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『ティリー』とは、
イギリスのケロシンをフューエルとする
プレッシャーランタンの製造ブランド。
1813年、ジョン・ティリーが考案した水気圧式噴射器にまで遡る。
1818年、ジョン・ティリーとウィリアム・ヘンリー・ティリーが
ロンドンのストーク・ニューイントンで『ティリー』を設立。
ガスランプの製造を開始。
第一次世界大戦中、フレデリック・ティリーが、ランプの燃料として
プレッシャーケロシンを使用。
ロンドンのヘンドンに拠点を移し、ケロシンランプの開発に力を入れる。
ティリーランプは非常に人気を博し、
イギリスでは他のメーカーの加圧式ランプも
『ティリー』と呼ばれるほど、広く普及。
1920年代戦後、商業用ランプの製造を本格的に開始し、
鉄道会社からの大量注文を受けて急成長を遂げた。
1922年、室内で使用されるテーブルランプとして設計された
TL10を製造。
ケロシンを使用するプレッシャーテーブルランプで、
古代ギリシャの神殿の柱を模した、フルーテッドの支柱デザインが特徴。
点火にはメタノールを用いたプレヒーティングが必要
300キャンドルパワーのモデルで、非常に明るい光を放った。
1930年代、15種類以上のプレッシャーランタンに加えて、
駅、教会、土木工事、鉱山、軍事用途など
様々な業務用ランタンがラインアップ。
中には、20,000キャンドルパワーのサーチライトSL-1など、
今では考えられないほど高出力な製品も製造していた。
第二次世界大戦中、英国軍が大量のケロシンランプを購入し、
多くの兵士が使用。
1946年、代名詞ともいえるストームランタンX246シリーズを
ヘンドンの工場で製造。
特に初期モデルは、独特な形状のタンクから
「ポークパイ」の愛称で呼ばれ、
ブラスパーツが使用されていた。
1961年、鉄道会社用の検査用「AL8」ランプ製造。
主に鉄道会社の線路工事用トラックランプや点検用ランプとして設計。
鉄道員が点検作業や線路の修復作業で使いやすいよう、
反射板が付いているのが特徴。
300キャンドルパワーのバーナーを備え、
反射板によって約1000キャンドルパワーを生み出した。
1964年、メタノールを使わずケロシンを
プレヒーティングフューエルとして使用できるプレヒーターが搭載。
タンクベースを「X246A」に変更した
小型で持ち運びやすいストームランタン「BR49A」を製造。
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愛用の『ティリー』マントルは
ケロシンランタンで使用する発光体を覆う袋状の部品。
初めて使用する前は
『コリブリ』ワンハンドライターでマントルを炙り、
繊維を灰化させるバーンインを行い、
フューエルのフレイムを吸収して光らせるために使用する。
一般的なダブルタイストリングスタイプで
愛用の『ヴェイパラックス』E41でも使用。
明るく、高品質で耐久性があり、
穴が開いたり壊れたりするまでは、何度でも使用できる。
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キャスケットハット : 『ハリスツイード』×『フェイルスワース』
ウィンザーリムラウンドスペクタクルズ : 『アルガ 』
デニムシャツ : 『バブアー』
コーデュロイトラウザーズ : 『バブアー』
ツイードウエストコート : 『ムーン』×『ポールスミス』
コットンメッシュダブルリングベルト : 『ハルシオン』
カントリーギリーブーツ:『トリッカーズ 』
フープピアス : 『リンクス』
アーマーリング : 『ヴィヴィアンウエストウッド』
ナックルリング:『ヴィヴィアンウエストウッド』
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注:これらの作品は重田将秀店長の所有物であり
オーダースーツSADAでは販売しておりません。
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