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『シーメンスブラザーズ』とは、
19世紀から20世紀にかけて
電信、海底ケーブル、電話機などを
製造していたメーカー。
1843年、ドイツのウィリアム・シーメンスは、
兄ヴェルナー・シーメンスの特許取得済みの金メッキ技術の権利を
売却するために、ヴェルナーに代わってイギリスに行く。
1847年、シーメンス兄弟は『シーメンス・ブラザーズ』を設立。
ウィリアムはロンドンで電気工学の設計および製造事業を行った。
1851年、イギリスからフランスへの深海電ケーブルを敷設。
他の多くのケーブルも敷設され、
長距離電信線用の高い電気張力も開発。
新しい電気産業向けの機器を生産する可能性を見出す。
1853年、主に水道メーターの販売を含む
英国のビジネス運営を引き継ぐ。
1958年、ヨハン・ハルスキーと合併、
『シーメンス&ハルスキー』電気会社イギリス支社を設立。
ニューオールが新たに開発した海底通信ケーブルの施設を支援。
1863年、ウールウィッチにケーブル工場が建設。
1865年、ヨハン・ハルスキーがイギリス支社から脱退後
『シーメンス・ブラザーズ』と改名。
1866年、ヴェルナーはダイナモ電気原理を発明、
強力な電力を効率的に生成できるようになり、
電気照明の実用化が大きく前進。
最初の電気列車を製造し、
1879年、ベルリン国際博覧会に展示。
1868年、インド・ヨーロッパ電線の
ロシアからテヘランへの区間を敷設。
1873年、最初の大西洋ケーブルを敷設。
1881年、ロンドンのサヴォイ劇場に
電気照明を供給する注文を受ける。
1905年、ダイナモ工場をスタッフォードに設立。
1908年、インカンデセントランプ工場はダルストンに建設。
1910年、電話機器製造事業を拡大することが決定。
1911年、電話製造組織を設立。
1914年、ロンドンのキングス・カレッジ病院に
初の自動長距離電話交換機を設置。
第一次世界大戦によりイギリス『シーメンス・ブラザーズ』の株式は
英国政府によって没収。
ドイツ『シーメンス・ブラザーズ』とのすべての接触が遮断。
1929年、連絡先が再確立され、協力協定が締結。
1951年、「シーメンスNo.17システム」は
ロンドン港局のために近代化。
このシステムは本社用の240回線と
5つのドック用の699回線で構成され、
8人の配電盤オペレーターによって管理。
1955年、『A.E.1.』が買収し、
『エジソン・スワン・エレクトリック・カンパニー』と合併。
『シーメンス・エジソン・スワン』を設立。
1967年、『A.E.1.』を引き継いだ『GEC』に吸収。
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愛用の1925年製キャンドルスティックタイプは、
1890年代に登場した3つの部分で構成される当時の小型電話機。

マイクはスタンド上にあり、
本体とコードで結ばれたレシーバーのみを手に持って耳に当て、
本体のマイクに向かって声を出す。
使っていない状態ではレシーバーをフックにかけておき、
このフックがスイッチの役割を果たしている。

通話先を指定できるダイヤルを装備したダイヤルパレス式で、
電話番号をダイヤルを回して入力すると、
かつては自動交換機が反応して相手につなぐ物で
交換機とともに開発された。

レシーバーは、電磁石の磁力の変化に反応して、
薄い金属製のダイヤフラムが振動し、
音声となって耳に届くダイヤフラムレシーバー。
現在も我が家の固定電話として
ベッドルームのテレフォンテーブルの上で通話している。
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キャスケットハット : 『ハリスツイード』×『フェイルスワース』
ウィンザーリムラウンドスペクタクルズ : 『アルガ 』
デニムシャツ : 『バブアー』
コーデュロイトラウザーズ : 『バブアー』
ツイードウエストコート : 『ムーン』×『ポールスミス』
コットンメッシュダブルリングベルト : 『ハルシオン』
カントリーギリーブーツ:『トリッカーズ 』
フープピアス : 『リンクス』
アーマーリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』
ナックルリング:『ヴィヴィアンウエストウッド』
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注:これらの作品は重田将秀店長の所有物であり
オーダースーツSADAでは販売しておりません。
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