

生地の原毛種類①
こんにちは!
オーダースーツSADA池袋店でございます。
スーツ生地といえばウールとポリエステルの2種類を想像する方が多いのではないでしょうか。
現に池袋店でもこの2種類の生地がほとんどです。ですが、スーツ生地はこの2種以外にも様々な原毛の生地が存在します。
今回はその原毛を分けて紹介しようと思います。
①モヘア
モヘアとはアンゴラヤギの毛のことです。 品質が高く、価格も高い高級ブランドスーツにも利用されています。
光沢があり一般的にはウールと混紡することで、華やかさと品質の高さを両立させることができます。
また、モヘアには放湿性と放熱性があり、サラッとした着心地が夏向けの素材としても好まれています。
②カシミア
カシミアはカシミアヤギの毛のことです。 軽さ、柔らかさが特徴の生地です。
その高級感ある肌触りは、ウールに数パーセント混紡されているだけでも違いが分かるほどです。
非常に繊細な素材であるため、使用機会が多いスーツであれば、ウールをメインとしたカシミア混紡がオススメです。
③キャメル
キャメルとはラクダの毛のことです。 羊よりも過酷な環境で生きるラクダの毛は、ウールよりも吸湿性や保温性に優れています。
キャメルは主にコートに利用され、最近のスーツではウールに色合いだけを取り入れたキャメルカラーが人気です。
④シルク
シルクとは蚕の繭から取った動物性繊維のことです。 艶のある素材で、こちらもウールに混紡することで、風合いに変化をつけます。
ウールシルクは、さらっとした夏用の生地ですが、雨に弱いため梅雨時の使用はおすすめできません。
柔らかな光沢を帯びた生地はパーティーシーンなどにオススメ。 ビジネスであれば、数パーセントの混紡が好印象です。