ベルトか、ブレイシーズか。

おはようございます。

オーダースーツSADA 吉祥寺店です。

今朝は表題にある通り、ベルトとブレイシーズ（サスペンダー）について。

紳士のクラシックな装いに拘りのある方にはブレイシーズが人気だとは思いますが・・・

ベルトとブレイシーズ、どちらを使うかは趣味嗜好の違いに過ぎないかと言えば、そうでもありません。どちらでもいい訳ではありません。趣味嗜好（意識）ではなく、パンツの股上寸法（構造）によって、どちらが最適であるかは決定されるという話になります。

股上寸法の小さい（浅い／low rise）パンツにはベルトが最適解であり、ブレイシーズは不向き。

股上寸法の大きい（深い／high rise）パンツにはブレイシーズが最適解であり、ベルトは不向き。

シンプルに表現すると、上記のようになります。

さらに話を前進させると、では、そもそも股上寸法の大小は何によって決まるのでしょうか。

それは、個々人の体の大きさ（腹囲・臀囲・座高）です。故に、たとえば股上寸法が25㎝だとしても、人によって色々です。股上寸法25㎝がその人にとって深め（大きい）か、浅め（小さい）か。こればかりは注文服なら採寸してみなければ分かりませんし、既製服なら実際に商品を穿いてみなければ分かりません。

話がやや長くなりましたが、オーダースーツSADAでは皆様お一人おひとりの体を計測して、お客様の要望に応える股上寸法でパンツをお作りさせていただきます。ベルトで穿きたい方は股上は浅め、ブレイシーズで穿きたい方は深めというように。

ちなみに。これも厳密には構造的な連関にあるのですが・・・ベルトで穿くパンツはプリーツなし（ノータック）が望ましく、ブレイシーズで穿くパンツはプリーツあり（１タックや２タック）が望ましいと言えます。

オーダースーツSADA 吉祥寺店
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