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英國名作図鑑13 ハロッズ

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『ハロッズ 』とは、
ロンドン中心部のナイツブリッジ地区ブロンプトン・ロードに面する
イギリス最大の老舗高級百貨店。

ハロッズの創業者チャールズ・ヘンリー・ハロッドは
1824年、25歳の時に起業。
社屋をテムズ川南岸のサザークに構え、
店舗はバラ・ハイ・ストリート228に所在した。

1825年には『ハロッド&ウィッキング』の企業名で
記録が残っているが、この協力関係は同年末には解消。
1831年まで洋服店、生地商として経営。

食品雑貨店として初めて事業を立ち上げたのは1832年のこで、
『ハロッド・グローサーズ』名でクラーケンウェルの
アッパー・ホワイトクロス・ストリート163に店を構えた。

1834年、ブラックティーに特別な興味を示したハロッドは、
ロンドンのイースト・エンド、ステップニーの
ケーブル・ストリート4で食品雑貨の小売店を立ち上げた。
これが今日まで続くハロッズの原点である。

1849年、不衛生なインナーシティを回避して、
2年後の開催が予定されたロンドン万国博覧会で見込まれる需要を狙い、
ハイド・パークの近くで、
今日まで続く店舗の所在地であるブロンプトン地区の
小さな店を買い取って、『ハロッズ』の営業を開始した。

初めは2人のアシスタントと
1人のメッセンジャーボーイを雇って始まったが、
後に医薬品、香水、筆記具、青果の販売を取り扱うようになり、
ますます繁盛した。

その後、隣接する建物を取得し拡大を続け
1880年には従業員数が100人に達した。

1883年の火事によって苦難の時を迎える。
この苦難に際して、顧客にクリスマスの配達を実施して、
同年は記録的な利益を上げた。
即座に同じ場所に新しい店舗が建てられ、
オスカー・ワイルド、リリー・ラントリー、エレン・テリー、
チャールズ・チャップリン、ノエル・カワード、
ガートルード・ローレンス、ローレンス・オリヴィエ、
ヴィヴィアン・リー、ジークムント・フロイト、A・A・ミルン等の
著名人、さらには英国王室の人々を得意客とするまでに発展し、
より名声を高めた。

1898年、ブロンプトン・ストリート・ストアで
イングランド初のエスカレーターが実用化された。
現在の一般的なエスカレーターとは異なり、
マホガニー材と皮革製の連続したベルトのユニットから成る
ベルトコンベア風の段のない階段部分と
銀色の板ガラス製の手すり部分で稼働していた。
初めて体験するという試練を受けて弱った客は、
上った先で店員に気付け代わりのブランデーを提供してもらって
元気を取り戻していた。


1985年、百貨店はファイド兄弟によって買収。
2010年の売却に対しては拒否する姿勢を示したが、
カタールの政府系投資ファンドである
『カタール・ホールディングス』に売却された。
ファイド家は少なくとも6ヶ月間は、
ハロッズの名誉会長の地位に任命されることとなった。

エリザベス2世から生活用品と食料品について
エディンバラ公フィリップから旅行用品について
チャールズ3世から 旅行用品と馬具について
エリザベス王太后からポタリーとガラス製品について
1910年以来、それぞれロイヤルワラントの指定を受けていた。
しかしアルファイドは一度は受けていたロイヤルワラントの指定を
2000年に破棄していたことを明らかにした。


愛用の『ハロッズ』のブラックエナメルセラミック製
トゥースブラシタンブラーは
『ユーシモール』オリジナルトゥースペーストと
『G.B.ケント』のトゥースブラシ・クラシックハードCLH1を
保管する為のタンブラーで
ブラシを乾燥させる役割がある。


ウォッシュルームセットとして
ダンディズムなブラックエナメルセラミックに
ゴールドのポイントで統一した
『トゥルフィット&ヒル』のシェービングマグと
『ウェイドレジコウ』のシェービングトレイ。

★★

ガウン : 『デレクローズ』
フープピアス : 『リンクス』
アーマーリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』
ナックルリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』


注: これらの作品は重田将秀店長の所有物であり
オーダースーツSADAでは展開しておりません。