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真スーツの知識 サージョンズカフス

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サージョンズカフスとは
全てのボタンに対しボタンホールを切った仕様で
日本では『本切羽』あるいは『本開き』と呼ばれます。
ボタンカフスのはじまりとして
医師がジャケットを羽織ったまま診察ができるように、
袖まくりできるようカフス口を開き、
そこを開閉できるようにカフスボタンをつけたという
サージョンズカフスこそがボタンカフスの根源
とする説があります。
グローブが多用された時代には有効に機能した仕様ですが、
現在では単なる飾りに過ぎません。
ジャケットを次の世代に受け渡す為に、
一番上やその下のボタンは
あえてダミーホール『仮切羽』状態にして置くのが一般的です。
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1990年代中盤のアレキサンダー・マックイーンに
インスパイアされての
ゴシックジャケットとバムスターパンツ。
ジャケットは2ツ釦ダブルブレステッドの
10.0ハイゴージピークドラペルで
コンケーブショルダーのビルトアップスリーブ
カバードキッス4ボタンのサージョンズカフス。
バムスターパンツは
アレキサンダー・マックイーンを象徴するウルトラローウェストの
リフレクターペンキプリント。
ゴールドラメエイジングの
ポインテッドトゥセンターシームチェルシーブーツは
40.0キューバンヒール。
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※写真の小物類はスタッフ私物の為、店舗販売はされていません。
※写真の生地デザインは、現在店舗では指定できません。
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撮影協力:重田将秀邸『Nostalgia StrangeLand』