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[アーカイブ] 夏でも油断大敵!静電気の起きにくい素材の組み合わせ

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年5月27日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(704日)

こんにちは!オーダースーツSADA熊本店です。

この時期にスーツを着ていると、ジャケットを着たり脱いだりする機会が多いのではないでしょうか?

そうするとどうしても生地同士が擦れあい、静電気が発生してしまいます。

そこで今回は、静電気が起きにくい素材と組み合わせをご紹介します!

どうして静電気が起きるの?

皆様は静電気は冬のものだと思っていませんか?

冒頭でも軽くお話しましたが、静電気が起きる理由は

「生地同士が擦れあう」ことです!

生地が擦れることで素材の中にある電子のバランスが崩れ、偏ることで帯電をします。

その偏った電子が放出されてパチッとする反応が、よく言う「静電気」というわけです。

静電気を軽減するには?

とはいえ、静電気が起きない為に生地を触れ合わないようにすることはできません。

ですが、電子の偏りを緩やかにすることで多少の軽減が期待できます。

まずはこちらをご覧ください。

これは+と-にそれぞれ帯電しやすい素材の表です。

左に寄るほどマイナスに帯電し、右に寄るほどプラスに帯電しやすいものになります。

例えば、オーダースーツSADAでは、スーツの裏地の素材として

ポリエステルキュプラをお選びいただけます。

ウール素材のスーツを選んだ際に、ポリエステルの裏地を付けるとどうなるでしょうか?

ポリエステルはマイナスに帯電しやすく、ウールはプラスに帯電しやすい素材です。

この二つが擦れあうと電子は非常に偏りやすい=静電気が起きやすいということになります。

逆に、キュプラはプラスにもマイナスにも帯電しにくい素材となっているため、

ポリエステルに比べて静電気を軽減できると言えます。

これはスーツの生地自体も同じことで、ウールとポリエステルの混合素材であれば更に静電気が起きやすくなります。

生地を選ぶ際には、素材の割合も気にして見てみられると良いかもしれませんね!

まとめ

長々とお話をさせていただきましたが、要点を抑えると以下の通りとなります。

・静電気は電子の動きが原因

・裏地はポリエステルよりキュプラだと起きにくい

・ポリエステル混合よりウール100%が起きにくい

いかがでしたか?

静電気は素材の選び方で少しですが軽減することが出来ます。

少しでも皆様のスーツ選びのご参考になれば幸いです。

ご来店お待ちしております。