

The outer fabric must be pure wool.
おはようございます。
オーダースーツSADA 吉祥寺店です。
今朝は表地(おもてじ)について少し書かせていただきます。
表地とは何かと言うと、私たちが普段なに気なく生地と呼んでいるものです。
スーツは基本的に表地・芯地・裏地から成り立っており、生地は表面にくるので表地という表現の仕方になるわけです(ちなみに言えばポケットを作る布は袋地と呼ばれます)。
さて。その表地ですが、オーダースーツSADAでは主にピュアウール(純毛/ウール100%)とウール&ポリエステル、この2つの素材を取り扱っております。
文章が長くなってしまうので、ここでは2つの素材、それぞれの一番のメリットのみ紹介します。
先ず、ピュアウール。一番のメリットは、アフターケアの容易性です。朝から晩まで着用したスーツには当然ながら各所に大小のシワが入ります。スーツはシワをきちんと伸ばした状態で綺麗な状態で着用しなければ他者からの評価をも下げてしまうという厄介なアイテムなので、シワを伸ばす作業が必須ということになります。
ピュアウール製のスーツの場合、着用後にハンガーに吊り下げて、洋服ブラシを軽くかけた後、衣類スチーマーで蒸気をまんべんなく噴霧していただけると、シワが容易に消えてくれます(高温蒸気には殺菌消臭効果もあるので清潔にもなります)。
次に、ウール&ポリエステル。一番のメリットは、お買い求めになり易い価格です。オーダースーツSADAではウール&ポリエステルの素材ですと、ご新規のお客様ですと税別¥19,800~という破格とも言える金額でスーツがお作りいただけます(ピュアウールの素材はご新規のお客様で税別¥39,800~)。
但し、ウール&ポリエステルの素材にはいかんともなしがたい欠点があり、それはシワの伸ばしにくさです。ポリエステルの混紡率が多い程、ウールという繊維のもつ優れた特性が減殺されてしまう為、蒸気を噴霧したくらいではシワは消えてくれません。なかなか消えないシワを伸ばすには衣類スチーマーではなく、アイロンの出番ということになりますので、アフターケアがどうしても煩わしくなってしまうわけです。
以上、参考にしていただけますと幸いです。
オーダースーツSADA 吉祥寺店
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