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18世紀初頭、ウィリアム・フォートナムは
スチュアート朝最後の女王アン王女に
フットマンとして仕えていました。
王室は毎晩新しいキャンドルを持つことを主張し大量に使用。
半分使用したキャンドルを副業としてすぐに転売。
家主のヒュー・メイソンを説得し、
稼いだ資金で1707年セント・ジェームズ・マーケットに
食料品店『フォートナム&メイソン』設立。
王室とのつながりを利用しビジネスを拡大。
王侯貴族に人気の高級食料品店へと発展。
その後も孫チャールズ・フォートナムが
シャーロット王妃に仕えていたことで、
更に信頼を獲得し評判も広まり、
王侯貴族が足しげく通う食料品店になっていきました。
1738年、旅行者が簡単に持ち運べるスコッチエッグを開発。
1740年、フォートナムの親戚が勤務していた
『イーストインディア・カンパニー』を通じて世界各国から輸入した
ブラックティーやチャイニーズティー、スパイスを
イギリス国内に広めていきます。
またスパイスを使った食品を作り販売。
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ヴィクトリア朝時代に上流階級の間でピクニックが流行、
もともと旅行用の収納ケースとして販売していたハンパーに
パン、バター、スコッチエッグ、チーズ、フルーツ、ケーキなど
食料品を詰め、オシャレなバスケットとして提供。
瞬く間に広まり、ハンパーを持って出かけることが、
貴族階級の人々のステータスとなりました。
1886年、キャンデッド製品の主導権をもっていた
『フォートナム&メイソン』のもとに、
アメリカからベイクドビーンズのキャンデッド5箱分を
持ってやって来た『ハヅンツ』創業者ヘンリー・ハヅンヅ。
このベイクドビーンズが主要食品となるいう確信があり、
キャンデッドをすべて引き取り、イギリスでの販売を開始。
イングリッシュ・ブレックファストに必須となった
ベイクドビーンズは
イギリスは世界消費量の第1位となる。
その後も幅広く展開していき、
イギリスを代表する高級デパートとして成功をおさめ、
150年間ロイヤルワラントの称号を持ち続けています。
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私が愛飲するロイヤルブレンドは
1902年の夏に国王エドワード七世のために作られた
『フォートナム&メイソン』を象徴するブラックティーです。
セイロン産の爽やかでフルーティーな香りが
モルトなアッサムのコクと香りを引き立てる
伝統的なブレンドティー。
その滑らかでハニーのような風味が
口の中に広がる心地よい甘さが特徴。
ストレートで味わっても甘みが感じられる贅沢な味わいで
長めに抽出すればミルクにも合います。
『ウエッジウッド』カントリーウェアのティーポットとカップ、
『ウエッジウッド』カントリーウェアのティーストレーナーで
当然フリーフローで楽しみます。
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コンサバトリーのアフタヌーンティーセットは
『ウェッジウッド』の『フォートナム&メイソン』
ロイヤルブレンド用ティーポット、
『ウェッジウッド』の『フォートナム&メイソン』
ロイヤルブレンド用ティーカップ、
『ウェッジウッド』の『フォートナム&メイソン』
ロイヤルブレンド用ティーソーサー、
『ウェッジウッド』のブラックティーストレーナー、
『ウェッジウッド』のブラックティーストレーナーカップ、
『ウェッジウッド』のブラックティースプーン。
『ウェッジウッド』のA2ミルクピッチャー。
『ウェッジウッド』の『ティップトリー』
リトルスカーレット・ジャムジャー、
『ウェッジウッド』の『ティップトリー』
リトルスカーレット・ジャムスプーン、
『ウェッジウッド』の『ロダス』クロテッドクリームスプレッダ、
『ウェッジウッド』の『ロダス』クロテッドクリームジャー、
一段目『サーソンズ』漬けキューカンバーサンドイッチ・
二段目ロンドンスコーン・三段目フェアリーケーキの
『ウェッジウッド』スリーティアケーキスタンド、
『ウェッジウッド』ケーキプレート、
『ウェッジウッド』ケーキサーバー。
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注:これらの作品は重田将秀店長の所有物であり
オーダースーツSADAでは販売しておりません。
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