大学の入学式はスーツで決まり!ネットでトータルコーディネートのアイキャッチ画像
大学の入学式はスーツで決まり!ネットでトータルコーディネートのアイキャッチ画像

大学の入学式はスーツで決まり!ネットでトータルコーディネート

「大学の入学式ってどんな格好で行けばいいんだろう…」とお悩みでしょうか?大学の入学式は、スーツでの出席がもっとも一般的です。とはいえこれから始まる大学生活は、基本的に私服。いままでと違って制服があるわけでもないので、着て行くスーツには頭を悩まされてしまいますね。実は入学式は服装指定されることは少なく、表向きは「服装自由」という扱いになっていることが多いです。ですが入学式はあくまで「正式な式典」ですね。いわゆる「TPO」を考えた、それなりにしっかりとした格好で行くことが求められます。実際に「服装自由」を鵜呑みにしてカジュアルスタイルで出席してしまうと、周囲から浮いてしまうのは間違いありませんよ。またこのタイミングでスーツを揃えておいた方が良い理由として、今後の大学生活では学会のようなスーツを着て発表する機会や、就職活動、4年後には卒業式も待ち受けています。このタイミングで汎用的なスーツを揃えてしまえば、あとあと迷うことがなくなるわけですね。そこで今回は、スーツマナーのプロ「オーダースーツSADA」の現役スタッフが、入学式のスーツの選び方や他のアイテムの合わせ方、選び方について解説します。

高校までは制服があったけれど、一般的に大学は私服です。だからこそ、入学式にはどんな格好をしていけばいいのかというのは頭を悩ませるポイントとなるでしょう。指定の服装がない場合には、入学式は男性も女性もほとんどの人がスーツで出席します。なぜなら、入学式は正式な式典だからです。とはいえ、どんなスーツを選べばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、入学式用のスーツの選び方とコーディネートする際に知っておきたいいくつかのポイントについて詳しく解説します。

なぜ入学式ではスーツがいいの?

入学式にスーツを着用したほうが良い理由はいくつかあります。まず挙げられるのは、いくら服装が自由だといっても入学式は正式な式典だということです。そのような場では、それなりの服装をするほうが場に適しています。入学式でカジュアルな私服の人も見かけますが、かなり目立ってしまうでしょう。また、スーツは1着持っていれば大学生活のさまざまな場面で着る機会があります。

たとえば、学生生活であれば学会における発表会がありますし、卒業式でも着ることができるでしょう。それ以外の場では、スーツ着用が必須のアルバイトなどをすることになるかもしれません。成人式でもスーツを着ることができます。これらのことを考えても、この機会にスーツを用意しておくのがおすすめです。また、できればそのスーツは汎用性の高いものにしておいたほうが後々便利でしょう。

 

スーツはどんなものを選べばいいの?

では、具体的にはどのようなスーツを選べば良いのでしょうか。就職活動の際にも使用することを考えると、色はネイビーやグレー、黒にしたほうが良いでしょう。ただし、黒というのは本来、冠婚葬祭用の色です。黒のスーツを選ぶ際には、明るめのネクタイなどで華やかさを演出することが大切です。ネイビーやチャコールグレーのスーツは、ビジネススーツの定番カラーのスーツでリクルートスーツとしても着用することができます。

体格によって似合うスーツの型も違います。細身の方ならブリティッシュスタイルのスーツが体のラインをきれいに見せることでよい印象を与えることが出来ます。

ふくよかな方はアメリカンスーツの特徴であるフロントダーツをなくしてウエストのくびれを緩くしているデザインなら体のラインを気にせず着られます。

筋肉質の方や運動経験者の方はイタリアンスタイルのVゾーンを広く取り、ウエストのくびれの位置も低めのゆったりしたデザインなら軽やかな印象を与えられます。

中に着るワイシャツもスーツの型に合わせてシャープにしたりゆったりしたり変えると全体がまとまります。襟の形はスタンダードなレギュラーカラーかレギュラーカラーより襟の開きが広いワイドカラーがフォーマルにもカジュアル寄りのスタイルにも取り入れやすい形になります。

女性の場合にはこれらの色に加えて、ベージュ色のスーツも人気です。スーツの柄は無地か地味なストライプにすると良いでしょう。女性の場合にはスカートかパンツスーツにするか迷いどころですが、入学式であれ就職活動であれ、どちらのスタイルであっても問題ありません。3点セットで購入するのもおすすめです。また、ワンピーススタイルも有効です。セットアップのようにジャケットを合わせるとよいでしょう。

また、スーツを選ぶ際に気をつけるべきポイントは、身体にフィットしたものを選ぶということです。

自分の身体によりフィットしたスーツを購入するには、採寸が重要になります。

スーツが身体にフィットしているかどうかを見極めるポイントは、ジャケットの肩の部分です。もしも肩の部分が少し大きいと感じたり、逆に窮屈だと感じたりする場合にはサイズを変更しましょう。購入する際には必ず試着をし、試着室の鏡で着用した姿をしっかりチェックすることが大切です。

チェックする場所としては、後ろ襟のほかに、後ろ首から背中にかけてシワができていないかどうか、そで丈、着丈、胸まわりが挙げられます。スーツの袖丈は腕を下した時にシャツの袖がジャケットの中から1~1.5cmほど見える長さがちょうどいい長さです。着丈はヒップが隠れる長さが正しいスーツの長さですが、最近はそれより少し短めが主流になりつつあります。

そのほか、男性やパンツスーツを選んだ女性の場合には、パンツのシワやズボン丈も確認しておくべきポイントです。

男性も女性もズボン丈は、採寸時のウエストの位置が重要になります。ウエストの位置を正しく合わせると仕上がりがきれいです。男性の正しいウエスト位置は、腰骨あたりになります。女性はおへそあたりで履くのが正しいウエスト位置です。

男性のオーソドックスな丈の長さは、ワンクッションになります。定番の長さなのでどんなシーンにも対応可能です。

女性の場合は、男性より短めのハーフクッションがオーソドックスな長さになります。

どちらもパンツの形でちょうど良い長さが少しずつ変わります。スーツ全体のバランスを見てズボン丈を決めましょう。

 オーダースーツをネット注文

スポーツ経験者やふくよかな方は、スーツの量販店ではサイズ合わせが難しいことがあります。スポーツ経験者は、上半身もしくは下半身が発達しているためジャケットとスラックスやスカートで号数が違うことが良くあります。量販店では上下セット販売になるのでサイズの合わないスーツを購入しなければなりません。しかし、オーダースーツなら細かく採寸を行いオリジナルのスーツを仕立てられるのでよりフィット感のあるスーツが仕上がります。オーダースーツSADAでは、価格も初めてならお試し価格で安く購入できることもあるのでおすすめです。オーダースーツは店に出向かないといけないイメージがありますがそんなことはありません。

ネットでサイズやスーツの型などを記載していき注文も可能です。初めてスーツを作る際は、一度来店して採寸だけはしてもらっておくと出来上がったスーツのサイズが合わないといった失敗は避けられます。

スマートフォンやタブレット、パソコンから購入する店の公式ページを開いて下にスクロールしていくと「商品一覧へ」という項目が出てくるのでタップします。まず生地選びから始まります。

生地のブランドが価格順に表示されているので購入する生地名「注文する」をタップして確定します。次に生地選択画面が表示されます。最初に生地の柄を選択します。大学の入学式用に購入しますが就活用にも着回す場合は無難に無地を選択しておくといいでしょう。

柄を選んだらフロント釦を押します。フロント釦の選択画面が表示されるのでフロント釦を選択します。襟の型、腰ポケット、ベントと続きます。

ベントとは、ジャケットの後ろ身頃後身ごろの裾に入ったスリットのことです。スリットの位置によりセンターベントとサイドベンツに分かれます。センターベンツよりサイドベンツの方が動きやすいデザインになっています。ヒップ周りの大きい方はサイドベンツが向いています。

ベントが決まったらフロントカットを選択します。フロントカットとはジャケットの前裾部分のことです。

前から見たときフロントカットの空きが広いとスタイリッシュに見えます。

フロントカットの次は袖釦、裏仕様、タックと続きます。

裏仕様は秋冬用なら総裏、春夏用なら背抜きを選択するなど用途によって使い分けましょう。

タックからは、パンツの形に移ります。

タックとはパンツの前身の生地を折り込み、ウエスト部分から下に向けて入れたひだのことになります。タックの次は脇ポケット、裾口、ヒップポケットまで選びます。釦種類と裏地を選びます。釦種類はレギュラー釦のほか有料のものがあります。

裏地まで選んだらオプション選択をタップしてオプション一覧を開きます。

スペアパンツやステッチ、ボタンホール色糸など有料だが追加で選択ができます。パンツオプションの「PP加工」と「股ずれ防止シック」は追加しておくとパンツの痛みが軽減され長持ちします。

すべて選択し終わったら採寸方法を4つの中から選択します。

・店舗で採寸→ネット注文後に指定の店舗で採寸する

・前回のサイズをもとに作る→店舗で採寸したサイズで作る

・自分で寸法を指定する→自分で採寸してサイズを入力する(自己採寸によるサイズ違いの返品、返金はいかなる場合でも受け付けていない)

・サンプルスーツを送る→手持ちのスーツを輸送して採寸してもらう(採寸終わり次第、速やかに返却します。)

選択した生地とオプションに誤りがなければ「購入手続きへ」をタップして購入手続きに移ります。

購入手続きが完了したらお客様情報を入力して完了です。

時間を気にせずゆっくり選べるので時間のない方でも利用できて便利です。

 

ネクタイやシャツでおしゃれを楽しもう!

汎用性の高いスーツを選ぶと、どうしても少し地味になりがちです。せっかくの入学式なのだからもっとおしゃれを楽しみたいという人は、シャツやネクタイに気を配りましょう。男性のコーディネートの場合には、スーツとシャツは無地でネクタイを柄物にするという方法と、スーツとネクタイを無地にして、シャツを柄物にするという方法があります。どちらかといえば、ネクタイを柄物にするほうが無難です。ネクタイの柄はドット柄や斜めのストライプが定番ですが、小花模様も春らしさから人気があります。

スーツの下に着るシャツは白や水色、ピンクなどの淡い色にすると良いでしょう。ネクタイの色に悩んでいるという人はブルー系がおすすめです。ブルーはどんな場面でも使えますし、好感度の高い色です。また、ボタンダウンシャツはカジュアルな印象を与えます。若々しさもあるので入学式で着用しても問題ありませんが、フォーマルさを大切にしたい場合には避けたほうが無難です。

スーツの着こなし方で大切なのはバランスです。スーツの襟から見えるVゾーンを意識してシャツとネクタイを組み合わせるとおしゃれ度が上がります。類似色や同系色、対象色のシャツやネクタイを組み合わせるとおしゃれの幅が広がります。

ダークネイビーのスーツに薄いブルーのシャツを合わせてネクタイにはシャツより濃いブルーのドット柄のネクタイを合わせるとさわやかなコーディネートになります。

ネイビーのスーツにシャドウストライプの白シャツ、ネクタイに対象色であるオレンジの小紋柄ネクタイを合わせると顔回りが明るい印象になります。

ダークグレースーツに同系色のシャツとネクタイを合わせるとファッション性の高いスタイルに仕上げられます。

女性の場合には、一般的には白のブラウスが人気ですが、ピンクや水色のような色のついたシャツでも問題ありません。レースやフリルがついたブラウスでちょっとしたおしゃれを楽しむのもおすすめです。ワンポイントで首にスカーフを巻くとエレガントな印象を与えます。

 

ポケットチーフで華やかさを演出!

スーツの襟元を華やかにする方法として人気なのが、ポケットチーフです。ポケットチーフは麻かシルクのものが定番です。ポケットチーフの折り方としてまず挙げられるのが「TVホールド」です。この折り方は、ハンカチーフを正方形に折ったあと三つ折にし、ポケットの深さに合わせます。また、正方形にしたハンカチーフの両端を折って三角の部分がポケットから見えるようにした「トライアングラー」も人気です。

これらの折り方はビジネスからフォーマル、パーティまでさまざまな場面で使用できますので、覚えておいて損はないでしょう。入学式だけでなく、結婚式やパーティといった華やかな場面でおすすめなのが「スリーピークス」です。この折り方は、まずハンカチーフを三角に折り、少しずつ頂点をずらしながらさらに3回三角形をつくっていきます。

最後に、ポケットに合わせて下部を折ったら完成です。ポケットチーフにまで気を配っている人は少ない傾向にあるので、おしゃれさをアピールしたい人は試してみることをおすすめします。(1)

 

靴や鞄にも気を配ろう

スーツがシンプルなものであればあるほど、重要なポイントとなってくるのが靴や鞄といった小物類です。靴はおしゃれさも大切ですが、それ以上に履き心地に気をつけましょう。自分の足に合っていないものを選んでしまうと辛い思いをすることになります。

男性であれば、革靴は黒か茶色のものがおすすめです。デザインはシンプルな「ストレートチップ」か「プレーントゥ」のものが合わせやすいでしょう。おしゃれに決めたい人は「ウイングチップ」もドレッシーな印象を与えます。高校時代に履いていたローファーがスーツの色に合うなら入学式のスーツに合わせても問題ありません。だが、ローファーはもともとカジュアルな靴になるので着用シーンによってはマナー違反になることを覚えておくといいですよ。

ベルトは靴の色に合わせるのがマナーです。靴の色が黒ならベルトも黒を選びましょう。

女性の場合には、黒のパンプスにするとどんなスーツにもよく合うでしょう。ヒールにしたい場合には、3~5cmのものが歩きやすく、足もきれいに見えます。また、ベルトの色と靴とを合わせるのがスーツのスタイリングの基本です。

忘れがちなのが靴下です。靴下は基本的に黒か紺色でふくらはぎにかかるくらいの長さが基準になります。目安は椅子に座ったときに肌が見えない長さです。

女性は肌色のストッキングが基本です。防寒対策に黒タイツは有効だが、派手なカラータイツはマナー違反になります。

就職活動の際にも使用することを考えて、A4サイズの書類が入る自立型のビジネスバッグが無難です。だが、最近はビジネスマンもリュックサックを持っている人を見かけることが増えていることから革製のリュックサックでも大丈夫です。

 女性の場合は、通学に使う革製のトートバッグや2wayバッグが無難です。

 

あまり目立ち過ぎないことも大切!

せっかくの入学式なのだからおしゃれを楽しみたいという人も多いでしょうが、実際には多くの新入生が就活生のような格好をしています。あまり周囲とかけ離れた格好をしてしまうと浮いてしまいますし、入学式後に周りの学生たちと溶け込みにくくなってしまうかもしれません。

多くの大学では、ホームページなどで入学式の様子や写真を掲載しています。そういったものを参考にし、実際の入学式の様子や雰囲気がどんなものなのかを調べておくと安心です。入学式は新しく始まる大学生活の第一歩です。その門出がより良いものとなるよう、スーツ選びに気を配りましょう。

入学式で着るスーツは、就職活動で使用することも考えてネイビー、チャコールグレー、黒から選ぶのがおすすめです。ただし黒は本来冠婚葬祭専用のイメージがあるので、明るめのネクタイで華やかさを出すのが良いでしょう。女性の場合はベージュでもOKです。また体型によって、細身の方はブリティッシュスタイル、ふくよかな方はアメリカンスーツ、筋肉がある方はイタリアンスタイルを選ぶと、身体のラインが比較的きれいに見えて良い印象になります。肩が窮屈でないか、袖からシャツが1~1.5㎝見えているか、パンツの長さは適切かなどといった点も確認しながら、スーツを選んでください。どうしても汎用性のあるスーツを選ぶと地味な印象になりがちなため、ネクタイやシャツでオシャレを楽しむのがおすすめです。シャツは白、水色、ピンクからチョイス。ネクタイは派手すぎなければ何でもいいですが、迷ったらブルー系がおすすめです。同系色で統一感を出すか、対照色でコントラストを強調するかのどちらかをイメージしましょう。靴は黒か茶色のシンプルな「プレーントゥ」「ストレートチップ」で、ベルトと鞄は靴の色に合わせましょう。目立ちすぎないことは意識しつつ、オシャレに入学式を迎えてくださいね!