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英國名作図鑑136 ベルスタッフ

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「ベルスタッフ』は、英国のワックスドコットンを使った
ウォータープルーフアウターブランド。


1907年
オートバイレースの古典として今も続けられる
マン島TTレースがスタート。
その2年後には、スコットランドでトライアルレースも開催。
マディウォーターやダストなどから、
レーサーを保護するために注目されたのがワックスコットンだった。

第一次大戦中
ケープやテントのファブリックとして
ブリティッシュアーミーにワックスコットンを卸していた。
その後、このファブリックを使用した
カーレースやアビエイターのためのオーダーメイドを始める。

1924年
イーライ・ベロヴィッチとハリー・グロスバーグによって、
スタッフォードシャー州ストーク・オン・トレントのロングトンで設立。

1948年
スコットランドの6デイズトライアルレース用に、
この土地の独特な厳しい風土を考慮して特別にデザインした、
「トライアルマスター」4ポケットジャケットを生み出す。

『ジェームズ・ハルステッド』の子会社となった。

1990年代
繊維危機の影響を受け、
シルバーデールの敷地を閉鎖した後、ロングトン工場の閉鎖を早めた。

2004年
『フランコ・マレノッティ』に売却。

2011年
『ハリー・スラットキン&ラベラックス』がベルスタッフを買収
マーティン・クーパーをチーフクリエイティブオフィサーに任命し、
トミー・ヒルフィガーはビジネスコンサルタントとして雇われた。

2014年
『JAB ラグジュアリー』に買収。

2016年
デルフィーヌ・ニヌーがクリエイティブディレクターになった。


『ベルスタッフ』は、
モーターサイクル用ウェアの製造に
耐久性とウォータープルーフに優れた独自のワックスドコットンを使用。
100年以上にわたり、モーターサイクルやエアロプレインなど、
冒険を愛する人々のためのウェアを作り続けてきた。

ブランド名には、創設者エリ・ベロヴィッチの姓「Bel」と、
創業地のスタッフォードシャー「Staff」が由来。

男性のアドベンチャラーの間で評判を呼んだが、
ベルスタッフの顧客には女性アビエイターとして知られる
アメリア・イアハートやエイミー・ジョンソン、
さらにはブルックランズのモーターサイクルレースに
女性として最年少出場したドーリン・エヴァンズなどもいた。

チェ・ゲバラも「トライアルマスター」ジャケットを愛用。
1950年ブエノスアイレス大学で医学を学んでいた当時に、
モーターサイクルにまたがり南米大陸を縦断。

ライディング姿勢まで考え抜いたこのジャケットは、
プロのライダーだけでなく、
スティーブ・マックイーン、ユアン・マクレガー、
デビッド・ベッカムといった
モーターサイクル好きのセレブにも愛用されている。

モータースポーツを原点に、
ウォータープルーフ・ウインドプルーフ・ブリーザブルの
革新的な素材を開発。
レザー素材の「Vレーサー」も代表するアイテム。


愛用の「インターナショナル」
「トライアルマスタープロフェッショナル」4ポケットジャケットは、
80年代のフェニックスタグモデルのワックスコットン。
スランテッドなマップポケットに
アーカイブチェック・ライニングのシグネチャーディテールが美しい
最高のモーターサイクルジャケット。

マッチングマテリアルとして愛用の
「インターナショナル」のアビエイタートラウザーズも
80年代のフェニックスタグモデルのワックスコットン。
ロイヤルエアフォースのブレーシス・レザーエンドを装着する為の
ブレーシスボタン付属で
レイヤーアップタイプのワイドトラウザーズで
アーカイブチェック・ライニングが美しい
最高のアビエイタートラウザーズ。

『トライアンフ』ボンネビルT120に
『クロムウェル』ヘルメット「ノール」と
『ハルシオン』ゴーグル「MK-9」のセットで着用。


キャスケットハット : 『ハリスツイード』×『フェイルスワース』
ウィンザーリムラウンドスペクタクルズ : 『アルガ 』
デニムシャツ : 『バブアー』
コーデュロイトラウザーズ  : 『バブアー』
ツイードウエストコート : 『ムーン』×『ポールスミス』
コットンメッシュダブルリングベルト  : 『ハルシオン』
カントリーギリーブーツ:『トリッカーズ 』
フープピアス : 『リンクス』
アーマーリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』
ナックルリング:『ヴィヴィアンウエストウッド』


注:これらの作品は重田将秀店長の所有物であり
オーダースーツSADAでは販売しておりません。