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AMFステッチは入れておくべきか否か(1)

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年5月12日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(370日)

皆さんこんにちは。最近再び腰痛に悩まされている町田店のスタッフです。

そもそも長年の猫背が原因らしく、整体で矯正していますが40年以上の蓄積は中々治りません。

皆さん、今からでも遅くないので心当たりのある方は、姿勢を伸ばして筋肉を付けましょう!

さて改めて、今回はステッチの話です。まず、ザックリとステッチについて。

我々が呼ぶ「AMFステッチ」とは、ジャケットの襟などに入る手縫い風ミシンステッチを指します。

かつてステッチは全て職人の手によって入れられていました。それは何故か?

ミシンで入れると均一に縫い目が入るのですが、どうしても固い仕上がりになり、

立体的な美しい襟の仕上がりが難しい為でした。

しかし、手縫いで均質なステッチを入れるのはかなりの時間と技術が必要です。

ですが、今では手縫い風の仕上がりになるミシンが開発され、今ではこのミシンでステッチを

入れるのが主流になっています。

専用のミシンで、ゆっくり無理な力を掛けずに縫う事で、手縫い風ステッチの仕上がりを

再現しています。このステッチ専用ミシンの名を「AMFミシン」と言います。

このミシンを開発したのが、

American Machine and Foundry(アメリカン・マシン・アンド・ファンドリー)社。

という1時期はハーレーダビットソン社を傘下に置き、園芸機器・遊興施設の建設開発・原子炉・

ヨット等、アメリカ大手のレクレーション機器開発企業です。

この企業の頭文字をなぞって「AMFミシン」と呼ばれるようになりました。

で、このミシンでステッチを入れた事から、「AMFステッチ」と呼ばれるに至ります。

尚。AMFは通称なので他社製品でのミシンステッチでもAMFステッチと呼ばれます。

本当の手縫いステッチは「ピックステッチ」「ハンドステッチ」「星留め」と呼ばれています。

いま手縫いで入れるケースですと、「本当の」ハンドメイドフルオーダーなどでしか

あまり見かけません。

ですが、最早AMFステッチ事足りているんじゃないかなと、個人的に考えています。

でも、いつかは自分もハンドステッチの入ったジャケットをまとってみたいと思っています。

では、次はステッチは必要か否かです。