【スーツを守る大切なお話】裏地についてのお話②
今回は裏地についてお話をさせてもらいます！
スーツを守る上でとても重要な裏地ですが、意外と知られていない事も多く
スーツを作る上で必要なだけでしょ？と思う方もいるかもしれませんが、必要だから付いているのです！
本記事は、こう言った方向けに書いております！
- 裏地の役割を知りたい！
- よく聞く背抜き総裏について知りたい
- SADAで選べる裏地の種類は？
- 夏は背抜きと聞いた事はあるけど実際どうなの？
本記事は第2回になります！
第1回の裏地についての記事はこちらから！
是非、合わせてご一読ください！
裏地のメリットについて
一つ目のメリット(芯地について)
では、そもそも裏地をスーツに付けるメリットについてお話していきます！
まず大前提にスーツには表地と芯地と裏地と大きく分けて3種類の布類で作られております！
裏地がないとどうなるでしょう！？
芯地が露出してしまいますよね……
芯地と聞いて物を想像できる方は少ないと思います！普通に生活をしているだけではまず見るものではないので勿論です！
何故芯地のままにせず、裏地を付けるのでしょう！
答えは簡単で、見た目と着やすさ！です！
芯地は基本的には固かったり、滑りも良いとは言えませんし、毛羽立ちがあるものも多いです！
そんな芯地が露出していたら見た目も着心地も悪いんですよねぇ～😅
メリットひとつ目！！
芯地の露出を無くす為！！
二つ目のメリット(着心地と機能性について)
裏地は基本的に滑りの良い素材で作られております！
例えば、キュプラと言う合成繊維だったり、昔はシルクを使っていた事もあります！
昨今ではポリエステルが主流となっておりますが、裏地は圧倒的にキュプラをオススメします！
まず、着心地は滑りが良い方が袖通しやYシャツなどジャケットの下に着る物との擦れが軽減されますのでそう言った観点からも裏地が必要になります！
ここからは素材のお話ですが、キュプラ裏地は吸湿性や速乾性に優れていて、冬場は静電気をある程度、防止してくれます！
ポリエステル裏地にはその様な機能は基本的には無く通気性もキュプラ裏地に劣ります……
ポリエステル裏地の利点はやはりコストを抑えられる所です！
少しでも余裕があるのであればキュプラ裏地をおすすめいたします！
メリットふたつ目！！
表地や芯地より滑りが良く着心地が良い！
素材によって通気性や吸湿性、速乾性等の機能性がある！
三つ目のメリット！(表地の保護と不快感の解消について)
例えば、袖に裏地の無いスーツと有るスーツ、袖を通した際に
袖裏地が有るスーツは勿論、引っ掛かりが少なくスムーズに通るはずです！
反対に、無いスーツはいかがでしょうか……
表地の縫い目、芯地、釦糸、切羽等、とてもスムーズとは言えない袖通しだと思います😥
ジャケットは脱ぎ着する機会が多いのでそう言ったちょっとした不快感を解消してくれるのもメリットの一つです！
また、夏場は汗をかく事が多いと思いますが意外と冬場も多くの汗をかくと言われています！
いずれにしても、Yシャツから汗が染みだした際にジャケットにも染みてしまうと災難ですよね……
そんな時に裏地があるのです！
表地まで汚れを侵食させない！と言うのがメリットですね！
また、長く着用していると裏地が擦れ破れたり薄くなったりしてしまいます。
そう言った時に、もし裏地がなかったら表地が破れていた……と言う結果になりますよね😱😱
メリット三つ目！！
裏地がないと感じる不快感の解消！
表地を色々な傷や汚れから保護する！
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