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ネクタイのお話し

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今回のブログはネクタイに関してお話していきたいと思います。

ネクタイの起源は色々諸説があります。

古代の歴史から遡ると古代エジプト時代、ファラオが首に装飾の飾り物を付けており、アメリカの先住民族のインディアンの男性も首に装飾用の飾り物を付けていた文化があります。世界各地でこのような文化がみられたようです。古代ローマでも兵士たちが防寒のために首に布を巻いて戦地に赴いたという話しもあります。

また、ネクタイの語源はフランス語で『クラバッタ』といわれており、1600年代初頭のクロアチアの兵士たちは首もとに美しいスカーフを巻いていたのを当時のフランス国王が見たのが始まりという説が有名でフランス語の「Cravate(ネクタイ)」の語源であるといわれています。

それがフランス市民にも広がり、ヨーロッパに広まっていったという説が有力です。

そのような歴史の中で本来ネクタイにはスカーフのような布を巻くということが本来の姿なのではないでしょうか。

今でもイタリアでは『セッテピエゲ』と呼ばれるネクタイがあります。

セッテピエゲはクラシックなネクタイの作りをしておりセッテピエゲはイタリア語でSette(数字の7)とPieghe(折り目)のことです。英語では 7 FOLD Tieと言います。本来はそのまま、生地を7回畳んでネクタイの形になったものを指します。

上記の写真は7つ折ではなく4つ折のネクタイです。
写真のネクタイは私物でSADAでの取り扱いはございません。

このようにシルクの1枚の生地を7つに折ってつくるネクタイの最高級縫製で、通常の倍近い正方形の1枚生地を使用し、芯地をつかわずに作られるネクタイです。

本来はそのまま、生地を7回畳んでネクタイの形になったものを指します。しかしながら、現在のセッテピエゲの定義はわりとあいまいで、メーカーによっては4回畳んだものもセッテピエゲと呼んだりします。イタリア国内においてもこれといった基準はないようです。

ネクタイに関して以前少し調べたことがありまして、日本に最初にネクタイを持ち込んだのは【ジョン万次郎】だという説が有力だそうです。

これには私もビックリしました。

オーダースツSADAの各店舗ではネクタイも取り扱っていますので、機会があればどうぞご覧下さい。