ほどけてしまいます。
こんにちは。
オーダースーツSADA 調布店です。
今回のブログは、よくある事象について。
皆様は、スラックスの裾まつりがほどけてしまったこと、ありませんか? ご自身の過去を振り返ると、誰しも1~2回くらいは経験しているのではないでしょうか。実は経験していないほうが稀であり、幸運なことだと思われます。
それは何故かと言えば、裾のまつり縫いの作業は、現在その多くがミシンによって行われているからです。弊社の製造する商品に限らず、世の中に流通している商品の9割以上が機械まつり。一針一針、職人が仕上げる手まつりの商品は滅多にありません。
詳述はしませんが・・・機械まつりは構造上、どうしてもほどけやすいです。何かしらのタイミングで細いまつり糸が1か所というか1点だけでも寸断してしまえば、するすると、あっという間にほどけてしまいます。
機械まつりがほどけるという事象は、偶発的であり、誰にも予想できません。新しく出来上がったばかりスーツを着用して1週間後にほどけることもあれば、4年後かもしれませんし、最後までほどけないかもしれません。
今回のブログでご理解いただきいのは、裾まつりがほどけるイコール縫製不良ではない、ということ。アパレル業界でよく言われることですが・・・衣類というのは糸で織った布を糸で縫い付けているだけであり、金属加工品などではない、という話でもあります。
以上、ご参考になれば幸いです。
オーダースーツSADA 調布店
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