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[アーカイブ] スーツの素材の違い、特徴

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年11月12日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(900日)

こんにちは!オーダースーツSADA熊本店です。

皆様はスーツの素材にはどういった種類があるのかご存じですか?

スーツの生地に使われている代表的な素材と言えばウールです。

しかし、近年はウールにポリエステルが混毛されている生地も多く出回っています。

そこで本日はウールとポリエステル混それぞれの特徴や、どういった方にオススメなのか等、ご紹介したいと思います。

1.ウール100%

まずは天然素材のウール。

一般的に高級品と呼ばれるようなスーツはウール100%がほとんどです。

・しなやかで伸縮性が有り着心地が良い

・保温性、吸湿性があり、夏は涼しく、冬は暖かく着られる

・経年劣化が起こりにくく長持ちする

・自然で上品な光沢がある。

・シワの復元力が高い

等が挙げられます。

反対にウールのデメリットとしては

・水分に弱い

・シワが付きやすい

・ポリエステル混に比べてコストがかかる

・虫食いのリスクがある

等です。

天然素材ならではの着心地や見た目の高級感がある反面、デリケートな部分もあり、しっかり日々のお手入れをしてあげることが大事な素材と言えます。

2.ポリエステル混毛

続いて化学繊維であるポリエステルをウールに混毛してある素材です。

ウール70%ポリ30%やウール50%ポリ50%等、様々な混毛率の生地が存在します。

そんなポリエステル混のメリットは

・生地の耐久性が高い

・ウール100より低コスト

・シワになりにくい

・虫食いに強い

と言った点です。

反対にデメリットとしては

・伸縮性や通気性が少なく、着用時に硬さや蒸れを感じやすい

・経年劣化が起こりやすく、テカりや毛玉ができやすい。

・シワになりにくいものの、ついたシワが自然に取れにくい。

・化学繊維ならではのテカり・チラつきがあり質感がチープに見えやすい。

等の点が挙げられます。

手入れの楽さやコストを抑えられるといった化繊の良さがある反面、見た目や質感はやはりウール100%には敵わない部分です。

・それぞれの素材はどういった方にお勧めなのか?

さて、ここまでウール100%とポリエステル混それぞれの特徴を挙げさせていただきました。

では、それぞれの素材はどういった方にお勧めなのか?どういう選び方をすればいいか?簡単にご紹介します。

・ウール100%がお勧めの方

・着心地の良いスーツが欲しい方

・良い物を長く大事に着用したい方

・見た目の高級感があるスーツが欲しい方

・ポリエステル混がお勧めの方

・とにかく安価で着数を揃えたい方

・スーツのお手入れが手間であまり時間をかけたくない方

・スーツを着て動きまわるので耐久性の強いスーツが欲しい方

おおまかに分けるとこういった選び方をしていただけると良いかと思います。

今回ご紹介したウールとポリエステル以外にもスーツの素材にはコットン、リネン、シルク、モヘア、カシミヤ等、様々なものが御座います。

色柄やデザインだけでなく用途に合わせて素材を選ぶのもスーツ選びにおいては大切です。

当店にも様々な素材を使用した生地を取り揃えております。

ご来店の際は是非こういった生地の素材にも注目していただければ、よりスーツ作りを楽しんでいただけるのではないかと思います。