
ウェルシュ・ラビットとは
トーストに温かいチーズソースをかけた料理。
古くはWelsh rabbitと綴られていたが、
ラビットの肉は使用されない。
見た目がラビットに近いわけでもなく、
名前の由来は不明である。
発祥もはっきりしないが、
1725年の文献に登場するのが最も古い記録であり、
1500年頃から作られていたと考えられている。
また、発祥がウェールズという確証もなく、
かつてイングランド人がウェールズ人を揶揄する意味で、
低品質の贋真珠を「ウェルシュ・パール」と呼んだように、
チーズトーストを「贋物のウサギ肉」=ウェルシュ・ラビット
と呼んだとする説もある。
チーズ、バター、ビール(エール)、卵黄、ウスターソースを
混ぜてソースを作り、
パンに乗せて焼く。
チーズにはチェダーチーズが推奨されることが多いが、
ランカシャーチーズのほうが美味しいとする意見もある。
アクセントとして『ギネス』エクストラスタウトと
『コールマンズ』マスタードのパウダーを入れるのがお勧め。