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英國名作図鑑139 クロムウェル

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『クロムウェル』ヘルメットは、
イギリスのヘルメットブランド。


1924年、
『ヘルメット・リミテッド』社が設立。
ブランド名『クロムウェル』は、
イングランド共和国ロードプロテクターの
オリバー・クロムウェルに由来。

当初は、植民地駐屯兵や民間当局向けの
熱帯用ヘルメット「トピー」を中心に製造。

1926年、モーターサイクルレーサー向けのヘルメット製造を開始。
初期の製品は、
コットンツイルの層をシェラックで
ウォータープルーフィングしたもの。

イギリスの秘密情報部員T.E. ロレンスが
初期の愛用者の一人であったとされている。

1935年、
マルコム・キャンベル卿がボンネビル・ソルトフラッツで
ヘルメットを着用して自動車の地上速度記録を更新。

1940年代初頭、
同社は英国空軍向けの革製ヘルメットを製造し、
英国陸軍の伝令兵もヘルメットを装備していた。

戦後、
「プディングボウル」と呼ばれるモーターサイクル用ヘルメットが製造。
コルクの衝撃吸収材と革の内装を備えていました。


特に1950〜60年代に製造された
ヴィンテージのジェットヘルメットやハーフヘルメットが、
クラシックモーターサイクルマニアや
ロッカーズカルチャーのファンを中心に人気がある。

無駄のない、シンプルでクラシカルなデザインが特徴。
特に、横から見たときの帽体の流れるような美しいラインは、
多くのファンに評価されている。

ヴィンテージモデルは英国製で
グラスファイバーやコルクなどの素材が使われています。

しかし当時の安全基準で作られているため、
現在のものと比較すると安全性は劣り、
そのため、パブリックロードでの使用を想定せず、
オーナメンタル用として扱われることが多い。


「スピットファイヤー」は
現代のジェットヘルメットの原型ともいえる
オープンフェイスモデルで、
ヘルメット上部や側面にステンレススチールを配置した、
ユニークで洗練されたデザイン。
オープンフェイスながら、
ECE 22.05という安全基準を満たすなど、
安全性が考慮された設計。

「ノール」は、
クラシックなプディングボウルモデルのハーフヘルメットで、
『トライアンフ』、『BSA』等
ヴィンテージモーターサイクルマニアに人気がある。
コルクのライニングとレザーのイヤーフラップが特徴。

「ヴィンセント」は
こちらもプディングボウルタイプで、
「ヴィンセント」のデカールが特徴的なモデルです。
モーターサイクルブランド『ヴィンセント』と
関連付けられることが多い。

「クラブマン」は
オープンフェイスモデルの
モーターサイクルヘルメットとして知られています。

「プロテクター」は
第二次世界大戦中のシビルディフェンス向けに製造された
ファイバーボード製のヘルメット。

ブリティッシュアーミーのモバイルフォーシズ用ヘルメットとして、
ライオットシールドを備えたヘルメットが登場したこともある。
グラスファイバー・リインフォースド・プラスチック製のヘルメットで、
1970年代後半にノーザンアイルランドで使用された。

現在は主にファイア&エマージェンシーサービス向けの
専門ヘルメットブランドとして存続。


愛用の「ノール」は、
クラシックなプディングボウルモデルの
ハーフヘルメットのリプロダクトで
コルクのライニングとレザーのイヤーフラップを忠実に再現。

『トライアンフ』ボンネビルT120に
『ベルスタッフ』「インターナショナル」と
『ハルシオン』ゴーグル「MK-9」のセットで着用。


キャスケットハット : 『ハリスツイード』×『フェイルスワース』
ウィンザーリムラウンドスペクタクルズ : 『アルガ 』
デニムシャツ : 『バブアー』
コーデュロイトラウザーズ  : 『バブアー』
ツイードウエストコート : 『ムーン』×『ポールスミス』
コットンメッシュダブルリングベルト  : 『ハルシオン』
カントリーギリーブーツ:『トリッカーズ 』
フープピアス : 『リンクス』
アーマーリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』
ナックルリング:『ヴィヴィアンウエストウッド』


注:これらの作品は重田将秀店長の所有物であり
オーダースーツSADAでは販売しておりません。