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ーツ素材として代表的なウールとは?特徴やお手入れ方法、生地選びのポイントを解説

Y:O様

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年7月22日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(636日)

ウールはスーツの素材として最も人気のある素材です。バランス良く高水準な素材とされるウールには、スーツに適した要素がいくつか存在します。スーツにはウール以外の素材も使われますが、一長一短であることが多く、あえて他の素材を選ぶのであればその特徴を押さえておくべきでしょう。

オーダースーツSADA

セントシティ小倉店

こんにちは セントシティ小倉店です!

本日はお客様にお仕立て頂きましたスーツをご紹介致します。

写真では少し伝わりづらいですが、ブルーのラインが入ったグレーチェックの生地でお仕立て頂きました!ウール100%の生地なので、ストレッチ性や通気性も優れていて機能性ばっちりです◎チェック柄は無地やストライプに比べ、少しカジュアルな印象になりがちですが、シルエットを細身にしたりピッタリのサイズで着用いただくことで既製品にはなかなかないおしゃれな1着に仕上がるので複数着既にお持ちの方や、結婚式用の方などにおすすめです♪

Y:O様、お忙しい中、撮影にご協力いただきまして誠にありがとうございます。またのご利用心よりお待ちしております

ウールってどんな生地?

ウールとは、一般的にはメリノ種と呼ばれる羊からとれる毛のことを指します。羊にはメリノ種以外にもさまざまな種類が存在しますが、世界中のウール製品の約50%はメリノ主の羊毛です。主要な原産国は中国・ニュージーランド・オーストラリアで、日本でのウール製品もほとんどが海外からの輸入です。羊毛ではありませんが、カシミヤやアルパカなどの毛もウールに含まれます。しかしそれらの毛はウールと表記されないため、実質的にはウールと表記されているもののほとんどが羊毛です。

ウール生地の特徴

羊の種類や育てる環境で雰囲気や特徴に変化が出るウールですが、特に羊毛を糸にする際の工程でその特徴が顕著に現れます。ウールは、光沢感がありなめらかな風合いの「梳毛(そもう)糸」と、素材本来の持ち味を楽しめる「紡毛(ぼうもう)糸」に大別されます。ウールの持つ代表的な特徴は以下の通りです。

保温性に優れる

ウールの特徴として最初に思い浮かぶのは、やはり暖かく保温性に優れているという点でしょう。ウールの繊維は縮れた構造で、それらが複雑に絡み合っています。この構造内に空気を含むことが熱を逃しにくい要因となっているのです。そのため、ウールといえば秋冬の印象が強い素材ですが、熱が伝わりにくいという特徴を備えていることから春夏の衣料品にも使用されています。

吸湿性に優れる

ウールは吸湿性、放湿性ともに優れています。つまり汗をかいても吸収し、その水分はすぐに発散されるということです。ウールの吸湿力は綿の2倍ともいわれており、さまざまな繊維の中でも各段に優れています。ウール製品が蒸れにくく、サラリと快適な使用感であるのはこのためです。

伸縮性がある

ウールは縮れた繊維が複雑に絡み合っているため、伸縮性に優れている素材です。実際にウール製品を引っ張るとかなり伸びることがわかります。

また、元に戻ろうとする力も強く、シワや型崩れが起きにくいという特徴があり、スーツやコートなどにもよく使用されているのです。

汚れがつきにくい

ウールは泥水がかかっても、さっと拭き取ればシミも残らず消えてしまいます。これは、繊維の表面が人間の髪の毛同様にエピキューティクルという薄膜で覆われていて、それが水をはじくためです。つまりウールは水溶性の汚れに強く、水分含有率も高いためチリやホコリを寄せつけにくく衛生的な素材なのです。また、水分含有率の高さゆえに、静電気が発生しにくい素材でもあります。

ウールのスーツのお手入れ方法

ウールは耐久性や汚れに強いことから軽いブラッシング程度で簡単にお手入れを済ませることができる素材ですが、こだわり抜いて選んだ愛着のあるスーツを長持ちさせたいのであれば、正しいお手入れ方法を覚えておくべきでしょう。ここでは、ウールスーツのお手入れ方法を解説します。

一日着たら一日休ませる

ウールは湿気を吸いやすく吐き出しやすい性質がありますが、吸った湿気をしっかりと吐き出すために一日着たスーツは一日置いてしっかりと発散させましょう。

ブラシをまめにかける

ちょっとした汚れやホコリをとるのにブラシがけは有用な方法です。ブラシの細かな毛が繊維に入り込んだ汚れをかきだして落とす効果があります。

ポケットのものを取り出す

ジャケットやパンツのポケットに物を入れっぱなしにしていると、形状や重さにもよりますが型崩れの原因になります。これはお手入れというよりは習慣として、スーツのポケットは帰ったら取り出すクセをつけましょう。

蒸気をあてる

本来シワに強いウールですが、頑固なシワがついてしまったときには蒸気をあてると復元します。スチームアイロンでプレスしたり、お風呂場にかけたりという方法もあります。

汗汚れはクリーニング

汗の汚れは、ドライクリーニングでは落ちません。汗による汚れがある場合、ウエットクリーニングが必要です。汗汚れは放っておくと変色する原因になってしまうため、洗濯表示タグを確認し、衣替えなどでしまうときには一度ウエットクリーニングをしてから保管しましょう。

他にどんな生地がある?

スーツにはウール以外にもさまざまな素材が使用されます。ここでは比較的よく使われる素材について簡単に解説します。

動物繊維

ウール

羊毛のウールはご存じのとおり動物繊維に該当し、スーツで使われる素材としてあらゆる機能面で高水準のメジャーな素材です。

・カシミヤ

繊維が細かく上品な光沢がある素材で、ウールよりもきめ細やかという特徴があります。モンゴルなどの地域に生息するカシミヤヤギの毛が原料です。暖かく着心地が良いため秋冬スーツに相性が良い素材です。毛玉ができやすく高価なのが難点といえます。

混紡

・シルク

光沢があり美しく、肌ざわりが良い素材で、機能面で優れた素材ですが、摩擦に弱く耐久性が低いという欠点を持つ素材です。普段使いのスーツには適していませんが、冠婚葬祭などの行事で活躍します。スーツの生地にシルクを使う場合は、ウールなどと混紡されるのが一般的です。

・コットン

衣料品として普及している素材で耐久性や吸湿性に優れています。一方でシワができやすく、水洗いすると縮む性質が欠点です。

・リネン

リネンはサラサラとしていて吸湿性や耐久性に優れている素材です。バッグなどにも使用され、春夏に適しています。リネンはシワになりやすいため、ケアをしっかり行わなければなりません。

・モヘア

モヘアはアンゴラ山羊の毛を使用した素材で、太い繊維で耐久性が高く、光沢もあります。シワになりにくく機能性に優れる素材で、通気性の高さから春夏や春夏秋の3シーズンをカバーするスーツでも使用されます。

化学繊維

・ポリエステル

衣料品で非常によく使われる化学繊維素材です。シワになりにくく耐久性が高い素材で、吸湿性が極めて低く、静電気が発生しにくいという特徴があります。

・ナイロン

ナイロンは伸縮性があり耐久性、シワにも強い化学繊維素材です。ポリエステル同様、吸湿性が低く静電気が発生しやすい特徴があります。

・レーヨン

化学繊維素材ですが肌ざわりや吸湿性が高く光沢のある素材です。この性質から、ジャケットの裏地やネクタイに使用されることが多い素材で、水に弱くぬれると強度が落ちてシワができたり縮んだりする性質があります。

スーツの生地選びのポイント

先述した素材の特性を把握するとスーツの生地選びにおけるポイントも見えてきますが、やはり最も無難なのはウールでしょう。ウールであれば、冬は暖かく夏は涼しく着られる上に、お手入れも比較的容易で、耐久性などさまざまな機能面で優れているからです。

その上で、素材に応じた特徴を目的に合わせて選ぶのがよいでしょう。例えば、結婚式やパーティなど華やかな場ではウールよりもシルクの方が適していますし、涼しく快適に過ごすのであればリネンという選択ができます。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

最後に、スーツをどこで購入すればよいか解説します。どんなに素材のことを理解していても、購入先で失敗してしまう恐れは拭いきれません。購入先を考える場合は「コストパフォーマンス」と「品質」が優れているかが重要です。

以上を踏まえた上でおすすめなのが、オーダースーツ専門店の「オーダースーツSADA」です。

「オーダースーツSADA」は2022年11月現在、全国に49店舗を構えており、自社内ワンストップで製造から販売までを行っているため、最高品質のオーダースーツをリーズナブルな価格で提供することを実現しており、購入者目線で見ると非常に魅力的といえるでしょう。

スーツはもちろん、ジャケット単体やシャツのみのオーダーも可能です。全ての商品が、生地から作ることのできるフルオーダーとなっているので、自分にピッタリの一品が欲しい方は来店予約の上、お近くの店舗まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

2ボタン シングルスーツ

生地素材
  • 品番:7-3554 フォルテ
  • グレー チェック
  • ウール100%
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