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見えない場所だからこそ、こだわるのがオーダー

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年5月11日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(371日)

皆さんこんにちは。お酒が大好きな町田店のスタッフです。

町田店の周囲は、居酒屋さんが多いので、いつもどこで飲むか迷ってしまいます。

とはいえ、行きつけを2つ開拓しました。もし、髪がそこそこ長くてベストを着ているのを

見かけましたら、お気軽に声をかけて下さいね。たまには一緒に飲みましょう。

では、本題です。

今回は見えない所、そうジャケットの内側です。

一般的に、裏地を背中全面に縫い付ける「総裏」というのと

背中の部分は表地を露出し裏地を縫い付ける「背抜き」というのがあります。

ですが、脇側にも色々と仕様がありまして、「台場仕立て」というのがあります。

内ポケットの部分の箇所が表地で展開されているのにお気づきかと思いますが、

これが「台場仕立て」と言います。

通常の仕立てよりも生地を多めに使うので、割と高級仕立ての代名詞とも言われています。

幕末期、徳川幕府が外国船を打ち払う為に、海岸沿いを開発して砲台を設置しましたが、その地形に

形が似ていた為に「台場」と呼ばれるようになったらしいです。

表地を多く使うので、生地の型崩れが起きにくくまた強度も増すので、

仕立てのメリットが高い仕様です。が、生地を多く使う分、重くなりますし固さも出るので、

春夏生地では気候的にも着用シーンにもデメリットが起きかねない気がするので、

そこだけご注意ください。

しかも実は、意外にも英国ではあまり一般的では無いようです。

ただまぁ、型崩れしにくくて強度があるという事は、長く着用できるという事でもあるので、

もしご興味ありましたら、ご相談ください。

因みに、普段の場合ですとこのような仕立てになります。

ではまた。