【スーツ ズボン 女性】レディーススーツの着こなし方はパンツスタイルがポイント!失敗しない基本ルールのアイキャッチ画像
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【スーツ ズボン 女性】レディーススーツの着こなし方はパンツスタイルがポイント!失敗しない基本ルール

キャリアウーマンという言葉が浸透し、女性が活躍する世の中となりました。仕事をする上で清潔感のある見た目は必要不可欠。レディーススーツを着こなしている女性も多く見かけるようになりましたが、シーンに合わせてパンツスタイルやスカートスタイルを上手く使いこなせば、印象を変えることができるためとても便利といえます。最近は、パンツスタイルが人気でスタイリッシュなコーディネートでできる女性を演出できるため、就活にパンツスタイルを選ぶ方が多いです。しかし、実はパンツスタイルを避けた方がいい場面があることをご存じでしょうか。間違った場面で着用することで、パンツスタイルが不利に働いてしまうことがあります。動きやすく実用性のあるパンツスタイルと就活の相性や、適さない場面などについて、しっかり理解しておきましょう。そこで今回は、これから就活を控えている女性必見!お洒落でカッコ良く見えるパンツスタイルにスポットを当て、パンツスタイルを避けた方が良い場面、格式別デザインの選び方、コーディネートのNG例まで詳しくご紹介します。ここぞという場面でコーディネートで失敗しないように、しっかりポイントを把握してスマートな着こなしをマスターしましょう!

今回は、お洒落でカッコ良く見えるパンツスタイルにスポットを当て解説します。

近年人気のパンツスタイルですが、場面を間違えると失礼になる場合もあります。

パンツスタイルを避けた方が良い場面、格式別デザインの選び方、コーディネートのNGまでご紹介しますので、しっかり把握してスマートな着こなしをマスターしましょう!

レディースのパンツスーツのメリットは?

レディーススーツのボトムスには「パンツスーツ」と「スカートスーツ」があります。

そもそもパンツスーツとは、ジャケットとパンツを同一の布で作った女性が着るスーツのことです。パンツスーツを選ぶメリットを、見た目と機能面にわけて解説します。

見た目のメリット:アクティブな印象を与える

ビジネスをするうえでも大切な見た目ですが、パンツスーツを履くことでアクティブな印象を与えられます。キャリアウーマンと呼ばれる、いかにも仕事ができそうな女性といったイメージをしてもらえばわかりやすいでしょう。

どちらかというと事務職の職種よりは、営業や広報などの人におすすめのスタイルです。第一印象で相手に仕事ができそうと思われることは、安心や信頼を与えることにもつながり、ビジネスを優位に進められる可能性もあります。

大事なプレゼンテーションや面接の場面でもパンツスーツは有効で、リクルートスーツで履く女性も増えています。リクルートスーツではパンツスーツが不利といったことはなく、志望する企業や職種に合わせて選ぶことが大切です。

機能面のメリット:動きやすい

機能面のメリットはスカートスーツに比べて動きやすいということです。職種によっては外回りや移動が多い人もいるでしょう。スカートスーツでは動きが制限されたり、しゃがむ際にも気をつける必要が出てくるので面倒な点もあります。

その点では、パンツスーツはしゃがむ際に注意する必要もありませんし、フットワーク軽く動けるので便利です。ただし、大股で歩いたり、足を開いて座るようなことはないように注意してください。

冬場はスカートスーツよりもあたたかく、寒さを防げるのもメリットといえるでしょう。

仮にスカートで冬を温かく過ごすために丈を長くしてしまうと、どうしても見栄えが悪くなってしまうため、おすすめできません。

逆に夏場は冷感素材のスーツや、ひざ下タイプのストッキングを選べば、いくぶんか暑さを解消することはできます。ストッキングの伝線などが発生した場合でも、パンツスーツであれば隠しやすいので、その点もメリットのひとつです。

レディースのパンツスーツの失敗しない選び方

ここではパンツスーツの失敗しない選び方を解説しています。レディーススーツは男性とはちがって、ジャケットとパンツそれぞれが単品で販売していることが多く、パンツだけで買うというパターンが多くなります。

さまざまなブランドでパンツスーツの色や柄、デザインが取り揃えられているので自分のニーズに合わせたものを選んでいきましょう。

パンツスーツを選ぶ際には全体のバランスを考えて、パンツスーツの丈や、シルエットを調整する必要があります。そこでパンツスーツのタイプ別に紹介していきます。 

まずは「ストレートタイプ」です。

膝部分から裾に向けてストレートになっているタイプで、脚がまっすぐに長くすっきりと見える効果が期待できます。もっともベーシックなタイプで、カッコいい、大人な女性の演出ができます。 

つぎに「テーパードタイプ」です。

膝部分から裾に向けて細く絞られたようなタイプで、少し前まではおしゃれなイメージでしたが、いまや定番のスタイルとなっています。カッコよく見えるパンツスタイルのなかでも女性らしさが見えて、少しカジュアルな印象です。

適度に足首を見せると着やせ効果も期待できるので、体型を気にしている人にはおすすめです。 

あともうひとつが「フレアタイプ」です。

膝部分から裾に向けて広がっていくようなタイプで、ワイドパンツともいえます。こちらもカジュアルな印象を与えてくれますが、テーパードタイプと同様に少し着るシーンを選ぶ可能性があります。

以上のようなパンツスーツがありますが、どのタイプも着たときに少しゆとりのあるタイプを選びましょう。ウエストやヒップ、太もも周りが、ぴったりしすぎていると見栄えもあまりよくないのとシワもできやすいからです。シワができるとシルエットが崩れるので注意が必要です。

人それぞれ身体の形が異なるので、オーダースーツを作ることも検討してみてください。 

また、リクルートスーツで選ぶ際には黒や紺、グレーなどの色から選ぶようにしましょう。白やライトグレーなどは就活生っぽさがなく、印象が悪くなる可能性があります。金融会社や大手メーカー、商社などは黒色を選ぶのが無難です。

パンツスタイルが不利なシーンはある?

パンツスタイルが不利なシーンはあります。

格式が高い場面では、パンツスタイルを避けましょう。

格式が高い代表的な場面は、「就活」と「葬儀」です。

就活と葬儀はパンツスタイルを避ける

就活ではスカートスタイルが正式になります。

最終面接では、パンツスタイルの着用を避けましょう。

葬儀ではワンピースにジャケットを羽織るアンサンブルが正式です。

勤務先関係者の葬儀や、自分が喪主側になる場合はパンツスタイルを避けます。

パンツスタイルはスカートスタイルよりもカジュアルになります。

会う人によっては、パンツスタイルを失礼だと感じる可能性があることを覚えておきましょう。

相手の価値観によって不利になる可能性があるなら、パンツスタイルは避けた方が安心です。

絶対に失敗できない場面ではスカートスタイルを選びましょう。

どのような場面でも格式高めの装いであれば、丁寧な印象になり、少なくとも失礼にはなりません。

パンツスーツは使えないの?

絶対にパンツスーツはダメ、というわけではありません。

就活や葬儀でパンツスーツを着用しても問題ない場面もあります。

まずは、着用できる場面を把握しましょう。

就活でパンツスーツが着用できる場面

就活でパンツスタイルが着用できる場面はインターンシップです。

インターンシップは指定が無い場合は、リクルートスーツになります。

業務を体験するインターンシップに、動きやすく実用的なパンツスーツは最適です。

パンツスーツの活動的な印象も、アピールポイントになります。

インターンシップでオフィスカジュアル指定がある場合は、黒無地のスラックスやスカートを単品使いしてコーディネートします。

襟付きブラウスやVネックカットソーで、快活なパンツスタイルにしてみましょう。

黒無地スカートは少し堅めな印象になるので、シンプルで明るめなカットソーと合わせたり、ライトグレーのカーディガンを羽織ったりするとバランスが良くみえます。

オフィスカジュアル指定であっても、インターンシップは就活なので、コーディネートを崩しすぎない事が重要です。

インターンシップ以外では、就活初期のセミナーや説明会、1次面接までは着用しても問題ありません。

20代から30代の面接官であれば、パンツスタイルの流行になじみがあるため、マイナスポイントにはならないでしょう。

40代以上の世代では、2005年にクールビズが開始される以前のきっちりとしたビジネスの着こなしが記憶にあります。そのためパンツスタイルに、少し違和感を持つ方もいます。

最終面接は50代以上の方が多くなります。

服装に対するチェックがさらに厳しくなるためスカートスタイルがおすすめです。

スーツの種類だけで合否が決まる事はありませんが、企業によっては評価対象になっている場合があります。

服装、身だしなみは、TPOに関する判断力、管理能力チェックです。

志望する業種や企業、顧客の年齢層などもよく研究し、ふさわしい服装を選びましょう。

もし、企業を研究しても分からない、時間が無いなどの場合は、この後に説明する正しい着こなしを意識しましょう。

迷ったら格式高めに着こなすのが、スーツで失敗しないコツです。

就活とパンツスーツ

就活にふさわしいパンツスーツの着こなしを説明します。

【就活スーツの色柄は黒無地】

就活スーツの色柄は、黒無地、紺無地、チャコールグレー無地が基本です。

割合としては黒無地が圧倒的に多く、紺無地とチャコールグレー無地は少なめです。

黒無地の就活スーツは流行が定番化しただけで、正式な着こなしではありません。

ビジネススーツの世界基準はネイビーとグレーです。

日本でも実際のビジネスでは黒無地を着用しない傾向にあるため、内定したら黒無地以外のスーツを用意しましょう。

【就活の正しいパンツデザイン】

就活でパンツスーツを着用する場合には、ストレートもしくはセミフレアを選びましょう。

シンプルなパンツスタイルが格式高めになります。

裾の長さは足の甲に当たるハーフクッションから、ヒールの半ばくらいまでがおすすめです。

長すぎると雨の日に濡れたり、汚れたりする可能性があるため注意しましょう。

裾に向かって徐々に細くなるテーパードパンツはカジュアルになるため避けましょう。

【就活のベルト】

就活に限らずパンツには必ずベルトを着用します。

ベルトはシルバーのピンバックル(ピンで留めるタイプ)で、色は黒が正式です。

型押しなど模様がある革や、艶のあるエナメルは避けます。

ベルト幅は、2センチ程度のものを選びましょう。

ベルトには実用面の意味もあります。

面接の際に着席すると、パンツはヒップに引かれてウエスト位置が少し下へ引かれますが、ベルトがあれば、大きくズレる事はありません。退室の際まで、後ろ姿も綺麗に着こなせます。

インターンシップで、ジャケットを脱ぐ可能性がある場合も、ベルトを忘れずに着用しましょう。

就活スタイルの選び方

パンツスタイルの基本ルールを守れば、比較的服装に厳しい金融系、不動産系の企業から、IT系、アパレル系などカジュアルな服装を好む業種まで、失礼のない着こなしとなります。

面接を受ける業界や企業によっても若干の差があるため、企業の社風なども考慮してスーツを選ぶと良いでしょう。

以前は寒さ対策や足さばきが楽なパンツスタイルが実用面で人気でした。

しかし、現在は就活での企業訪問が少なくなり、リモート面接が増えています。

多くの学生が、最終面接でようやく対面での面接となります。

以前の就活よりも着用回数が少ないため、一着で着回したい方も多くなっています。

就活スーツを一着だけ用意するのであれば、スカートスタイルがおすすめです。

継続して1週間以上のインターンシップがある場合は、スカートスタイルにパンツを追加で作っておくと安心です。

最終面接でもパンツスタイルが着たい!

もちろん、パンツスタイルでも構わないという企業もあります。

面接は、学生の価値観や判断力を見るのが目的です。

素晴らしい意見を持った学生であれば、面接官は採用したいと考えます。

服装は、入社後に一言注意すれば変えられますが、価値観は容易に変えられません。

面接では、着こなしの根本にある価値観を見られていると考えましょう。

面接でのポイントは、選んだ服装について明確に答えられる理由があるかどうかです。

みんなが着ているから黒無地を着る、みんなが着ているからパンツスタイルを選ぶというのではなく、具体的な選択の理由を持ちましょう。

例えば、スカートを選んだのであれば、マナーとして失礼ではない服装を選んだと考えられます。

パンツを選んだのであれば、枠にとらわれない社風に共感したため、積極的に業務に取り組む姿勢を示したいなど、自分の中で納得できる理由をもちます。

理由があれば、服装が他の学生と自分だけ違ったとしても、堂々としていられます。

「なぜ」が、重要なビジネスの場面では、スーツの選択ひとつにも、自分の意見があることが重要です。

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ブラックフォーマルのパンツスタイル

喪服はワンピースにジャケットを羽織るアンサンブルが正式であるため、市販の喪服もそのようなセットが大半を占めます。

しかし、パンツスタイルの需要も年々高まっているため、種類も増えつつあります。

葬儀では、喪主側になる場合はパンツスタイルを避けましょう。

参列する方々をお迎えする側のときは、格式が高いアンサンブルがふさわしいと言えます。

参列する側は、パンツスタイルでも許容されます。

地域的に、冬場の寒さが厳しい場合は防寒として着用される場合もあります。

喪服に関しては地域性が強いため、地域によってはパンツスタイルでも全く構わない場合もあります。

逆に格式に厳しい地域もあります。

地域の傾向が分からない場合は、格式高めにアンサンブルを着用しましょう。

勤務先関係の葬儀では、取引先や上司と同席する場合もあるため、正式なアンサンブルが無難です。

近年はさらに、冠婚葬祭のスタイルも多様化、簡略化しています。

入学式や卒業式などの式典にパンツスタイルを選ぶ保護者の方も増えてきました。

比較的お祝い事ではパンツスタイルが許容されますので、華やかな着こなしを意識しましょう。

スカート・パンツそれぞれが与える印象

ビジネスではスカートとパンツの印象を把握して、着こなしの幅を広げましょう。

スカートの印象

レディーススーツならではのスカートスタイルは上品で清楚な印象です。

スカートのデザインでも印象が変わります。

タイトスカートは清楚、Aラインスカートは真面目な印象、フレアスカートは少し幼さを感じさせる愛らしいシルエットになります。マーメイドラインは女性らしい柔らかな雰囲気です。

デザインはシンプルなタイトスカートが格式高め、デザイン性が強くなるほどカジュアルよりになります。

パンツスタイルの印象

パンツスタイルはメンズスーツに近いシルエットの影響もあり、活動的で自立している印象です。

パンツのデザインでも印象が変わります。

ストレートパンツは大人っぽく見え、クロップドパンツは軽やかで社交的な印象になります。

シンプルなパンツで肌があまり見えないものが格式高め、裾にデザイン性が強くなるほどカジュアル寄りです。

肌が見える部分が多いクロップドパンツが最もカジュアルになります。

スカートかパンツか、それぞれの印象は、生地の色柄や合わせる小物でさらに変わります。

女性がパンツスーツを着用するときの選び方

スーツは場面にふさわしい色柄、デザインがあります。

最初にマナーの視点から色柄を絞り、次にコーディネートを考えるとスマートな着こなしになります。

スーツは格式で選ぶ

スーツを着用する際に、基本の格式は知っておいて損はありません。

スーツはイギリスの貴族が着ていた服から派生しました。

貴族たちは、毎日時間や場面でふさわしい服に着替えていたため、この習慣のなごりがスーツにもあります。

スーツの格式は色と柄で決まります。

・色

フォーマルな色は黒です。正礼装や準礼装は、特別な深みのある黒です。

スーツの場合は、黒っぽく見える濃い色ほど格式が高くなります。

ミッドナイトブルー(濃紺)とチャコールグレー(濃灰)の格式が高く、この2色のスーツは略礼装となります。

ただこれは、メンズスーツのルールであるため、レディーススーツでこのルールを守る必要はありません。

濃い色が格式高いと知っておく程度で大丈夫です。

ビジネスパンツの定番カラーはネイビー、グレー、ブラウンです。

ブラウンはカジュアルなイメージが強いため、社内式典などは避けましょう。

・柄

格式が高いのは無地です。

薄い柄から派手な柄になるほどカジュアルになります。

重要度が高い場面では、濃色の無地、シャドーストライプ(織柄)、ピンストライプまでが無難です。

スーツは濃色無地の格式が高く、色が明るく派手な柄がカジュアルになります。

パンツスタイルのサイズ感

パンツスタイルのサイズ感はあまりタイトにしない方が、スッキリと細く見えます。

ポイントは、パンツのセンタープレスが消えない程度の余裕です。

着用時にセンタープレスが消えてしまうサイズは、インナーのラインも後ろから見えやすくなります。

サイズが小さいと太腿の後ろに横ジワが出ます。

スーツはシワが目立つと太って見えるため、その場合はワンサイズアップしましょう。

オーダースーツであれば、採寸で部分的に調整ができます。

ジャケットは、肩幅に合わせます。

男性と違い女性は筋肉が少ないため、余裕を持たせる必要はありません。

肩のラインにピッタリ合うジャケットが理想的です。

袖は手くるぶしが丁度隠れる長さから、4㎝程度下までが目安です。

女性はブラウスが袖口から出ないように着用するため、男性よりも袖の長さは若干長めになります。

着丈はジャケットのデザインによって基準が変わります。

店舗スタッフにおすすめを聞きましょう。

パンツスタイルの場合、着丈が長めのジャケットの方がシルエットが綺麗に見えます。

レディースパンツスーツの丈の目安

レディースパンツスーツを履く際に、丈の長さは注意が必要です。

パンツ丈が短いとカジュアルすぎたり、長すぎると重たいイメージやダサい印象を与えてしまいます。丈の長さが合っていないと全体のバランスが崩れ、印象が悪くなってしまいます。人は足元も見られることが多く、適切な長さに調整することで、脚が長く見える効果もあるので気を配りたいところです。 

そこで、丈の長さを合わせる際に注意することは、「パンツスーツのウエストの位置」と「靴の選択」です。

ウエストの位置はおへその位置で、靴は普段履きのヒールの低い靴に合わせて丈を調節してください。 

丈の長さはハーフクッションと呼ばれる、足の甲に裾が少し当たる程度の長さが基本とされています。立ったときに裾がヒールに1~2cmかかる程度で、座ったときにくるぶしが見えない長さを参考にしてみてください。前述しましたが、サイズがぴったりしすぎていると、座った際に足首が見えてしまう可能性があるので、ゆとりのあるパンツスーツを選びましょう。 

また、テーパードタイプはヒールのかかとより少し長い程度です。フレアパンツであればヒールの真ん中あたりまでの長さが基準となります。春夏用スーツでは足首の見えるアンクル丈のパンツスーツも涼しげで人気となっています。クールビズなどのカジュアルなスタイル向けなので、その日の仕事の状況やシーンをわきまえて着こなすようにしてください。

デザイン別格式の目安

場面にふさわしいスーツを選びましょう。

仕事用として万能に使いこなしたいという場合には、無地やシャドーストライプのような織柄を選びます。

かなり細いストライプであるピンストライプまでは、式典のような格式高い場面で着用できます。

オフィスカジュアルで着用する場合は、逆に格式低めのチェックを選ぶとカジュアル感がでます。

オフィスカジュアルは、無地とチェックがコーディネートしやすいため、無地を中心に揃え、アクセントとしてチェックを買い足しましょう。

ストライプは一般ビジネスの雰囲気が強くオフィスカジュアルでは合わせにくくなります。

オフィスカジュアルでは、ライトグレーやベージュ、ブラウンなどの、軽やかなカラーが人気です。

黒無地ジャケットや黒無地ズボンは単品であれば、コーディネートに取り入れることが可能です。

ベージュやオフホワイトのセットアップを利用してコーディネートしましょう。

ビジネススタイル格式一覧

格式 色 柄

高 濃紺、チャコールグレー 無地

高 無地以外の黒 シャドーストライプ

シャドーチェックなど(織柄)

中 ミディアムグレー

ダークブルー ピンストライプ(薄い柄)

低 ブラウン ペンシルストライプ(濃い柄)

低 ライトグレー

パステルカラー

ベージュ

ホワイト ハウンドトゥース(千鳥柄)

チェックなど(派手な柄)

オフィスカジュアルのNG

レディーススーツの選び方が分かったところで、着こなしのNGについて覚えておきましょう。

スーツの着こなしは、「肌を見せない」という基本ルールがあります。

メンズスーツを思い出してください。

真夏でも長袖にパンツ、シャツは首元までボタンを留めネクタイを締めるスタイルに、違和感を感じたことはありませんか?

実は、スーツは肌を見せないことがマナーであるため、男性は夏でも、ほとんど肌が見えない着こなしをします。

現在は、クールビズやオフィスカジュアルで半袖が普通になりましたが、ハーフパンツは履きません。

同様に、女性もある一定以上に肌を見せることはNGになります。

カットソーを選ぶときは、肩が出ない物を選びましょう。

ノースリーブはNGです。

ミニスカートのように膝上が出るスカートも避けます。

靴はつま先と、かかとが出ない物を選びます。

カジュアル感を出したい場合は、サイドオープンパンプスにします。

NGラインを超えないように注意しましょう。

パンツの種類

レディーススーツのパンツの種類を把握しておきましょう。

数字が大きくなるほど、カジュアルなデザインです。一口にパンツと言ってもさまざまな形のものがあり雰囲気が異なります。

1.ストレート

太腿からパンツの太さが変わらない、ストレートタイプです。

きちんと感のある、落ち着いた大人の雰囲気です。

2.セミフレア

裾に向かって少し幅が広くなるタイプです。

ストレート同様に、格式高めに見えます。美脚効果があります。

3.テーパード

膝下から徐々に細くなるテーパードパンツは、裾が細いため活動的な印象です。

4.ワイド

ヒップ下から、幅広のストレートになるワイドパンツ。

ウエスト位置が高めのものは、オフィスカジュアルでもお洒落に見えます。

カジュアル感強めです。

5.フレア

裾の開きがセミフレアよりもハッキリと分かるため、華やかさな印象になります。

6.クロップド

裾に向かって徐々に細くなるパンツで、裾はくるぶしから5㎝程度上になる短めのパンツです。

レディースパンツのなかでは特にカジュアル感があり、オフィスカジュアルにおすすめです。

パンツの裾丈はパンプスのかかとが、しっかり隠れる長さにすると美脚効果が期待できます。

ヒールが5㎝なら、かかとから2.5㎝から3㎝が目安です。

テーパードパンツは、ノークッションが基本です。オフィスカジュアルではくるぶしが見えるアンクル丈でも大丈夫です。

裾の長さはデザインや流行の影響を受けやすいので、店舗スタッフのおすすめを参考にしましょう。

靴とベルト

パンツスタイルのアクセントになるベルトですが、レディースベルトは男性と違い、靴と色を合わせる必要はありません。

コーディネートのアクセントカラーとしてベージュやグレー、ボルドーのベルトを利用しても大丈夫です。

もちろん、黒のパンプスに黒のベルトで合わせる事も出来ます。

明るい色のパンプスで黒のベルトでもコーディネートに合っていれば問題ありません。

ルトのバックルのカラーも、シルバーやゴールド、艶消しタイプのシルバーなども着用可能です。

ベルトのピンを留めるホールは中央を使用します。

5つホールがある場合は3番目のホールを使うと、バランスが良く見えます。

女性は男性と違い、ベルトが無くてもパンツが腰で止まります。

そのため、ベルトで強引にウエスト位置へパンツを固定する必要はありません。

あまり、強くベルトを締めないようにしましょう。

パンツに大きなシワが出ない程度の強さでベルトを締めます。

レディースのパンツスーツの裾上げ種類

ここでは、レディースのパンツスーツの裾上げの種類を解説します。3つの裾上げの種類があり、パンツスーツを履く状況に合わせて裾上げも選ぶことをおすすめします。

①裾シングル

裾シングルとは裾に折り返しのないベーシックなもので、ウール系の生地によく用いられます。

初めてスーツを買う際や、裾上げに迷ったときはシングルにすることをおすすめします。

足元がすっきりと見える効果や、ややフォーマルな印象を与えますが、幅広いシーンで応用ができます。

②裾ダブル

こちらもシングルと同様にウール系の生地に用いられます。ダブルにすることで少しおしゃれさの演出ができます。裾部分に折り返しができることで、足元に重みが出るのでパンツに綺麗なラインが出る効果があります。

丈はパンツの裾が靴に当たらない長さのノークッションやハーフクッションぐらいの短さで、ダブルの裾幅が3.5~4.0cm程度が人気となっています。 

ダブルにすることで、シングルとはちがったカジュアルな雰囲気が出せます。

重要な会議のときなど避けたほうがよいシーンもありますが、そうでなければ気分によってダブルに変えることもよいでしょう。また、ダブルが気に入らなければシングルに直すこともできます。

③ミシンたたき

3つめはミシンたたきで、カットした裾を三巻にしてミシンで縫い付ける方法です。デニムやチノパンなどのカジュアルな服装に用いられるケースがよくあります。

スーツでもストレッチ素材や、化繊系のセットアップスーツもこの方法を用いることがあります。職場の雰囲気などに合わせて裾上げの種類も選びましょう。

パンツスーツの裾上げをする方法

パンツスーツの丈の長さが重要であることを理解したあとに、どうやって裾上げするか確認しましょう。

パンツスーツ自体は裾上げすることを前提として作られているので、前述した目安をもとに調節してください。

それでは裾上げをする方法を見ていきましょう。 

まずは「お直し専門店」です。

パンツの裾上げや洋服のリフォームを専門に行っているお店です。時間帯によっては当日仕上げが可能な店も多く、仕上がりスピードが速いことと、リーズナブルな料金体系が特徴です。 

つぎに「クリーニング店に依頼する方法」です。

クリーニング店によってはお直しサービスを受け付けている店もあり、だいたいが外部委託に任せているようなケースです。外部委託であるので、当日仕上がりが難しい場合が多く、スケジュールをよく確認するようにしましょう。 

裾上げをするのにもっともおすすめなのが「購入店で裾上げしてもらう方法」です。

購入店であれば店舗スタッフが適切な丈の長さに調整してくれるので、ミスが少ないといえます。ただし、時間帯によっては翌日仕上がりもあるのでスケジュールには注意してください。 

あとは自分でミシンなどを使って裾上げすることもできますが、失敗のリスクがあります。また、失敗とまでいわなくても綺麗に仕上がらないと見た目が悪くなる可能性があるので、プロの手にお願いすることが望ましいです。

女性のパンツスーツのおすすめコーディネート

ここではパンツスーツのおすすめコーディネートを紹介します。

女性はジャケットとパンツをそれぞれ単品で選ぶこともあるので、数ある商品のなかで迷ってしまう人も多いかと思います。自分でスーツを選ぶ自信のない人は参考にしてみてください。 

まずは「黒のパンツスーツ」です。

きちんとした、やや堅い印象を与えます。大事な面接や会議などの際は黒を選ぶのもよいでしょう。ジャケットかパンツのどちらかを別の色にすると、カジュアルっぽさを出せます。 

つぎに「ネイビー色」です。

ネイビーはいろんな状況に合わせることができるので、万能色ともいえます。明るめのネイビーは知的でさわやかなイメージを演出し、暗めのネイビーは落ち着いた雰囲気を与えることもできます。

ほかの色とも合わせやすく、インナーも合わせやすいので便利な一着です。ブルーのシャツブラウスやシンプルなアイテムを組み合わせると、アクティブな印象や清潔感を与えられます。どんなビジネスシーンでも適用できておすすめです。

落ち着いた大人のイメージを演出するには「グレー色」もおすすめです。

暗めのグレーだとビジネスライクに、明るいグレーはカジュアルっぽさを演出します。

セットアップで統一感のあるコーディネートにできますが、それぞれ単体でもおすすめです。 グレーのパンツスーツにインナーや靴、バッグまでをブラックで合わせるとモノトーン色で落ち着いた大人の雰囲気になります。また、インナーを白に変えれば明るくフレッシュな印象にもなります。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

女性のスーツスタイルの良し悪しは、体のラインに無理なくフィットする曲線の美しさで決まります。

女性のスタイルは男性と違い、曲線をつなぎ合わせたような丸みのあるシルエットが特徴です。

体型の個人差が大きいため、平均的なサイズで作る既製服では限界があります。

ウエストに合わせると胸がキツイ、ヒップに合わせるとウエストがゆるい、股下が長いなどの悩みを持つ方も少なくありません。

特に肩や胸、ヒップなど、サイズが大きい部分に合わせてスーツを選ぶとシルエットが実際よりも太って見えるのは悲しいですよね?

スーツがカッコ良く見えない、スーツが似合わない、満足できないなど、悲観的になってはいませんか?

もし、スーツ選びで少しでも悩んだことがあれば、フルオーダーを体験してみてください。

「オーダースーツSADA」では20カ所以上も採寸し、あなたのための型紙を作成します。

フルオーダーの型紙から作られたスーツは、体のラインに吸い付くようなフィット感です。

サイズが大きい部分はピッタリに、サイズが細い部分はキュッと細く、理想的なシルエットになります。

スーツはシルエットが変わると、ハッとするような見栄えになります。

ドアを開けて室内に入った瞬間の第一印象が全く違うのです。

フルオーダーでは、生地からボタン、裏地までお気に入りを選べます。

お気に入りのスーツを着ると、毎日のお仕事も楽しくなりますよね!

オーダースーツSADAのフルオーダーは女性の味方です。

体にフィットするパンツスーツをカッコ良く着こなしましょう。

まとめ

今回はパンツスタイルについて特集しました。

スーツは、スカートが正式でパンツスタイルはカジュアル寄りです。

不快に感じる方がいる可能性があるなら、パンツスタイルは避けましょう。

ここまで伝統的な着こなしやマナーの基本を説明してきましたが、服装のマナーや格式は時代と共に変化するものでもあります。

現代は特に、以前の着こなしが大きく変わるような社会情勢の変化がありました。

今後もカジュアル化が加速する可能性があります。

原点に立ち返れば、服装のマナーや格式も、会う相手への敬意から発生したものです。

新しい着こなしルールが模索されている現代では、服装に迷う機会も増えるかもしれません。

そのような場合には、伝統的な着こなしを意識しつつ、自分の価値観で選択してみましょう。

どのような時代でも、どのような場面でも、服装ルールの基本は変わりません。

「常に相手への敬意を忘れないこと」です。

自分個人の好みだけではなく、相手の心にどのように映るのかを考えてみましょう。

ぜひ、お会いする方を笑顔にできるような、優しく、美しく、賢いコーディネートでお出かけください。

いかがでしたでしょうか。今回は、お洒落でカッコ良く見えるパンツスタイルにスポットを当て、パンツスタイルを避けた方が良い場面、格式別デザインの選び方、コーディネートのNG例などを紹介してきました。忘れてはいけないポイントとして、レディーススーツは、スカートが正式スタイルです。パンツスタイルはカジュアル寄りのため、場合によっては相手に不快な思いをさせたり失礼にあたる可能性があります。ビジネスではかなり許容されつつありますが、それ以外で場面でパンツスタイルを着用するときには注意が必要なことは覚えておきましょう。また、スーツの着こなしは、肌を見せないという基本ルールがあります。ミニスカートのように膝上が出るスカートは避け、靴はつま先と、かかとが出ない物を選ぶようにしましょう。女性の場合パンツの種類も多くありますが、セミフレアやテーパードなど、カジュアル寄りのパンツはオフィスカジュアルに着こなすと、おしゃれを楽しむことができます。自分の体型にあったスーツを求めている方は、オーダースーツも検討してみてはいかがでしょうか。オーダースーツSADAでは、専門のスタッフがしっかりサポートするため、フルオーダーの楽しさ、快適さ、フィット感はもちろんのこと、着回しの相談や着こなしに関しての些細なお悩みにも親身にお答え致します。オーダースーツSADAでその魅力を体験してみてはいかがでしょうか。