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【不要なスーツの処分方法】下取りがおすすめの理由とは?徹底解説!?

いらなくなったスーツ、みなさんはどう処分していますか?「もったいなくて捨てられない…」「どうしようもないから燃えるゴミに出している…」そんな方は、ぜひこのコラムを最後まで読んでみてください!スーツは社会人生活が長くなるほど、何着も購入することになる必須のアイテムですね。意外にスペースをとるので、着なくなったスーツをクローゼットにしまっておくのも…と思ってしまうのも当然です。そんなスーツ、実は「下取り」や「買取」といった方法で処分できます。下取りは、スーツと引き換えに次のスーツの購入額を下げたり、値引きのチケットをもらえたりするシステムです。当店「オーダースーツSADA」でも、値引きチケット制度を導入しています。買取は、その名の通り、購入したブランド店やリサイクルショップに現金と引き換えてもらったり、自分でフリマアプリに出店して、欲しい人に購入してもらう方法です。(※オーダースーツSADAでは買取は行っておりません。)これらの方法を使えば、無駄にすることなくスーツを処分できますよ。
今回は、実際に下取りサービスを行っている「オーダースーツSADA」の現役スタッフが、下取りサービスや買取の利用方法や流れ、それらが利用できなかった場合の処分方法などを解説します。

社会人であればスーツを複数着持っている人が多いのではないでしょうか?社会人生活が長くなれば長くなるほど、スーツの所持枚数が増えるのは必然的なことです。

そんなスーツですが、着なくなったスーツの処分はどうしていますか?

「新しくスーツを買いたいけど古いスーツがどんどんたまってしまう」
「古いスーツを処分したいけど、捨てるのはもったいない」

と思っている人もいると思います。

そこでおすすめしたいスーツの処分方法が「下取り」です。

「下取りという言葉はよく聞くけどスーツでも使えるの?」

と思う方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、この記事ではあまり聞き慣れないスーツの下取りについて説明していきたいと思います。それでは見ていきましょう。

SDGsの12番目「つくる責任つかう責任」について

不要なスーツを処分する際に、意識したいポイントとしてSDGs(エスディージーズ)があります。

SDGsという言葉を学校や仕事、ニュースなどで知ったという方もいるでしょう。

SDGsとは、2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で掲げられた世界共通の目標のことです。

この「2030アジェンダ」ではSDGsに関して17の目標が掲げられていますが、12番目に「つくる責任つかう責任」という目標があります。

人類は今、貧困や不平等、気候変動や環境問題などさまざまな問題に直面しています。この問題へ早急に取り組まなければ、人類はこの地球で安定して暮らし続けるのが困難になる恐れがあります。

そのため、2015年9月に世界150国以上のリーダーが一堂に会した「国連持続可能な開発サミット」が開催されました。

サミットにおいて世界中のさまざまな立場の人たちが議論し、課題の整理と解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な世界共通の目標を決めたのです。

この目標がSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)と呼ばれ、「17の目標」と「169のターゲット(具体的な目標)」から構成され、「誰ひとり取り残さない」という包摂的で多様性のある持続可能な社会の実現を目指しています。

SDGsの目標12は「つくる責任つかう責任」であり、考え方や対策を示した11のターゲットがあります。

現代はさまざまな技術の進歩やノウハウの蓄積により、生産性が高まり多くの物にあふれているのが現状です。

私たちの地球は資源が限られているため、このまま物を生産し続ければ、いつかは資源が枯渇してしまう恐れがあります。そのため、各企業などの「つくる側」と私たち消費者「つかう側」には以下のような取り組みが求められています。

つくる側

  • 資源や地球環境に配慮しながら、より少ない資源で高品質の物を生産する生産方法の確立
  • 生産過程において、廃棄物の発生やエネルギー消費の抑制

つかう側

  • 無駄なゴミを減らす
  • 一度使った物でも、繰り返して使う
  • 使用済みの物や不要な物を、再度資源に生まれ変わらせる取り組みへ協力する

着なくなったスーツ、どうしてる?

着なくなったスーツを、ゴミに出してしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし、スーツにはリサイクルが可能な素材であるウールが使用されています。そのためゴミとして廃棄してしまうのは、もったいない服だといえます。
できることからSDGsを進めるには、ゴミに出す前に、他の処分方法を検討することがポイントです。

スーツの買い替え年数の目安

ちなみに、スーツの買い替え時は何年くらいかというと、一般的なスーツの寿命は夏物で3年、冬物で4年といわれています。

オールシーズンスーツの寿命は短く、およそ2年から3年くらいが目安です。

シーズンオフがある一般的なスーツであれば定期的にクリーニングに出して手入れができます。しかし、オールシーズンスーツの場合はほとんど休ませる期間がないため、どうしても寿命が短くなってしまうのです。

スーツの処分方法とは?

いらなくなったスーツの処分方法は、以下の7つです。

1.下取りに出す

新しいスーツの購入を検討されている方は、下取りがおすすめです。スーツを下取りに出すことで、その店舗で新しいスーツを購入する際に利用できる、割引クーポン券の発行をしてくれるため、お得にスーツを購入できます。そのためスーツの購入を検討している方は、下取りがおすすめです。

2.買取してもらう

スーツをこれから着ることがなく、不要の方は買取がおすすめです。買取はその場で現金化できるため即効性があり、至急お金が必要な方の助けになるでしょう。

ブランドスーツを買取してもらう際は、購入した店舗やブランド買取専門業者に依頼しましょう。汚れが目立たないなど、質がよければ高額で買取してくれる可能性があります。

また、ブランドスーツでない場合や、汚れが目立つ場合は、中古スーツ専門買取業者に依頼しましょう。汚れが目立つスーツでも買取してくれる可能性があります。そのため、スーツを使う機会がなく、現金化したい方は買取をしてもらうのがおすすめです。

※オーダースーツSADAでは現在買取は行っておりません。

3.捨てる

買取や下取りの査定をしても金額が付かない場合は、捨てるのも一つの手です。

ただし、査定を行なっていない方は、まずはスーツ取扱店にご相談しましょう。「このスーツでは値段が付かないだろう」と思われるスーツでも、意外に値段がつくケースがあります。

もしスーツを捨てる場合は「燃えるゴミ」で捨てましょう。自治体にもよりますが、基本的にスーツは燃えるゴミに分類されます。

4.不用品回収業者に依頼する

遺品整理などで、スーツが大量にある場合は不用品回収業者に依頼するのも一つの手です。大量のスーツを一度に処分すると手間がかかりますが、不用品回収業者はご自宅まで来てくれるのみならず、処分のお手伝いをしてくれます。スーツを処分する手間が省けるだけでなく、時間の短縮にもなるでしょう。

また、中には買取を行なっている業者もあります。しかし、相場違いで査定されるケースもあるため、買取をしてもらう際は、スーツ取扱店が好ましいです。

5.ネットで売る

「メルカリ」や「ヤフーオークション」などネットで売る場合は、ご自身で金額を決められるため、納得のいく取引がしやすいです。

しかし、「買取」と違い、売れるまでに時間がかかり、代金を支払わない悪質なユーザーもいるため、必ずしも納得のいく取引ができるわけではありません。そのため、特別な理由がなければ、スーツ取扱店で買取をしてもらいましょう。

6.寄付する

「査定してもらって値段が付かなかったけど、捨てるのは持っていない」と思う方は、スーツを寄付するといいでしょう。古着寄付団体にスーツを寄付することで、日本委員会を通じてアフリカなどの、発展途上国の方にポリワクチンを届けられます。

その他、衣類を必要としている方にスーツが届けられるなど、寄付されたスーツの利用用途はさまざまです。いらなくなったスーツでも救える命があります。

7.知り合いにあげる

スーツを知り合いにあげるのも一つの手です。コロナの影響でスーツを着る機会が減ったとはいえ、まだまだ需要はあります。スーツを必要としている知り合いがいるのであれば、捨てるよりもあげたほうがいいでしょう。

ただし、スーツは見栄えが大切です。そのため、体のサイズに合わないスーツであれば、あげるのはおすすめしません。その場合は、下取りや買取、寄付に回した方がいいでしょう。

スーツの下取りと買取の仕組み

不要なスーツを処分するお得な方法には、「下取り」と「買取」の2パターンが存在します。下取りと買取のシステムは似ている様ですが、少しシステムが異なってきます。

「下取り」と「買取」は両方とも不要になったスーツを差し出すことで購入代金から割引してもらい、安く買える、または現金を得られるサービスです。これらのサービスを上手に活用することで、新しいスーツをお得に購入することができます。新しいスーツの購入に直接関わる下取りは特におすすめです。

不要なスーツを処分する方法として、下取りや買取がおすすめだと言われても、どこでスーツの下取りをしてくれるのかわからないという人もいると思います。

そこで下取りが可能なお店や買取が可能なお店にはどんなお店があるのかを紹介していきますので見ていきましょう。

また、下取りや買取の仕組みの違いについても説明していきますので自分に合った処分の方法を見つけてください。

下取り

下取りは「新品を購入する際に代金の一部を割り引く目的で、売り手が買い手から中古品を受け取ること」です。簡単に説明すると新しい商品を買いたいとき、古いものを持っていくと購入代金から割り引きされるというシステムです。

生活していると下取りという言葉を聞く機会も多く、よく耳にする例としては家電の下取りや車の下取りではないでしょうか。

ジャンルが違っても、下取りサービスを利用すると、お得に買い物をすることができるという点では共通しています。

家電下取りの場合は新品の家電商品を購入する際に、今まで使っていた古い家電を渡すことで新品家電の代金を値引いてもらうシステムです。

多くの家電量販店で実施されているサービスで、期間限定で下取り金額アップのキャンペーンをしているお店も存在します。基本的に車も同じで、今まで乗っていた車を下取りに出して、新車の購入代金を下げてもらうシステムとなっています。

この下取りシステムは多くの商品で耳にしますが、実はスーツでも行われているのはご存じでしょうか。そこまで耳にする機会が多くはないスーツの下取りですが、実際はどういったところで、どのように行われているのでしょうか。

⚫︎スーツ量販店

スーツを下取りに出す際に、最初に選択肢にあがるであろうお店がスーツ量販店です。スーツの量販店は町中いたるところに点在しているのでアクセスしやすいのが特徴です。

スーツ量販店では下取りの特徴として、割引率が高いことが特徴に挙げられます。新しいスーツを買う方にとって、割引率が高いことは店舗選びの大きな基準になるのではないでしょうか。現金などで返金してもらうわけではなく、買い物で自由に使えるクーポン券が発行されるサービスになっています。

また、他社製品でも下取ってもらえたり、スーツの関連アイテムであるネクタイやシャツ、ベルトなども下取りが可能なところも嬉しい点ではないでしょうか。

ただ、クーポンには使用期限が設定されている場合があるので、使用する場合は期限内に使用するよう注意が必要です。

⚫︎衣料品専門店

スーツの量販店や専門店ではなくても、衣料品専門店でも下取りサービスを利用することができます。比較的、店舗数も多く、下取りのめんどうな部分である、持ち込みをしやすいメリットがあります。

下取りサービスを利用した場合は、スーツ量販店と同じく、クーポンの受け取りになります。衣料品専門店のため、数々の種類の洋服が揃っており、スーツとは関係ない商品でもクーポン利用できるのが嬉しい点です。また、衣料品専門店ということもあり、スーツ以外の衣類も一緒に下取ってもらえるため、部屋の断捨離などをする際にスーツと一緒に、不要な衣類を持ち込める点も嬉しい点です。

しかし、気になる点も存在します。

衣料品専門店はスーツの下取りという名目ではなく、衣類の下取りという名目で下取りを行います。それによって、スーツ量販店の下取りと比べると割引率は下がってしまう傾向にある点では注意が必要です。

⚫︎スーツ専門店

最後にスーツ専門店ですが、スーツ専門店ということで販売しかしてなさそうと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、意外にもスーツ専門店でも下取りをしてもらうことが可能です。

特徴としてはスーツの専門店として下取りしているため、スーツ量販店や衣料品専門店と比べて、査定額が高くなる場合があります。その理由としてはスーツに詳しいスタッフが丁寧に査定をしてくれることが理由に挙げられます。

スーツ専門店での下取りはお得に下取りをしてもらえるので、下取りをする際の選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。

しかし、3年以上前のスーツの場合は下取りしてもらえない可能性があるので注意が必要です。

買取

下取りをしてもらった場合、買い物時にお得に使えるクーポンの発行がメインでした。しかし、買取はその名の通り、不要なスーツを買い取ってもらい、その対価として現金を受け取ることができます。

クーポンの場合は、下取ってもらったお店でしかクーポンを使うことができませんでしたが、買取の場合は現金をもらうことができるので、何に使っても自由です。下取りと買取は似ているようですが、この違いこそが下取りと買取の大きな違いです。

買取の代表的なお店と言えば、リサイクルショップなどが挙げられます。他のジャンルの買取店を例に挙げると、古本屋などが買取サービスの代表的な店舗なのではないでしょうか。

スーツの買取は、「リサイクルショップ」「フリマアプリ」「オークションサイト」が代表的です。

基本的なスーツの査定額は、ブランドにより大きく左右されます。ブランド物でも、シミや汚れがあるコンディションの悪い物は査定額が下がってしまうので注意しましょう。

事前にクリーニングに出しシミや汚れを可能な限り取ってから、買取に出すことで査定額アップが期待できます。

ただしノーブランドスーツは購入額を考えると、クリーニング費用で赤字になることもあるので注意してください。綺麗な状態を長く保つためにも、日頃からスーツブラッシングや消臭ケア、スチームアイロンなどをこころがけましょう。

⚫︎ブランド店

処分したいスーツがブランドものの場合、ゴミとして捨てるのはたいへんもったいないです。そこで、高く買い取ってもらえるブランド店はおすすめです。

また、ブランド物のスーツの場合はスーツ量販店やリサイクルショップでも買取をしてもらえる可能性は高いですが、査定額が低くなってしまう場合があります。

査定額の低下を避けるため、購入したブランド店に直接買取を依頼するほうがお得です。

⚫︎リサイクルショップ

スーツを処分する場合、少しでも現金に変えたいと思うことも多いのではないでしょうか。そういったときにおすすめなのが、リサイクルショップです。

リサイクルショップでは衣類も扱っているため、スーツの買取も可能です。ブランドもののスーツやノーブランドのスーツ、スーツの関連小物など幅広く対応して買い取ってもらうことができます。

また、出張買取などにも対応しているお店もあるので、お店に出向く手間が省けるのも嬉しいところです。ただし出張買取の場合は担当者の労力や時間が加味されるため、査定額は低めになる傾向があります。

しかし、リサイクルショップは下取りをした品物はお店で再度、販売することを前提にしているので、保管状態によっては大きく結果が変わってきます。下取りに出した場合と比べると、査定額が下がってしまうことがあるので、注意が必要になってきます。

⚫︎フリマアプリ

フリマアプリなどでスーツを必要としている人に販売する方法もあります。

フリマアプリの最大のメリットは販売価格を自分で決められる点ではないでしょうか。希望する金額に自ら設定して販売することが可能です。
単価を決定してフリマアプリで売れたときは、お店で買い取ってもらう場合と比べて、より高い金額で売れる可能性があります。

しかし、買ってもらうためには写真の撮り方や商品説明など、販売するためのちょっとしたコツが必要になるため、商品が売れずに残ってしまう可能性があります。取引相手とのやりとりや商品の扱いに注意が必要です。

⚫︎オークションサイト

ヤフオクなどのオークションサイトでも、スーツを売却できます。フリマアプリに比べ、オークションサイトでは年代物でもブランドスーツであれば、希少価値があるため思わぬ高値が付くこともあります。オークションサイトの場合もフリマアプリ同様、取引相手とのやりとりを伴うほか、商品の扱いに注意しましょう。

下取りは早めに

コロナの影響でリモートワークが増えたため、スーツを購入する人は減りました。以前であれば、スーツの下取りに精を出している店舗もありましたが、スーツ購入者が少なくなったことで、下取りを行う店舗も若干減っています。

今後コロナの影響でさらにリモートワークが増える可能性もあるでしょう。そうなると、スーツを購入する人はさらに減ります。同時に、下取りを行う店舗も減っていくでしょう。そのため、さまざまなスーツ取扱店が下取りを行っている”今”、がベストなタイミングといえます。

スーツの寄付による処分方法

環境にやさしい処分の仕方として寄付があります。不要になったからといって捨てるのではなく、スーツを必要としている誰かのために寄付をして、使ってもらうという環境にやさしい方法です。

世界にはスーツが欲しくても買えない人が大勢います。仕事着としてスーツの着用をすることはもちろんですが、普段着として着用されることもあるぐらい、海外でのスーツ人気は年々高まっています。

スーツと言えば男女用のスーツがありますが、海外では男性用スーツよりも女性用スーツのほうが集まりづらい傾向にあるため、女性が男性用スーツを着ていることも多くあります。

また、スーツを寄付することで、ワクチンに変えられ、発展途上国の子どもたちにワクチンが届けられる団体もあり、スーツの寄付は注目を集めています。

支援団体に寄付する

支援団体のホームページを確認し、寄付をする際の条件と方法をチェックしましょう。

支援団体によっては、スーツを送るダンボールを自分で用意し、宅配便で送るだけのケースもあります。

街のリサイクルボックスに

最近街中のファッションセンターなどで見掛けるリサイクルボックス。

穴が開いていたり、シミやよごれがあるスーツやお洋服も回収してくれるので、捨てるしか方法がないような状態のスーツでも出すことが可能な場合があります。

回収された衣類は、まだ着られるものは古着として世界各国で販売され、もう着られないような衣類は清掃用の布として加工されます。

スーツをゴミで出す処分方法

スーツを処分する際に、下取りに出すのはめんどくさいと思う人もいるのではないでしょうか。そこでスーツをゴミで処分しようと考える方もいると思います。

スーツをゴミとして出す場合、お住いの自治体の決まりに沿って処分しなくてはなりません。スーツ自体は「燃えるゴミ」として扱われることが多いですが、地域によっては「資源ゴミ」として処分しなくてはならない自治体もあるため注意が必要です。

燃えるゴミ

スーツを含め、衣類全般は燃えるゴミとして出すことが可能です。

東京23区を例に挙げてみると23区の衣類関係は「燃えるゴミ」で出す決まりになっています。このため、スーツも衣類品として扱われ、「燃えるゴミ」として出すことが可能です。あまりにも量が多い場合は別の方法が必要になってきます。

粗大ゴミのように追加料金の支払いがなくても捨てられるので、燃えるゴミとして比較的簡単に捨てることが可能です。

資源ゴミ

スーツを捨てる際にも、地域によっては燃えるゴミ以外にも多くの捨て方が存在します。地域によって捨て方も全く違う場合もあるので注意が必要です。

名古屋市や横浜市では、スーツを捨てる際には基本的に資源ゴミとして捨てなければなりません。資源ゴミは一般に再資源化が可能なゴミのことを指します。主に缶やペットボトル、瓶などが資源ゴミです。名古屋市ではスーツも再資源化が可能と捉えられているので資源ゴミとして分類されています。

スーツなどの衣類を資源ゴミとして扱う自治体の場合は、ペットボトルや瓶の様に指定された日にしか捨てることができず、専用のゴミ袋も必要になる可能性があります。

廃品回収

処分するスーツが一着、二着程度であれば「燃えるゴミ」として出すことも可能ですが、複数着にものぼる場合は不用品回収で回収してもらうのが適切です。

廃品回収の場合は、廃品回収業者、もしくは自治体に回収の依頼をするのが一般的で、料金が発生することに注意が必要です。

自治体が行っている廃品回収は廃品回収業者と比べると、低価格で行ってくれるのでたいへんおすすめです。さらにお得にしたい場合は、自治体が管理をするリサイクルセンターなどに持ち込むことで、費用を抑えることができます。

廃品回収業者の場合は、トラックの台数に応じて定額制の場合や荷物の重さによって価格が変わってくる場合もあり、回収業者によって価格の設定方法はさまざまです。

⚫︎遺品整理による廃品回収

廃品回収の中には、スーツを着なくなったために、不要と判断して廃品回収を依頼するというオーソドックスな理由があります。そんな中、廃品回収のジャンルの中でも少し変わった理由が存在しており、それが遺品整理による廃品回収です。

遺品整理のタイミングは突如訪れる場合がほとんどのため、故人の荷物をどう片づけたらいいのかわからないという方がほとんどではないでしょうか。そんなときにスーツの処分に困ることがあります。そして、スーツの枚数が多い場合の複数着にわたるスーツの処分は、より困ってしまいますね。そんな時は廃品回収がおすすめです。

処分枚数が多くても回収してもらえることがほとんどなので、遺品整理の場合は廃品回収が向いています。

下取りしてもらえないスーツもあるので注意

スーツを処分する場合、下取りというお得な方法があると説明しました。しかし、スーツを持ち込んだものの下取りしてもらえなかったという場合があります。そうなってしまうと手間もかけて持ち込んだのにもかかわらず、無駄足になってしまったり、下取りで引き取ってもらった後に、新しいスーツを買う予定がある方も予定がくるってしまいます。

それらを防ぐためにはスーツを状態よく保管しておく必要があります。あらかじめ、スーツの保管方法などに気を付けておけば、引き取ってもらえないという状況もなくなるでしょう。

では、どういったスーツが下取りの対象外になってしまうのか例に挙げて説明していきます。

臭い

一つ目は臭いです。

見た目がどれだけ新品のようにきれいでも、ペットなどの臭いがしみついていたり、たばこの臭いがしみついていたりすると、下取りを拒否される可能性が高いです。いやな臭いは衣類の奥まで入り込み、非常に取りづらい物になります。よって嫌な臭いがついたスーツは下取りの対象外になる可能性が非常に高いです。

しかし、店舗によって下取り条件は異なります。多少汚れていても下取りできる店舗。タバコなどのニオイが染み付いているスーツでも下取りできる店舗など、さまざまです。事前に条件を確認しましょう。

傷物

続いては状態です。

傷がひどかったり、破けていたりするものは下取りの対象外となってしまうので注意が必要です。長年の間、クローゼットにしまった状態で使用していないスーツは、虫食いの被害にあうことがあります。そういった虫食いにあったスーツや傷、破けがあるような状態のよくないスーツは、下取りの対象外になる可能性が高いです。

サイズ

日本人には合いそうにない大きいサイズなども、下取り不可になる可能性が高いです。目安としてはXXL以上のサイズが対象となります。それはXXL以上になってしまうと、スーツを下取った後の次の使用者がいない可能性があるからです。

スーツを下取った場合、その後に新たな使用者に譲る場合が多いです。そうなったときにあまりにも大きすぎる場合はサイズが合わず、需要がない可能性が出てきます。

将来、需要がない可能性がある場合は、下取り不可の可能性があるので注意が必要です。

ネーム

ネーム入りのスーツは、リサイクルショップなど、再販売を目的とする買取ショップでは、買取対象外になる可能性が高いといえます。

ハイブランドのスーツの場合は、ネーム入りでも買い取り対象になる場合があります。

再販売を目的としない、リサイクル原料としての買取や下取りを行っている店舗では、ネーム入りも、対象商品になっています。

心配な場合は、各店舗のホームページで対象となるスーツの条件などをチェックしてみましょう。

店舗によっては下取りに枚数制限がある

店舗によっては「下取りは3着まで」など、下取りに枚数制限が設けられています。大量のスーツを下取りに出そうと考えていた方も、いざ店舗に行くと断られてしまう可能性も。しかし、店舗によってバラつきがあるため、事前に下取り可能な枚数を確認するといいでしょう。

SDGsを実現するスーツの選び方

近年、アパレル業界が環境に与える問題が問題視されています。理由として、服の生産工程や生産・販売におけるロス、着用後の廃棄などが環境問題につながっているからです。この問題に対し、「つかう責任」として私たちはスーツの選び方でSDGsを進められます。ここでは、SDGsを実現するスーツの選び方を3点紹介します。

サスティナブルスーツを買う

サスティナブルスーツを買うことも、SDGsへの貢献につながります。

一例として、本来は廃棄されるはずだった服や生地、繊維クズやペットボトルが回収され、糸にリサイクルして新たな生地として生まれ変わるというサイクルを経て、サスティナブルスーツになる、というものが挙げられます。

ホームスパン生地のスーツを買う

ホームスパン生地とは、羊毛などの比較的短い毛や、再生毛などで作られた太い糸を使って手織りで仕上げられた生地のことです。ハンドメイドのような素朴な風合いでありながら、クラシカルで暖かみが特徴です。ホームスパン生地で仕立てられたスリーピーススーツは特に、秋から冬のシーズンに活躍してくれるでしょう。

オーダーメイドスーツを作る

オーダースーツを作ることも、SDGsを進める取り組みのひとつです。オーダースーツは受注生産のため、大量生産の必要がなく在庫の廃棄がありません。

また自分の体にぴったり合っているため、スーツに余計な負荷がなく、しっかりケアをすれば長く着用することが可能です。

さらに、生産工程において生地を無駄にしないことや、展示用ハンガーなどを減らせることもSDGsにつながるメリットといえるでしょう。

オーダースーツSADAで引き取りのサービス開始!

フルオーダーでのオーダースーツ作成に力を入れてきたオーダースーツSADAが、下取りのサービスをはじめました。もともとオーダースーツの販売だけでしたが、2021年3月13日からスーツの下取りを開始しています。

フルオーダーによるスーツの販売で、オーダースーツ業界での地位を確立してきたオーダースーツSADAが、なぜ今になって下取りサービスを始めたのでしょうか。

そのきっかけは、普段から店舗を利用する方からの強い要望によるものでした。オーダースーツSADAでオーダースーツを作る方が非常に多く、下取りシステムがないかという依頼によって誕生したサービスです。

それでは、オーダースーツSADAの下取りを詳しく見ていきましょう。

下取りの内容

下取り内容としては、下取りのスーツ1着につき、商品の購入時に使える1100円引きのクーポンがもらえるサービスです。

ゴミとして捨ててしまった場合はこのチャンスがないので、下取りは非常にお得です。お得なサービスによって、新しいスーツを購入する選択肢が増えるのも嬉しいですね。

また、使わなくなったスーツを誰かのために提供できるエコな側面もあってか、多くの人からの人気を集めています。

スラックス、ベスト単品、シャツ、ネクタイの下取りはできないので注意が必要です。

下取りのサービスの内容は2023年9月時点のものになっており、内容に一部変更が生じる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
詳しくはこちらからご確認ください。

下取りスーツのその後

下取りをしたスーツは、その後どうなっているのか気になる方も多いと思います。オーダースーツSADAでは下取りしたスーツは次の方に提供できるようにリユース、リサイクルを行っており、主にフェルト等の原材料として有効に活用されます。

また、スーツの状態が良いものに関しては、海外でのリユースや社会的な孤立状態に悩む若年層、さまざまな理由によってスーツを手にできない人へ、無償で提供しています。

新しいスーツをオーダーしませんか?

不要なスーツを下取りに出してお得なクーポンをもらったら、そのままオーダースーツSADAで新しいスーツの購入を検討してみてはいかがでしょうか?

株式会社オーダースーツSADAは昭和32年に創業されており歴史のある企業のため、安心できるお店です。

オーダースーツSADAでは自動設計、自動裁断システムを用いた自社工場を保有しており、ほとんどの工程を自社で行っているのが特徴です。生地の仕入れからスーツ作成まで自社で完結させることで、価格を抑えることができ、スーツ購入者に還元できるようになっています。

オーダースーツSADAのスーツはフルオーダーで作成できるため、体型に合ったスーツを作ることができます。また、フルオーダーにもかかわらず、既製のスーツと変わらない価格で作成が可能なため、非常にコストパフォーマンスに優れています。

オーダースーツを作る際に心配な点が、「作ってみたものの思うような仕上がりにならない」「サイズもデザインも満足できない」という事態になってしまうことではないでしょうか。オーダースーツを作成するときならではの悩みです。

そんな悩みも、オーダースーツSADAでは必要ありません。その理由は、満足できない場合は全額返金サービスを行っているからです。オーダースーツを作成するときの心配を、最小限まで取り除いているので安心して作成することができます。コストパフォーマンスがいい点や全額返金保証がある点で社会人はもちろん、スポーツ選手や著名人の方からも多くの支持を集めております。
ぜひ、お気軽にご予約ください。

スーツの下取りは量販店や衣料品の専門店、スーツの専門店で行えます。下取り金額はスーツ専門店が一番高くなりやすいので、お得に処分したい場合は専門店がおすすめです。逆に衣料品専門店は、あくまで「衣料品」として下取りをするので、下取り金額は安くなりがちなため注意しましょう。また、ニオイがひどいものや、XXL以上の特大サイズは下取りされない可能性があるので覚えておいてください。買取は購入したブランド店にお願いする方法や、リサイクルショップで買取してもらう方法、フリマアプリを使う方法があります。金額が高くなりやすいのはブランド店ですが、基本的にその店舗で購入した場合しか受け付けてもらえないので注意しましょう。リサイクルショップでも状態が悪い場合はそもそも買取してもらえないので、その場合は他のサービス利用を検討する必要があります。NPO法人など寄付を募っている団体もあるので、そうした団体に依頼するのも一つの手段です。ゴミで出す場合は自治体の区分に注意。燃えるゴミで出していい場合が多いですが、資源ごみとして出さなければいけない自治体もあります。適切な方法を使って、ぜひお得にスーツを処分してくださいね!

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