、”動物繊維”ということを知っておくといいでしょう。世界的に羊の種類は数千種類いるとされていますが、どの羊の毛を使用していても、素材が羊の毛の場合には”ウール素材”として表記されます。ちなみに、よく洋服に用いられている羊毛は、メリノ種という種類です。

ウールのメリット

ウールと聞くと、冬に重宝される羊毛を使った暖かい素材という印象を持つ方が多いです。たしかに冬は暖かく保温してくれますが、実は夏は涼しく吸湿性に優れるという特徴があります。空気中の湿気を吸収してくれるので、夏は涼しく快適に感じるのは魅力的です。それだけではなく、柔らかく弾性が高いため、型くずれしにくくシワになりにくい素材といえます。洋服をはじめ、シワになりにくい点は、スーツの生地に使用するのに適していますね。

ウールにもいろんな種類がある

ウールは動物繊維ということを紹介しましたが、実はウールは羊毛だけでなく、いろんな種類があります。有名どころを5つピックアップしましたので、違いをチェックしてみましょう。

メリノウール

触り心地が柔らかく、高品質のメリノ種の羊からとれるウールです。繊維がとても細かく、生産量が多いため、一番身近で洋服に用いられやすい素材といえます。この品種は17世紀のスペインで重宝され、国王の命令により国外への持ち出しを禁止されるなど、羊毛の中で最も高級な一品とされています。

タスマニアウール

オーストラリアにあるタスマニア島でとれるウールです。タスマニアウールの特徴は、細さと産毛量が少なく希少性が高い点です。メリノウールに比べきめ細かい繊維のため、肌触りがよく、保温性にも優れている素材です。

カシミヤ

カシミヤとは、羊ではなくカシミヤヤギからとれる動物繊維のウールです。カシミヤヤギのうぶ毛を使用しており、自然の寒暖差に適合するために生えた珍しい素材なので、生地にした時の機能性は高いです。保温はもちろんのこと、保湿性にも優れており、軽くて柔らかい肌触りは上品さを感じます。使用しているうちに、ふっくらとした厚みが出るのも特徴的です。

アンゴラ

アンゴラとは、アンゴラウサギからとれる動物繊維のウールです。原産国はトルコで、最も質の高いアンゴラはアンゴラウサギの背中などからとれます。絹のような柔らかくホッとする手触りで、毛の中心が空洞になっているのが特徴的です。ウールやナイロンなどと混ぜて編まれることが多く、コートやセーターなど防寒着用素材として用いられています。

アルパカ

アルパカとは、アルパカからとれる動物繊維のウールです。アルパカには二つの種類があり、ワカイヤとスーリはそれぞれ毛の特性も異なります。ワカイヤはアルパカの8~9割から取ることができ、弾力があり固めでくせっ毛なのが特徴的です。スーリは真っ直ぐなウールで、ワカイヤより柔らかさや光沢もあるのが特徴です。

ウール生地の織り方と2種類の糸とは?

スーツの生地としてよく使用されるウール(羊)ですが、毛の紡ぎ(つむぎ)方によって主に「梳毛糸(そもうし)」と「紡毛糸(ぼうもうし)」の2種類の糸に分けられます。また、ウール生地の織り方は、大きく「平織(ひらおり)」と「綾織(あやおり)」の2種類に分ける事が出来ます。ここでは、特徴を簡単に紹介します。

梳毛糸とは

紡織機で紡がれており、繊維の流れに沿って水平に撚(よ)りを入れている糸です。スーツ生地の大半が梳毛糸で織られていますが、糸にはツヤがあり、細い羊毛で作られていますが、とても丈夫な糸です。

紡毛糸とは

手紡ぎで紡がれており、繊維の流れに対して垂直方向に撚りを入れている糸です。糸の太さと短さが特徴的で、繊維が四方八方に向いているためツヤはないです。中に空気が入るので、軽くて暖かい糸といえます。

平織とは

経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸が一回ずつ浮沈を繰り返す織り方を平織といいます。通気性が良く、丈夫ですが、ツヤがでにくいのも特徴です。夏物によく使用されています。

綾織とは

経糸が緯糸の2本分浮き沈みを繰り返す織り方を綾織といいます。斜めに線が浮き上がって見える織り方で、織り密度が高く耐久性があるのが特徴です。また、保温性に優れているので、冬物によく使用されています。

ウールのスーツの特徴とは

スーツの生地を選ぶ際、ウール100%という表示をよく見かけます。ウールのメリットでも紹介しましたが、ウールは手触りが柔らかく、シワになりにくいため、スーツに使用する生地として相性がいいといえます。また、ビジネスシーンでよく使用するメンズのジャケットには、ウールは最適です。見た目に上品さや艶がでる素材のため嬉しいポイントになります。伸縮性があるので動きやすく、耐久性もあるので長く愛用できる点も魅力といえるでしょう。

ウールの弱点は「洗うと縮む」こと

先ほど紹介しましたが、ウールのデメリットとして、一番に覚えておきたいことは、水洗いに弱く、洗濯の摩擦で生地へのダメージが大きい点です。羊毛を使っている繊維にありがちですが、ホームクリーニングが難しく、間違ったケアをしてしまうと繊維が擦れ、毛玉が出来やすくなってしまいます。毛玉が出来てしまうと生地本来の良さが失われてしまい、長く愛用することが難しくなってしまいます。水で縮んでしまったり、毛玉の発生を防ぎたい方は、ホームクリーニングではなく、ドライクリーニングをオススメします。

ウール生地のお手入れ方法

上質なウールを傷めずに長く愛用するために、適切なお手入れ方法を覚えておきましょう。まずは、スーツをハンガーにかけ、軽くたたき、ほこりや汚れを浮かび上がらせます。そのあとは上から下にかけて毛並みを整えるように意識し、ゆっくり丁寧にブラッシングを行いましょう。ケアは以上となりますが、摩擦による生地のダメージを抑えるために連日の着用は避けたほうが無難です。二日ほどハンガーにかけ休めると、ウール特有の復元力で自然に着た時のシワを取り除くことができます。水分で復元するのも効果的です。固く絞った濡れタオルで、強くこすらないように気を付けながら、シワを伸ばしましょう。最後は自然乾燥がオススメです。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」では、今回紹介したウール100%のスーツをはじめ、自分の求めるスーツスタイルや使いたいシーン、イメージをお話頂ければ、様々な提案を行い、お気に入りの一着を作るお手伝いを致します。柄やカラーだけでなく機能性の高い生地も用意しており、自分好みのオーダースーツを仕立てることができます。また、オーダースーツのため、コーディネートの相談やコンプレックスのカバーの方法など、どんなお悩みも解決致します。スーツを長く大切に着たい方は、ぜひ「オーダースーツSADA」を利用してみてはいかがでしょうか。

シングル2釦スーツ

生地素材
  • 生地番号 7-3547
  • ウール100%
裏地
ボタン
オプションその他
担当スタイリスト