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[アーカイブ] スーツの適切な袖丈とは?ジャケットやシャツの袖丈が合わなかった場合の対処法も紹介!

K・F様

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2022年9月26日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(948日)

https://www.ordersuit.info/stores/kumamoto/collection/157415/

まずはオーダースーツSADAの熊本店にお越しいただいたお客様の素敵なオーダーメイドスーツをご紹介します。

こだわっているポイント

シーンを選ばず活用いただけるスタンダードなミディアムグレー・無地のスーツをスリーピースでお仕立ていただきました。ベストには襟を付け、よりドレッシーな仕上がりに。また、衿穴と左袖口の糸の色をシルバーの縫い糸に変更しております。生地がグレーなので派手になりすぎずさり気なく洒落感・オーダー感をアピール。体型に沿ったジャストサイズで美しく着こなしていただきました。

オーダースーツの具体的な紹介のため、実際にオーダースーツを作っていただいたお客様に撮影協力をしていただきました。ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。

ジャケットの袖には2種類の仕立てがある

ジャケットの袖には大きく分けて「開き見せ」と「本切羽」という2種類の仕立てがあります。それぞれについて仕立て方や特徴を紹介します。

開き見せ

開き見せ(あきみせ)とは、袖ボタンやボタンホールが飾りで付けられている仕様のことをいいます。袖口の開閉はできないため、袖丈の調整がしやすく、既製スーツに多く見られる仕立てです。ボタンが飾りのため、ボタンホールに穴が開いていないのも特徴です。

本切羽

本切羽(ほんせっぱ)とは、ボタンとボタンホールが機能を果たすために付いている、袖口の開閉ができる仕様です。開閉できる分オシャレを楽しむことができます。袖ボタンを外せばラフさを演出し、大人の余裕を感じさせられるカジュアルな着こなしができます。袖ボタンを留めれば通常のスーツスタイルになります。

難点は、ボタンホールがあるためホール糸を外すことができず、袖丈の調整が難しいことです。本切羽の袖丈調整は肩口から行うなど手間がかかるうえにコストもかさむので、基本的にはお勧めできません。

袖のボタンの並べ方

仕立てに加えて、ボタンの並べ方によっても印象が異なります。一般的な袖ボタンの付け方である「並び付け」と「重ねボタン」を紹介します。

並び付け

ボタンを横に並べた定番の付け方です。オーソドックスなタイプのため、既製品のスーツにはほぼこのボタンの付け方が使用されています。

重ねボタン

並べ付けとは異なり、袖のボタンが重なるように付けられている仕様のです。重なっているためボタンの間隔が狭く、キスしているように見えることから「キッスボタン」とも呼ばれます。ボタンを重ねることで手元に立体感が生まれ、華やかでオシャレに見せる効果があります。オシャレ度が増す分、重ねボタンのスーツはフォーマルなシーンでの着用は控えた方がいいでしょう。

袖の長さの決め方

自分の体型に合った袖の長さが分からないと悩まれている方もいるのではないでしょうか。ここでは、ジャケットの袖から出るシャツの長さについて説明します。

袖丈による印象

ジャケットの袖丈によって印象が変わるため、スーツスタイルをかっこよく着こなすためには重要なポイントです。ビジネスシーンや重要な場面で着用するスーツだからこそ、ポイントを押さえておきましょう。

ジャケットの袖丈が長すぎる場合、「だらしない」「ルーズ」「清潔感がない」といったマイナスイメージを与えがちです。逆にジャケットの袖丈が短すぎる場合には、「カジュアル」「幼い」「窮屈」といったイメージになります。

重要なのは、袖口から見えるシャツとのバランスです。スーツはきちんとした場で着用することが多いため、全身鏡を使って自分の腕から手にかけての袖の長さを確認するといいでしょう。

ポイント①腕は下ろしてチェック

正しい袖丈を確認するためには姿勢が重要です。まず、腕を前後左右に動かし、窮屈に感じないか確認します。そして、腕を下ろした状態でジャケットの袖口の長さをチェックしましょう。この順番で確認すれば、ストレスなく羽織れて、袖丈も適切なジャケットを見つけられるはずです。

ポイント②適切な長さ

適切なジャケットの袖丈の目安は、手首の骨を隠す程度の長さです。スーツスタイルの場合、ジャケットにはシャツを合わせるのが基本のため、袖口から出ているシャツの長さにも気を遣えると、よりバランスがいいコーディネートに仕上げることができるので覚えておきましょう。腕を下ろした状態で、袖口からシャツが1~1.5㎝ほど出ているときれいに見えるためオススメです。

シャツの袖の長さが合わないときの対処法

シャツの長さが合わない場合、どのような対策をすればいいでしょうか。いくつかの方法を解説します。

シャツの袖丈が長い場合

既製品のシャツを購入し、首周りのサイズはぴったりで問題なかったものの、袖丈が長すぎてしまったという経験したことがある方は多いのではないでしょうか。ジャケットの袖から見えるシャツが長すぎる場合、全体のバランスが悪く、だらしないマイナスな印象になってしまいます。

この場合には、ボタンの位置を変更することで対処できます。やり方は簡単で、カフスボタンを数ミリ内側に付け替えてみてください。付け替えることで、袖口が手首の上でしっかりと固定され、手のひらに袖口がかかるのを防ぎ、だらしなく長いシャツの調整を簡単に行うことができます。

シャツの袖丈が短い場合

シャツの袖丈が短く、寸足らずに見えてしまう場合には、買い替えが最も現実的な対処法です。既製品のシャツは基本的に直しができませんし、オーダーシャツで仮に同じ生地を使った修正が可能だとしても時間やコストがかかります。

スーツの袖丈は後から調整できる?

シングルスリーピーススーツ

生地素材
  • ウール100%ナチュラルストレッチ素材
  • ミディアムグレー無地
  • 生地No.7-3544
裏地
  • ブラック無地
ボタン
  • ブラック・マニュアル釦
オプションその他
  • AMFステッチ
  • ベスト衿
  • 色糸
  • 重ね釦
担当スタイリスト 甲斐田