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高い・安い。生地は触らずとも観て判るかどうか

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先日、改めてお客様に上記の質問を頂きました。

そして、生地を観て良し悪しの判別が出来る人は恐らく一般的に観て10人中1人程度です。

と回答しました。

生地を提案しスーツを売るお仕事をしている人でも、

ちゃんとパッと観てそれが正確に判別が出来るか?

となると実は結構少ないのではないかと思っています。繊維の生産技術も急速に発展していますので。

服は結局サイズ感・見た目が第1です。生地が良いかどうかはまた別の話かなと。

10万のスーツ着てます→サイズ感がブカブカピチピチ。

2万のスーツ着てます→サイズ感がしっかりボディラインと合致している。

で、かなり違ってきます。

特にパンツの裾が長すぎないか・パンツポケットは膨らんでいないか・

お尻に横シワや三角の大きなしわが無いか・ジャケットの胸が開いていないか・

留めた釦が傾いていないか・肩が身体に添っているか・脇に大きなエクボがないか・

袖先からシャツの袖が1~2㎝程度覗いているか・着丈がお尻と股の境の位置を丁度良く隠しているか・

背中に横シワが無いか等

上記を踏まえると、大分違ってくるのではないかと思います。

既製品でもこれに合致したら大分見た目と高級感とかが違うと思います。

逆に、オーダーでも上記のどこかが合って無いと、うーんって事になります。

まぁいずれにせよ、生地が「高い→良い」「安い→それなり」とは今はもうそうならないと私は思います

そこにサイズ感がちゃんとあっているかがセットで、このロジックが成立するかなぁと。

社会的立場も考慮してこの生地とか、予算の兼ね合いでこの価格帯がとか。

色々ですが、サイズが重要なので気にせず好きな色柄の生地にしましょう。

生地のブランドとか、素材がどうとか高い安い気にしてたらキリが有りません。

2万だろうが10万だろうが好きか嫌いか着るか着ないか、シチュエーションに合っているかいないかで良いんです。

結論。生地の良し悪し高い安いなぞ、判る人は世間にそうそう居ません。