【スーツ 細身】細身スーツは着こなしで変わる。スリムに着こなすコツと選び方のアイキャッチ画像
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【スーツ 細身】細身スーツは着こなしで変わる。スリムに着こなすコツと選び方

最近若い世代に人気の細身スーツをご存知でしょうか。スタイリッシュで仕事をスマートにこなす"できる男性"というイメージを与えてくれる細身スーツですが、なかなか着こなしが難しくハードルが高いと感じる方も多いようです。難しいと思われている理由として、自分の体型に合っているサイズのスーツに出逢えないことがあげられます。細身スーツをかっこよく着こなすために既製スーツでジャストサイズを探しても、お腹周りがだぼついていたり、肩回りが窮屈に感じるなど、なかなかしっくり来るサイズが見つからないことが多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのがオーダースーツです。オーダースーツなら、サイズはもちろんのこと、生地の素材や色、柄なども自分好みに仕上げることができます。また、オーダースーツは高価なイメージがありますが、想像よりも手軽に作れるのです。一方で、一からスーツを作る上でポイントを押さえておかないと理想とは違う印象となってしまいます。
そこで今回は、押さえておきたい細身スーツ選びのポイントを詳しく紹介していきます!オーダースーツに初挑戦の方でも、失敗しないためのコツを分かりやすくまとめたので、ぜひ最後までチェックして参考にしてみてください!

細身(スリム)スーツの基本

細身スーツとは、可能な限り余裕を削り現代的に再設計されたトレンドスーツです。

通常のサイズ感のスーツとサイズ表記は同じでも、着用時にシルエットがスッキリと見えることが特徴です。

細身スーツの特徴

【襟】

細身スーツは本来ナローラペルと呼ばれる7センチ程度の襟幅ですが、最近の細身スーツは、幅広のラペルが人気です。
シルエットは細身でも、ラペルは広く8cm前後の物が増えました。
カラー(首回りの襟)とラペル(胸前の襟)が接するゴージラインは高めです。

【肩幅】

標準的なスーツよりも余裕を削っているため肩幅は狭くなっています。

【胸回り】

標準サイズでは、胸元に握りこぶしが入るくらいの余裕がありますが、細身スーツは手のひら一枚分の余裕があれば良いとされています。

【ウエスト】

上着のウエストが細く、体に沿うような作りです。
標準スーツとのシルエットの大きな違いは、このウエストシェイプです。
着用時にはウエストと腕の隙間も広くなるため、シルエットがシャープに見えます。

【パンツ】

パンツは太腿が標準スーツよりも細いテーパードラインになっています。
テーパードとは、裾に向かって次第に細くなるパンツです。
一般的な細身スーツは、裾幅が17cmから18㎝程度です。

リラックス系オフィスカジュアルでは、タック入りテーパードパンツのセットアップも見かけるようになりました。
腰まわりはタック入りですが、裾に向かって次第に細くなるテーパードラインのため、スッキリとしたシルエットです。
細身スーツの中では、比較的余裕があるシルエットが特徴です。

昨今のクラシック回帰や、ビジネスシーンのカジュアル化で、このような細身スーツのバリエーションも増えてきました。

細身スーツに年齢制限はない

細身スーツは若者のスーツというイメージがありませんか?
実は、タイト過ぎない程よいスリム感の細身スーツは全年齢にオススメです。

何故かというと、スーツで最も大切なのは体にサイズが合っているかどうか。
ジャストフィットで着用しているなら、細身スーツ、標準スーツどちらでも問題ありません。

つまり、20代30代はもちろん、40代50代もスッキリと着こなすことが可能です。
更には、60代70代の方も、肩や股上の長さが合うものを選ぶことで、快適な着心地とシルエットの両立が可能です。

実際に着用されると「悪くないね」と多くの方が納得されます。
今まで着慣れた標準スーツと細身スーツをビジネスで併用される方も多く、ビジネスと冠婚葬祭で着こなしを変えることもおすすめです。

また、細身スーツは着る人の体型も問いません。
誰でもスッキリと見えるシルエットになります。

スーツが他の洋服と異なる最大の特徴は、体型補正効果を持つ構築的なデザインです。
服地の下に芯がある構造のスーツは、男性の体型をより美しく、バランスよく見せる効果を備えています。

スーツは、年齢、体型を問わず、男性の魅力を引き立てる服と言えます。

現在の細身スーツは以前よりもタイトさが和らぎ、程よい余裕が主流になってきました。
改まった席でも使いやすいサイズ感が流行しているため、この機会に是非お試し下さい。

細身スーツのメリットは「スマートに見える」

細身スーツの最大のメリットは、スマートに見えるシルエットです。

スーツは肩が広く、ウエストが細く見える逆三角形スタイルに設計された服です。
細身スーツは特に胸からウエストへの絞りが強く、そのまま腰、パンツへと続くY字型のシルエットになります。

このシルエットが、着るだけでカッコ良く見える細身スーツのメリットです。

また、スーツは生地の中に芯地があるため、胸回りが立体的に見え、実際のスタイルの上に新しいシルエットを構築できます。
仕立ての良い細身スーツを着こなす事ができれば、年齢や体型を問わず理想のスタイルになれるのです。

デメリットは「サイズが合っていないとダサい」

細身スーツはサイズが非常に重要です。
ルール通りにサイズが合っていないと、バランスが崩れてダサく見えます
基本となるスーツサイズはもちろんですが、袖丈、着丈、パンツの裾丈が見栄えを左右します。

実は、この長さを適正サイズにすることで、細身スーツは劇的にカッコ良くなります。
「例え袖丈1㎝でも、適正サイズにするために調整する。」
これがスーツをカッコ良く着こなすコツです。

女性はスーツのバランスに厳しい

スーツの全体バランスに、女性は男性よりも敏感です。
女性がスーツスタイルをカッコ良い、ダサいと判定するのにかかる時間は数秒です。
なぜ数秒で分かるのかと言うと、女性の視界がバランスを見る機能に優れているからなのです。

一般的に男性の視界は狭く、重要な場所をピンポイントで見ます。
逆に女性の視界は広く、対象を全体的にとらえます。

例えば、男性は鏡で自分を見るとき、比較的鏡に近い場所で見ますが、女性は鏡から離れて全体バランスを見ます。

このような視界の差が、女性のファッションチェックを厳しくさせています。
女性は会った瞬間に、全身をスキャンするように男性のスーツスタイルを見て、カッコ良いかダサいかの判定を出してしまうのです。

ダサいと判定されるポイント

  • 肩が合っていない
    腕の太さと肩の幅がスーツに合わないため段差ができていたり、背中に横のシワ(ツキジワ)がでていたりすると、小さいサイズを着ているように見えます。
  • ジャケットの前ボタンを中心にしたX状のシワ
    ウエスト、腰回りがキツイため、生地が引っ張られているときにでるシワです。窮屈そうに見えます。
  • 袖丈
    袖口にシャツが出ていなかったり、シャツが出すぎているとバランスが悪く見えます。
  • 着丈
    着丈がヒップより長いとだらしなく、ヒップが半分以上見えるとやりすぎ感がでてしまいます。
  • パンツの裾
    パンツの裾が長く靴の上にシワが重なるとシャープさがありません。
    短すぎてくるぶしが完全に見えてしまうのも不自然です。
  • 太腿
    太腿に余裕のないパンツは、カジュアルパンツのように見えます。

女性はダボダボだとだらしないと感じ、パツパツだとやりすぎに感じる傾向にあります。
アピールが強すぎると、女性は怖くなって引いてしまいます。

コーディネートが派手すぎるのもマイナスポイントです。
程よくシンプルで、質が良く、清潔感があるものが人気です。

細身スーツの基準をクリアしナチュラルに着こなすことを意識しましょう。
ビジネスマナーを守りつつシャープに着こなしていると、それだけで信頼感がアップします。

細身スーツを着る際の注意点

  • 糸切れに注意
    細身スーツをギリギリのサイズ感で着ていると、縫製の糸が負荷に耐えられず切れることがあります。ヒップや太腿が外出中に破れてしまう危険性があるため、適正サイズを選びましょう。
  • パンツは正しい位置で履く
    パンツが正しい位置にベルトで固定されていないと、腰履きのような状態になります。この状態で、座ったり、しゃがんだりすると余裕のあるサイズのパンツでもヒップが破れます。
  • ポケットは使わない
    シャープなシルエットが崩れるため、スーツのポケットは使用しません。特にパンツのヒップポケットやサイドポケットに物を入れて椅子に座ると、ポケットが破れてしまいます。スーツのポケットは胸の内ポケットだけ使用しましょう。
  • 肩パットなしのスーツはカジュアル
    最近は肩パットが無い細身スーツも増えていますが、オフィスカジュアル用であるため、大事なビジネスの場面では避けるようにしましょう。

細身スーツの適正サイズとは

細身スーツの適正サイズは、標準スーツよりもタイトで、全体的に長さは短めになります。
しかし、フォーマルなシーンでは、タイト過ぎるスーツや短すぎる裾は失礼にあたるので、冠婚葬祭での使用には標準スーツに近いサイズ感がオススメです。
場面に応じたビジネスマナーを守りつつ、スタイリッシュに着こなしましょう。

ジャケット

  • 首回り
    ジャケットの襟が首周りに密着しているかを見ます。背中側に引かれて隙間ができないかをチェックします。
  • 肩幅
    肩先(肩と袖のつなぎ目)をひとつまみできる余裕が必要です。
    既製服の場合は、着用時に余裕があるか、肩をつまんで確認します。
  • 背中
    背中の肩甲骨周辺に横ジワ(肩幅が合っていない時に出るツキジワ)が出ていないかを見ます。

  • 腕を下ろしたときに、背中側の腕の付け根付近に大きな縦ジワがないかを見ます。
  • 胸回り
    前ボタンを留め、胸元に手のひら一枚分の余裕があるか確認します。
    肩が合っていれば、こぶし一つ程度の余裕でも大丈夫です。
    スーツの胸回りが開く方はサイズが小さいサインです。
    胸板が厚い場合や胸囲がスーツよりも大きいと、ジャケットの胸が開くため、サイズ調整が必要になります。
    ラペル周辺が肌に沿って密着しているか、浮いていないかをチェックしましょう。
  • ジャケットのウエスト
    前ボタンと体の間にこぶしひとつの余裕が目安です。
  • 着丈
    ヒップがギリギリ隠れる長さです。ヒップは見えても4分の1程度がマナー上安心です。
  • 袖丈
    手首の小指側にある骨(尺骨茎状突起)がギリギリ隠れる長さです。
    袖丈を体に合わせて、シャツはスーツの袖丈から1㎝から1.5cm出して着用します。
  • Xシワ
    前ボタンを留めた際に、サイズが小さい時に出るシワです。
    ボタンを中心としたX状のシワが無いかをチェックします。

スラックス

  • ウエスト
    パンツのウエストに、手のひら1枚が入る余裕が必要です。
  • ポケット
    パンツを着用した際に、ポケットが開いていないかを見ます。
    開く場合は、サイズが小さいため調整が必要です。
  • 太腿
    親指と人差し指で太腿後ろをつまみ、親指第一関節くらいまでつまめる余裕がベストです。
  • 裾丈・・・トレンドを意識するならノークッション。(裾が靴に触れない程度)
    フォーマルな場面での使用も考える場合は、ハーフクッション(裾が靴に触れて、少したわむ程度)が最適です。

細身スーツの裾丈のポイントは、ジャスト丈でスーツのシャープなシルエットを完成させる事です。
裾に向かって細くなるテーパードラインは短めの裾丈がベストです。

裾を長めにすると下へ落ちることなく足首周りにもたつき、スーツの持つ足長効果を消してしまいます。
思い切ってジャストサイズを選びましょう。
特に身長に対するベストな丈、隙の無い完璧な長さを選ぶ事が重要です。

▼ベストな裾丈を得るコツ

採寸時の姿勢を意識します。裾丈は、ちょっとした姿勢の変化でも変わってしまいます。
例えば、採寸時に下を見たり、体をねじってミラーを見たりしていませんか?
リラックスした状態で姿勢を正し、まっすぐに前を向いて採寸します。
可能であればベルトも着用し、より実際の使用状態に近くする事が大切です。

スーツは適正サイズで着用すると、非常に知的でビジネスにふさわしい装いになります。
逆に、袖や着丈、裾が基準よりも短くなるとカジュアルな着こなしになります。
大事な契約や重要な会議では失礼になるため、注意しましょう。

細身スーツは適正なサイズにするための許容範囲が標準スーツよりも狭いため、個人でのサイズ合わせは至難です。

最初はプロに任せて、自分にとっての適正なサイズを知ることから始めましょう。
基準を一度覚えてしまえば、以後ずっと適正なサイズが選べます。

押さえておきたい細身スーツ選びのポイント

細身スーツはブリティッシュスタイルとイタリアンスタイルが人気です。
単純に好みで選んでも良いのですが、それぞれの体型カバー効果を知っておくと、よりカッコ良く着こなす事ができます。

細身スーツを選ぶときは自分の体型を把握し、どのスタイルのスーツでマイナスを補い、プラスを強調するかを考えます。

ブリティッシュスタイル

ブリティッシュスタイルは理想的なスタイルを構築する効果が非常に強いタイプです。
ブリティッシュスタイルと言えば、構築的なスーツと呼ばれるほど世界的に人気があります。

生地は固めでハリがあり、打ち込みが強いため比較的重くなります。
肩幅は広く、ウエストの位置は少し高めでシェイプされているためシャープな印象です。
硬派でストイックなイギリス紳士のような雰囲気のスーツです。

イタリアンスタイル

イタリアンスタイルは、ナチュラルな肩周りと体に沿うような滑らかな胸周りが特徴です。
生地が柔らかで軽いため、お洒落で色気があるスーツです。

肩周りや胸周りは実際のスタイルが出やすいタイプですが、ウエスト位置は少し低めで絞りも弱くウエストカバー効果があります。
イタリアンスタイルは女性目線を意識したデザインが取り入れられているため、大人の魅力が漂います。
陽気で情熱的なイタリア男性のような、リラックスした余裕のあるスーツです。

どんなデザインがオススメ?

理想の体型をイメージするとスーツを選びやすくなります

【体型別】細身スーツの選び方

【スッキリ体型】

細身でスッキリとしたシャープなスタイルの方は、ブリティッシュスタイル系スーツがオススメ。
ハリのある生地とカッチリとした作りが、肩からウエストにかけてのラインを強調します。
逆三角形のシルエットと、少し高めのウエストシェイプで非常に精悍な印象になります。

【標準体型の方】

イタリアスーツ、ブリティッシュスーツどちらも合いますが、日本人の体型ではブリティッシュ系が似合う方が多い傾向にあります。

【ガッチリ体型】

筋トレやスポーツが好きな方は、イタリア系細身スーツがオススメです。
肩幅があり胸板が厚い方は、イタリアスーツの柔らかな生地が、しなやかにフィットします。
鍛えた筋肉のラインに自信がある方は、是非一度イタリアスーツをお試しください。

ブリティッシュスタイルを選ぶなら、生地をイタリア生地に変更し肩パットを薄くします。
また、ウエストと肩の落差が大きい方は、型紙から作成するフルオーダーがおすすめです。

【胸板厚めぽっちゃり体型】

肩幅が広い方、胸回りが厚い方、どちらかと言うと上半身にボリュームのある方はイタリアスーツがオススメ。
堂々としていて非常に良く似合います。

【お腹周りぽっちゃり体型】

ウエストが大きい方、腰回りや太腿にボリュームのある方は、ブリティッシュスーツの引き締め効果を活用すると、肩幅が広くウエストはスッキリとして見えます。

【下半身がっちり体型】

サッカー、野球など太腿の筋肉がガッチリとしている方は、ブリティッシュスタイルでオーダーし、ジャケットとパンツのサイズをそれぞれに合うように仕立てます。その際にパンツをトレンドのツータックで仕上げ、太腿周りの余裕を確保しつつ、テーパードラインで細くスッキリと見せます。

【各体型プラス身長が気になる場合】

袖丈、着丈、裾丈を適正サイズにオーダーします。
縦のサイズ感をきっちり調整することで、身長よりも全体バランスの良さに目を奪われます。非常にカッコ良く見えますので、ぜひお試しください。

▼ポイント

細身スーツは特に袖、着丈、裾の長さが重要です。
裾丈が長すぎるだけで、全体の雰囲気は台無しになってしまいます。
自分の身長、体型をありのままに理解して、適切なサイズやスタイルを選ぶ事で、スタイリッシュなシルエットを手に入れる事ができます。

細身スーツの最新情報

細身スーツのトレンドは今、転換期です。
数年間、より細身へと進んでいた細身スーツが、余裕のあるスタイルに方向転換しました。

現在は、タイトなスリムスーツの流行が過ぎ去り、程よい余裕の細身スーツが主流です。

クラシック回帰の流行やオフィスカジュアルの浸透もあり、市場にはこれまでの細身スーツと、最新トレンドの細身スーツが混在しています。

最新の細身スーツを購入したい場合に目安となるのは襟幅です。
シングルスーツの襟幅は8㎝程度が目安です。

パンツは太腿まわりに余裕を持たせたワンタックが主流になりつつあり、ツータックも増えてきました。
ツータックはインタック(リバースプリーツ)と呼ばれる、タックの向きが内向きがおすすめです。

パンツのラインは、太腿から裾に向かって細くなるテーパードラインが依然として人気です。
タック入り細身テーパードのパンツを選びましょう。

襟幅、ジャケット、パンツともに若干標準サイズに近いシルエットです。
極端にタイトでもワイドでもありません。

また、細身スーツは、トレンドが3年から4年かけて徐々に切り替わります。
5年前のスーツに違和感を感じるのはこのためです。
細身スーツを、トレンドに合わせて着こなすには、着用期間の目安を長くても3年程度と考え、買い替えをする必要があります。

また、スーツの流行が変わると、新しいスーツスタイルに合わせたシャツとネクタイが流行します。
スーツの買い替えと同時にシャツ、ネクタイも同時購入し、流行を合わせることがおしゃれな着こなしのコツです。


現在の細身スーツは、万人向けの着こなしやすいサイズ感になっています。
しかも、ビジネスマナーを守った適正サイズであれば、年齢や体型を問わず、カッコ良く着られます。
今は細身スーツデビューに、おすすめのタイミングとも言えます。

ストレッチ素材でフィットする細身スーツ!

細身スーツは標準スーツよりも余裕を削っているため、動く際の窮屈感がデメリットです。

この窮屈感を快適にするストレッチ素材が人気です。

ストレッチ素材には2種類あります。

1つは、ウールが元々持っているストレッチ性を利用したナチュラルストレッチ素材です。
もう1つは、ウールに合成繊維を混紡した素材です。

ストレッチ素材であれば、細身スーツのシルエットを維持しつつ快適に動くことが可能です。
ビジネスで、移動や作業が多い場合は動きやすいストレッチ素材でスーツを作りましょう。

ストレッチ素材のおすすめは?

ストレッチ性だけを重要視した場合は、合成繊維100%が最適です。

しかし、合成繊維の生地はストレッチ性以外のデメリットが多くなります。

生地にウールのような高級感がありません。
吸湿性も無いため衣服内に湿気がこもりやすく快適とは言えません。

見た目の質感、着用時の通気性なども考慮すると、ウール100%のナチュラルストレッチがおすすめです。

細身スーツの着こなしの定番とは?

細身スーツは、シャツ、ネクタイ、ベルト、靴をシャープなデザインでまとめましょう。
全体バランスが良く統一感がでます。

【シャツ】
細身スーツのタイトな印象に合うシャツは、ショートポイントと呼ばれる襟が短いタイプです。
細身スーツの襟幅にシャツ襟を合わせますので、スーツの襟幅が広めになりつつある現在は、ショートポイントのワイドカラーなどがバランス良くまとまります。

肩幅、胸回り、ウエストは、スーツ同様に細身デザインのシャツを合わせると、ジャケットを脱いだ際のシルエットもスッキリとして見栄えが良くなります。
また、細身スーツに標準シャツを合わせると襟型でバランスが崩れるため、着用を避けます。

【ネクタイ】
7cm幅ナロータイは現在減りつつあり、ビジネスでは8cm前後の標準タイが主流になってきました。
襟幅と同じくらいの幅のネクタイで、結び目は小さくプレーンノットがオススメです。

【ベルト】
シャープな細身バックル、ベルト幅3.5 ㎝の標準幅がおすすめです。

【靴】
細身スーツのテーパードラインは、ロングノーズと呼ばれるつま先が長めの靴が似合います。
ロングノーズとは、革靴のつま先に捨て寸と呼ばれるスペースがある物です。

かつてのブームからみると、現在の捨て寸は、かなり短くなりました。
2㎝程度の捨て寸がある靴を合わせるとバランス良く見えます。

また、オフィスカジュアルに合わせるなら、標準的なつま先のラウンドトゥがトレンドです。

靴のデザインは、かっちりまとめるなら内羽根式ストレートチップのロングノーズでブラックを。
お洒落な雰囲気にしたいなら、ダブルモンクのロングノーズでブラウンを。
トレンドの外羽根式ラウンドトゥのストレートチップであれば、ワイズが細身の物を合わせるとバランスが良くなります。

【裾丈】
裾丈はハーフクッションかノークッションにします。
ダブルであれば幅は4.5から5㎝でノークッション一択です。
広めのダブル幅がトレンドですが、幅は身長や体型で調節します。

【スーツはダークカラー】
細身スーツのシャープさが引き立つのはやはりダークカラーです。
ブラックやネイビー、チャコールグレーなどのシャドーストライプが定番です。

細身スーツはベストを合わせるとよりスリムな印象になります。
3ピーススーツや、スーツと異なる生地のオッドベストも人気です。
オッドベストはスーツと同系色かダークグレーが合います。

裾丈はオーダーを活用

細身スーツは裾丈が非常に大事です。
特に、オフィスカジュアル全盛の今は、裾の仕上げにシングルではなくダブルを選ぶ方も増えました。

人気の理由は、裾をダブルにすることでカジュアル感がでる事、ダブルの重みでパンツラインが綺麗になる事などが上げられます。

実はこのダブル、幅を何センチにするかで印象が変わります。
一般的には3.5センチですが、流行は少し広めの4.5センチであったり、身長に応じて幅を変えるパターンもあります。

迷った時は、オーダースーツSADAのスタッフにご相談下さい。
シングルはもちろん、ダブルもお客様にピッタリな裾丈をご案内します。
最も大切なフィッティング。
じっくり検討相談できるオーダーは失敗しないスーツ選びに最適です。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADAのストレッチ素材でフィットする細身スーツ!」とは?

細身スーツをカッコ良く着こなすには、体のラインにフィットする立体的な仕立てが重要になります。
体型の曲線にぴったりと合わせ、余裕を削り、細身スーツのシャープなシルエットを作ります。

この点が、細身スーツにオーダーが選ばれる理由です。

しかし、良い仕立てであっても生地にハリが無いと、美しいシルエットを作れません。
細身スーツの立体的な縫製に欠かせない生地が、ウール100%の生地です。

オーダースーツSADAのストレッチ素材は、ウール100%の防シワナチュラルストレッチ生地です。
ウール100%の程よいハリで、体にフィットするだけでなく、シワも気にならず快適に着用できます。

▼オーダースーツSADAの「防シワナチュラルストレッチ生地」ページ▼
https://www.ordersuit.info/service/choices/fabric/natural-stretch-prevent-wrinkles/

オーダースーツSADAのオススメ生地ブランド

●JOHN FOSTER(ジョン・フォスター)
ハリと言えば英国製の服地です。ビジネスでも使いやすい、落ち着きのある色柄の生地が人気です。

●REDA(レダ)
イタリアを代表する生地メーカーです。春夏のアイスセンス、秋冬のシルキーエフェクトが有名です。オーダースーツSADAではウール100%の海外生地も選択可能です。

フルオーダーで自分に合った細身スーツを手に入れる!

かつては、個人の型紙を作るフルオーダーは20万円以上の費用と2ヶ月ほどの期間が必要でした。

オーダースーツSADAは、フルオーダーを身近なものにするため、徹底的なコストカットに取り組んでいます。
中間業者を介さず全て自社一貫体制、手作業だった工程を可能な限り機械化し、驚きの価格でフルオーダーを可能にしました。

全身を採寸し、細身スーツの個人型紙を作成するため、左右の腕の長さ、肩パットの薄さまで調整可能です。

また、オーダースーツSADAではオーダーを専門のスタッフがしっかりサポートします。
フルオーダーの楽しさ、快適さ、フィット感を、ぜひオーダースーツSADAで体験してください。

世界に一着の細身スーツで、スーツライフを楽しみましょう。

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スーツはサイズ感が命です。身体にフィットしていなければ、どんなに仕立ての良いスーツでも台無しになりかねません。清潔感や信頼感にも直結するスーツのサイズ感。この記事ではスーツのサイズについて詳しく説明し、スーツ選びに役立つちょっとしたコツも紹介しています。

今回は、細身スーツについて解説しました。細身スーツは、襟や肩幅、ウエストシェイプなどの要素でシルエットを細く見せています。視覚的に「スリムさ」を演出するので、どんな年齢の人でも、どんな体格の人にも似合うというわけです。日本人は、標準的には「ブリティッシュスーツ」が似合う傾向にあります。実は、日本人は欧米人にくらべて、肩先が前に出る「前肩」が多いことも要因となっています。かっちりとした立体的なブリティッシュスーツは、「前肩」もちょっと矯正されてすっきり見えます。イタリアンスーツを選ぶべきなのは、鍛えている方や体格のいい方です。柔らかい生地が抜群にフィットするので、違和感のない細身スーツの着こなしが可能です。サイズは解説した通り、非常に多くのポイントを意識しないとバランスが崩れてしまうでしょう。全体のイメージとしては「ジャストサイズ」もしくは「若干短め」です。シルエットが大きく変わる細身スーツのサイズ感で重要な「裾丈」は、オーダースーツで完璧に調節するのがおすすめです。個人の体型をしっかり採寸するオーダースーツなら、あなたにピッタリの裾丈を実現できます。どのくらいにするべきかよく分からなければ、店舗のスタイリストに相談して選んでみてくださいね。