ベントのおはなし 後編
皆さまこんにちは。
オーダースーツSADA丸井錦糸町店でございます。
前回に引き続き、ベントのおはなしです。
今回はサイドベンツについてお話しします。
センターベントと違って左右1か所ずつ割れているサイドベンツ、起源は軍服にあります。
腰に剣や銃をさしていた時代、腰から後ろにそれぞれが抜けるように左右で割ったそうです。
軍(の制)服というところから、現代ではオーダースーツでよくみられるデザインとなっております。
センターベントよりも堅く、クラシックな印象になります。

また、前回センターベントの弱点として挙げたベントの割れ、サイドベンツであれば2箇所に分散できるため、割れにくくなります。
そのため、後姿を割れなく綺麗に見せたい場合はこちらが効果的です。
一見デメリットのないように感じますが、強いて言えば「昔っぽく見える」ことでしょうか。
私自身はカジュアルジャケット以外はサイドベンツで作るのですが、既製品の定番がセンターベントのこともあり、若い方中心に見慣れないというお声をよくいただきます。
しかし当店ではほとんどの方にサイドベンツをおすすめしております。
オーダースーツ定番でもありますし、全ての方に一周見ても綺麗なシルエットでスーツを着ていただきたいからです。
一度着てしまえば気にならないと思いますし、何か言ってくる人にはこう言ってやりましょう。
「これがオーダースーツの定番ですよ」
あまり言い過ぎるのはお勧めしませんが(笑)
そこで豆知識を披露できればサイドベンツの流行りの波ができてしまうかもですね!
ここまで印象についてお話はしましたが、もちろん本人の希望が一番です。
ベントの割れやすさや見え方など様々ですが、一番は着たいデザインで、そこを綺麗に見せるのが我々の仕事です。
オーダーの際には細かくヒアリングを行いますので、気軽にこっちにしたい!とお申し付けください。
皆様のご来店お待ちしております。
それでは!
