英國名作図鑑18 ウィルキンソン・ソード オーダースーツSADA 金沢香林坊店 投稿日 2025年7月18日 最終更新日 2025年7月20日 ★ 『ウィルキンソン・ソード』とは、 ガーデニングツールとレイザーブレードを製造するブランド。 1772年、ロンドンに設立されたソードの製造会社であった。 過去の製品にはガン、バヨネットやタイプライター、 セカターズ、シザーズとモーターサイクルなどがあった。 1973年に、『ブリティッシュ・マッチ』と合併し、 新会社『ウィルキンソン・マッチ』となった。 その後より大きな企業となり より多くの宣伝予算を捻出し、 米国の一般レイザー市場で競合する『ジレット』に 宣伝競争に打ち勝つためであった。 この宣伝競争のテレビCMの中で 長い誇りあるソード製造の伝統を最大限に活用。 『ブリティッシュ・マッチ』時に合併した 『ブライアント・アンド・メイ』の大部分は 1970年代末から1980年代初めにかけて バウ工場やメルボルン工場を含めて閉鎖、売却された。 その後、ピッツバーグの『アレゲニー・ラドラム』社に買収, その後もスカンディナビアのフローリングメーカーや 幾つかの銀行とオーナーが代わり 『ボルボ』の子会社となった。 ガーデニングツール部門は 1990年代に『フィスカース』へ売却。 長年英国内の3箇所、ロンドンのチェルシーとアクトン、 ノーサンバーランドのクラムリントンと、 ガーデニングツールを製造していた ウェールズのブリッジエンドで 自社製品を製造していたが 2000年に英国内のレイザーブレード工場は閉鎖され ドイツの工場に集約された。 ★★ 2005年、アクトンのソード工場は閉鎖され ソードの製造が終了した。 機械、工具、設備の大部分は 世界最古の剣製造業者である ドイツ『ゾーリンゲン』の『WKC』に売却。 これらの中には現行の英国MOD規格の ソードとシースのほぼ全てと共に ソード用フォージドスチールプレートが含まれていた。 これらは現在、世界各国の軍隊、警察で使用される オナーガード用ソードとシースの生産に使用され、 『WKC』は伝統的なヨーロッパ方式の ソード製造方法を守り続けている 現在レイザーブレード部門は 『エナジャイザー・ホールディングス』傘下の 『エッジウェル・パーソナルケア』が所有。 ロバート・プーリーは『ウィルキンソン・ソード』から ソードの設計図とフォージド機械を購入し、 それらをインドに送った。 その後インドでフォージドしたソードの 仕上げと彫刻を英国内で行う『プーリー・ソード』を設立。 ★★ 愛用の『ダブルエッジ・トリプルコーティング』ブレードは 1990年代の英国製で ブレードの両側にエッジが付いているのが特徴、 これにより、順剃りだけでなく、逆剃りも可能。 ブレードの重みを感じながら、 時間をかけて丁寧にシェービングするという、 伝統的なブレード。 ダブルエッジレイザーブレードは、 使用済みのブレードを交換することで、 常に鋭い切れ味を保つ。 世界で最初に開発したトリプルコーティングで 1層目は、腐蝕を防ぐクロムコーティング、 2層目は、耐久性を高めるセラミックコーティング、 表層には、爽やかな剃り味を確保する ポリマーコーティングがほどこしてあります。 シャープでソフトな切れ味が持続します。 ★★ ♦︎アタッチ方法 ❶『エドウィンジャガー』の 『DE89 ダブルエッジレイザークロムハンドル』の ハンドル部分を回してヘッドを外します。 ❷古い『ウィルキンソン・ソード』の 『ダブルエッジトリプルコーティング』ブレードサイドを 指でつまんで、慎重に取り外します。 ❸新しい『ウィルキンソン・ソード』の 『ダブルエッジトリプルコーティング』ブレードサイドを 指でつまみ、ヘッド部分にセット。 ❹分解した時と逆の手順でヘッドを組み立て、 ハンドルを回してしっかりと固定。 ★★ 泡立てた泡を顔に塗り、 『エドウィンジャガー』の 『DE89 ダブルエッジレイザークロムハンドル』 でシェービング。 ★ ガウン : 『デレクローズ』 フープピアス : 『リンクス』 アーマーリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』 ナックルリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』 クロスネックレス:『ポールスミス 』 ★ 注:これらの作品は重田将秀店長の所有物であり オーダースーツSADAでは販売しておりません。 ★