「価値」とは「愛着」ともいう。「相手」あってこそ

オーダースーツの提案に携わっていると、様々な相談があります。

ただ、最後に必ずいかなる相談でも行き着くのが、

仕上がりを着用した時に感じる特別な「価値」という「愛着」です。

言い方良くないですが、ただ売れば良いってもんでもないし、ただ安く済ませれば良いってもんでもなく

そこに「価値」がちゃんと伴っていないと、買い物って成立しないと思っています。

個人的にはですよ。

要は商品って、これは自分の商品だと思ってたり考えて売っていると最終的にそれは「価値」が無いただの「モノ」でしかなくなる訳で。100歩譲ってお客様は良いかもしれませんけど、まぁ心情的な処では健全ではないですよね。

これがオーダーメイドなら尚更こういう気で提案しているのは危険でして。

価値が伴わないとモノだから愛着が無いんですよね。結局。

大事に着続けるという意味でもあるのに、モノになっちゃったので直ぐボロボロにしたとか。

何を言いたいかと言うと、お客様と言う「相手」を観て提案しないと商品に「価値」「愛着」が伴わないから、ただ売りましたで終わっちゃうので、

私が対応に入らせていただいたら結構しつこく何で？とならこういう着方は？とか色々ジックリ

繰り返しますので気を悪くしないでくださいってことです。

オーダーしたんですから、出来る限り永く来てもらいたいんで。金額とか関係なく。