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英國名作図鑑18 ウィルキンソン・ソード

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『ウィルキンソン・ソード』とは、
ガーデニングツールとレイザーブレードを製造するブランド。

1772年、ロンドンに設立されたソードの製造会社であった。

過去の製品にはガン、バヨネットやタイプライター、
セカターズ、シザーズとモーターサイクルなどがあった。

1973年に、『ブリティッシュ・マッチ』と合併し、
新会社『ウィルキンソン・マッチ』となった。

その後より大きな企業となり
より多くの宣伝予算を捻出し、
米国の一般レイザー市場で競合する『ジレット』に
宣伝競争に打ち勝つためであった。
この宣伝競争のテレビCMの中で
長い誇りあるソード製造の伝統を最大限に活用。

『ブリティッシュ・マッチ』時に合併した
『ブライアント・アンド・メイ』の大部分は
1970年代末から1980年代初めにかけて
バウ工場やメルボルン工場を含めて閉鎖、売却された。

その後、ピッツバーグの『アレゲニー・ラドラム』社に買収,
その後もスカンディナビアのフローリングメーカーや
幾つかの銀行とオーナーが代わり
『ボルボ』の子会社となった。

ガーデニングツール部門は
1990年代に『フィスカース』へ売却。

長年英国内の3箇所、ロンドンのチェルシーとアクトン、
ノーサンバーランドのクラムリントンと、
ガーデニングツールを製造していた
ウェールズのブリッジエンドで
自社製品を製造していたが
2000年に英国内のレイザーブレード工場は閉鎖され
ドイツの工場に集約された。


2005年、アクトンのソード工場は閉鎖され
ソードの製造が終了した。
機械、工具、設備の大部分は
世界最古の剣製造業者である
ドイツ『ゾーリンゲン』の『WKC』に売却。

これらの中には現行の英国MOD規格の
ソードとシースのほぼ全てと共に
ソード用フォージドスチールプレートが含まれていた。
これらは現在、世界各国の軍隊、警察で使用される
オナーガード用ソードとシースの生産に使用され、
『WKC』は伝統的なヨーロッパ方式の
ソード製造方法を守り続けている

現在レイザーブレード部門は
『エナジャイザー・ホールディングス』傘下の
『エッジウェル・パーソナルケア』が所有。

ロバート・プーリーは『ウィルキンソン・ソード』から
ソードの設計図とフォージド機械を購入し、
それらをインドに送った。
その後インドでフォージドしたソードの
仕上げと彫刻を英国内で行う『プーリー・ソード』を設立。


愛用の『ダブルエッジ・トリプルコーティング』ブレードは
1990年代の英国製で
ブレードの両側にエッジが付いているのが特徴、
これにより、順剃りだけでなく、逆剃りも可能。

ブレードの重みを感じながら、
時間をかけて丁寧にシェービングするという、
伝統的なブレード。

ダブルエッジレイザーブレードは、
使用済みのブレードを交換することで、
常に鋭い切れ味を保つ。

世界で最初に開発したトリプルコーティングで
1層目は、腐蝕を防ぐクロムコーティング、
2層目は、耐久性を高めるセラミックコーティング、
表層には、爽やかな剃り味を確保する
ポリマーコーティングがほどこしてあります。
シャープでソフトな切れ味が持続します。


♦︎アタッチ方法
❶『エドウィンジャガー』の
『DE89 ダブルエッジレイザークロムハンドル』の
ハンドル部分を回してヘッドを外します。
❷古い『ウィルキンソン・ソード』の
『ダブルエッジトリプルコーティング』ブレードサイド
指でつまんで、慎重に取り外します。
新しい『ウィルキンソン・ソード』の
『ダブルエッジトリプルコーティング』ブレードサイド
指でつまみ、ヘッド部分にセット。
分解した時と逆の手順でヘッドを組み立て、
ハンドルを回してしっかりと固定。


泡立てた泡を顔に塗り、
『エドウィンジャガー』の
『DE89 ダブルエッジレイザークロムハンドル』
でシェービング。


ガウン : 『デレクローズ』
フープピアス : 『リンクス』
アーマーリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』
ナックルリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』
クロスネックレス:『ポールスミス 』


注:これらの作品は重田将秀店長の所有物であり
オーダースーツSADAでは販売しておりません。