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キュプラ

読み方
キュプラ

キュプラは銅アンモニアレーヨンの別名であり、銅シルクと呼ばれることもある。1897年にドイツの2人の化学者が熱電球のフィラメント用として発明したが、残念ながらフィラメントとして売れることはなかった。しかし、ドイツの会社が特許を取得し、フィラメントではなくシャツやブラウス、ワンピースなどの服地として使われるようになった。
キュプラはなめらかな肌触りや優れた染色性、静電気の発生しにくさといった魅力がある。その上、一般的なレーヨンと比べて耐久力や耐摩耗性などが優れており、土に埋めると短い期間で自然分解されるといった特徴もある。
なお、日本ではキュプラや銅シルクではなく、ベンベルグという名前で呼ばれることがあるため、そちらで知っている方もいるのではないだろうか。この背景には、旭化成株式会社が影響している。旭化成株式会社はベンベルグという商標名で生産しており、次々と各国が撤退していく中で常に生産し続けた結果、世界で唯一のベンベルグ製造メーカーとなった。そのことを考えると、キュプラは日本が誇るモノづくり技術の1つといえるものであり、これからさらに展開することが期待できるものだといえるのではないだろうか。