タック入りという選択肢
皆さまこんにちは!
オーダースーツSADA丸井錦糸町店です。
ここ最近のクラシックブームに乗って、タック入りのパンツが増えてきました。
パンツの前側のゆとりを生むタック。
デザインだけでなく実用性も兼ね備えた、意味のあるディテールになっています。
今回はそんなタックの魅力をご紹介します。
1.そもそもタックって何?
タックとはスラックスの前側にある、折りたたんだようなひだのこと。

タックには複数の種類があり、ノータック、ワンタック、ツータックの主に3種類があります。
前述した通り、タックは「ゆとり量」なので、ノータックが最もゆとりの少ないディテール、ツータック(場合によってスリータック)が最もゆとりの多いディテールとなります。

その中で、ひだを外側に倒すアウトタックと内側に折り込むインタックに分かれます。
アウトタックはアメリカ発祥とされ、ゆとりを確保するために倒した生地が外側に逃げてくれるためにゆとりの確保ができ、パンツの構造上も開いて見えにくい、一般的なタックとなります。
一方、インタックの発祥はイギリスとされ、クラシカルな印象になります。
双方でゆとりの量は変わりませんので、お好みでお選びいただけます。
見た目重視ならアウトタック、オーダー感重視ならインタックがおすすめです!
2.タックの役割
タックは折り込まれた生地が動きに応じて自然と開くようになっています。
ゆとりが欲しいのであればサイズをあげて履けばいいじゃないか!と言われそうですが、サイズを上げてもゆったりはしますが、必要のない箇所まで大きくなってしまいます。
見た目とのすっきりさとの両立のためにもタックを入れるのがよいのです!
タックの本領が発揮されるのは立ち座りの際です。
立ったり座ったり、車の運転をするような方にはたいへんおすすめなデザインになっています。
仕事上しゃがむことが多い私もパンツは全てタック入りでオーダーしています。
<結論、タックは流行や用途、スタイルによって選ぶのが良い!>
5~6年前まではノータックが主流でした。
それも流行によるもの。スーツも細く短い、タイトフィットが多くの人に求められていたタイミングでありました。
カジュアルシーンでもスキニーパンツやアンクルパンツが流行っていましたよね。
しかし現在はワイドパンツがトレンドで、全体的に適度なゆとりのある服が多いと思います。
それはスーツも同じで、パンツもノータックからタック入りの時代になっています。
”タック”と聞くとバブル時代のソフトスーツのようなとても太いパンツを想像する方もいらっしゃると思います。
それもあってかタックってなかなか、昔っぽい・古臭い印象を持たれている方が多いのだと思います。
そんなタックも理にかなった形として現代のクラシックスーツに反映されています。
タックの最大の武器である前もも付け根部分のゆとりはそのままに、膝より下はスッキリめに絞ったテーパードシルエットが、最近の好まれるシルエットになっています。
個人的にもタックはとてもおすすめです。
特に座り仕事や動きの多いお仕事の方、運動している方は太ももが窮屈に感じることがよくあると思います。
そこで、すっきりしたシルエットとゆとりを両立できるのがタック。
履けば最後、タックの魅力にどっぷり浸かると思います。
それでは!
