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社会人なら知っておきたい、裾上げの知識

スーツを買ったら、自分の体に合わせて裾上げするもの。もはやこれは「常識」で、既成スーツを買った時にはすぐに裾上げしてもらいますよね。ですがこの当たり前にやってもらっている裾上げには、仕上げ方に種類があるのは知っていますか?さらに「どのくらいの丈で仕上げるか」によっても、与える印象は意外にも大きく変わります。着用するシーンによっても、ある程度目安となる丈の長さも決まってきます。仕上げ方の種類や丈の長さによる印象を押さえておくだけで、スーツコーデの選択肢は大きく広がり、よりTPOにあった着こなしが可能になりますよ。また、リサイクルショップのようなお店で買って丈を合わせていないスーツや、親からのおさがりで貰ったスーツの丈合わせにも使えるので、覚えておいて損はないでしょう。最近では自分で裾上げができるアイテムも登場しているので、これを使った裾上げに挑戦してみるのも良いですね。今回は、累計600万点以上のスーツを仕立ててきた「オーダースーツSADA」のスタッフが、スーツの裾上げの種類や裾丈の長さによる違いを詳細に解説します。この記事を読んで、いつもと違った丈でスーツを上手に着こなしてくださいね!

裾上げとは

裾上げとはスカートやズボンなどの裾を切ったり折ったりして縫い直し、丈を短くすること。 皆さんは、試着せずに買ったお洋服や、親から譲り受けたスーツなどもう少し丈が短かったらちょうどいいのになと感じることありませんか? そこで知っておきたいのが「裾上げ」の知識。 丈感や名称を知っておくだけでも、店頭で「裾上げ」をしてもらう際にも伝えやすいです。

スーツの裾の長さ(クッション)

スーツの裾の長さ(クッション)はたるみ具合で分かれます。 ①ワンクッション スーツの裾が靴の甲に当たり、折り目が1つ出来る長さがワンクッションと言います。 清潔感があり歩いていても靴下が見えない長さ、これが標準の長さになります。 ビジネスからフォーマルまで幅広く使えるため、一般的なスーツはこの長さになる様に設計されています。 ②ハーフクッション 裾の前部分が靴に当たり、わずかに余裕ができる長さをハーフクッションを言います。 ワンクッションよりも足元がすっきりするためスタイリッシュな印象になるので多くの方に好まれています。 特に細身のスーツと相性がいいためよく用いられます。 ③ノークッション 裾が靴の甲に当たらない長さをノークッションと言います。 3つの中でも一番短く、カジュアルな雰囲気になります。 ビジネスでも取り入れられていますが、少しカジュアルな印象になるので、堅めのビジネスシーンやフォーマルには向きません。

シングルとダブル

裾上げをお店でお願いした時に「シングル・ダブル」というワードを聞いたことありませんか? 簡単に言えば、シングルとは裾に折り返しがないもののことで、ダブルとは折り返しがあるもののことを言います。 シングルは足元がすっきりとして、ややフォーマルな印象なので幅広いシーンで使えるのが特徴です。 反対に裾に折り返しがあるダブル仕上げは、シングル仕上げに比べてカジュアルな印象やスポーティーな印象になります。

裾上げテープって知ってる?

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裾上げテープとは、針や糸・ミシンをわざわざ用意しなくても簡単に調節できるテープを指します。 テープにも様々な種類があり、両面や片面、そして防水テープなどあります。 両面テープは初心者さんにもおすすめで、面からテープが見えないのが特徴です。 簡単に裾上げに持っていけないけど、直したい方や、毎回丈感を調節したい方にお勧めです。 裾上げテープにはカラーバリエーションもあるため、スーツのカラーにあったテープを使用する様にしましょう。

オーダースーツ

裾上げを行なってくれる店舗に持っていくのも、自分で裾上げに挑戦するのも良いですが、オーダースーツなら、裾上げまでもしっかりと行なってくれて楽チン! 失敗しないだけでなく、自分に合った丈感を提案してくれるため良い状態をキープできます。 スーツに関する困ったことが合ったときに相談できたり、メンテナンスを正しく行なってもらえるのは「オーダースーツ」の特権です。 https://www.ordersuit.info/

まとめ

知っておくと得する、裾上げの知識をご紹介しました。 裾の長さ(クッション)の違いやビジネスシーンで推奨される丈感などを知っておくだけで、今後スーツを選ぶ際に役立てられます。 是非皆さんも参考にしてみてくださいね。

スーツの裾の仕上げ方ひとつとっても、一般的な「シングル」と最近流行してきた「ダブル」の2種類があることをご理解いただけたかと思います。基本的にビジネスシーンに合わせるには、ごく一般的なシングルがおすすめです。ですが、最近では当たり前になりつつある「オフィスカジュアル」の場面では、ダブルを取り入れる方も増えてきています。ダブルもメジャーになりつつあるので、今後はトレンドに合わせた裾を選んでいく必要が出てくるでしょう。この記事を読めたあなたはラッキーです。「ダブル」がトレンドになっても、すぐに適応できますよ!あわせて、裾の長さもチェックしておきたいですね。一般に裾丈が短いほどカジュアル、長いほどフォーマルな印象になることを覚えておきましょう。かといって長すぎはだらしなく見えるのでNGです。ご紹介した丈の長さから、シーンに応じた適切な長さで調整してくださいね。既成スーツを裾上げするのもいいですが、はじめからオーダーメイドできる「オーダースーツ」なら、裾丈も裾の仕上げ方も自由自在です。そのほか、スーツ全体のボタンや裏地などのカスタマイズも豊富にあります。ぜひ、オーダースーツでトレンドを押さえたスーツコーデにも挑戦してみてくださいね!