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釦(ボタン)にこだわってこそ上級者の着こなし!オーダースーツにおける釦の選び方をご紹介

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最終更新日
この記事の内容は、
2020年7月5日当時のものです。
公開から3年以上経過しています。
(1409日)

まずは、オーダースーツSADA 仙台泉ショールーム店から、お客様の素敵なオーダーメイドスーツをご紹介します。

重厚感のあるダブルのスーツをお仕立ていただきました。気品のある貝釦が、夏を薫らせる一着です。撮影にご協力いただき、ありがとうございました!またのご来店を心よりお待ちしております。

スーツ店でよく見る「釦」って何?

皆様は、スーツ店で「釦」という文字を見かけたことはないでしょうか。実はこれ、我々が普段よく使う、服の「ボタン」を意味する漢字です。漢字にカタカナのみの振り仮名が充てられることは非常に珍しいですが、元々中国で「ふち飾りに使用される装飾用の小物」を意味していたそうです。当時の日本ではこれに該当する装飾品はなく、そのままポルトガルから伝わった「ボタン」を充てるようになったと言われています。また、「鈕」という字も同様の扱いをされることがありますが、現在ではほとんど見かけることはありません。しかし、「釦」については、現在もスーツ店で漢字のまま記載されるケースも多く、「釦=ボタン」ということは覚えておくと、スーツ選びの際に困らないと思います。

スーツによく使われるボタンの種類

では具体的にどのような種類のボタンが、スーツには使われているのでしょうか。代表的なボタンの種類としては、次の4つが挙げられます。

1. 貝ボタン

2. 水牛ボタン

3. ナットボタン

4. プラスチックボタン

<1.貝ボタン>

まず1つ目の、今回ご紹介したお客様も取り入れられている貝ボタンですが、プラスチックでは演出できない鮮やかな光沢が最大の魅力です。中でも、真珠母貝が用いられる白蝶貝のボタンは一際美しく、最高級品とされる貝ボタンになります。他にも、丈夫な高瀬貝や、黒くパールがかった光沢が特徴的な黒蝶貝は、貝ボタンにおける現在の主流とされています。また、柔らかい印象を与える茶蝶貝や、あの高級食材アワビを用いたボタンなど、貝ボタンの種類は非常にバラエティに富んでいます。いずれも、研磨によって作られることから、滑りにくく留めやすい点が貝ボタンの特徴です。

<2.水牛ボタン>

続いて水牛ボタンは、その名の通り、本水牛の角が素材として用いられるボタンで、高級素材の1つであり、オーダースーツで最も多く使用されるだけでなく、高級ブランドの既製スーツにも多く取り入れられています。重厚感があり、また長年使用しても風変わりしないため、高級感を演出してくれます。

<3.ナットボタン>

ナットボタンは、ヤシの実から作られるボタンですが、加工がしやすくカラーやデザインが豊富に存在します。また、水牛ボタンと異なり時間が経つと色合いが変化するため、経年変化を楽しみたい方にはおすすめです。ネイビーのスーツと合わせれば、上品な雰囲気を演出することができる他、そのバリエーションの豊富さから、カジュアルな着こなしをしたい際にも活躍します。

<4.プラスチックボタン>

最後に、プラスチックボタンは上記の天然素材と異なり、高級感や重厚感は出ないものの、安価で丈夫な点に特徴を持ちます。ポリエステルやナイロン、ユリアなどの素材が用いられており、質感に関しては貝ボタンや水牛ボタンと見分けが付きにくいほどに、加工技術が進歩しています。

スーツの雰囲気作りに一役買うボタンの選び方

そんな豊富な種類があるボタンですが、ボタンの選び方1つでも、スーツの雰囲気を大きく左右します。ビジネスシーンで活用することを前提とすると、ボタンの選び方は、小物類と同程度の色である、こげ茶または黒を選ぶか、スーツの色にマッチした色が良いでしょう。スーツの色が、ネイビーの場合はダーク系またはブルー、グレーの場合はシルバーやこげ茶といったボタンの組み合わせがおすすめです。加えて、ご自身の演出したい雰囲気や好みに応じて、貝ボタンや水牛ボタンなどの素材を選択していく方法が、おすすめしたいボタンの選び方になります。

取り扱い注意!貝ボタンは割れやすい?

また、今回お客様も取り入れられた貝ボタンには、艶やかな光沢という魅力がある一方で、気をつけなければならない点もあります。それは、力に弱く割れやすい素材であるという点です。貝の殻には、樹の年輪のように成長線のようなものが入っており、そこから亀裂が入りやすくなってしまうためです。したがって、日常的にぶつけないように、気をつけて着用することを心がけましょう。また、ご自宅での洗濯時には、ネットに入れ、ボタンをかけた上で裏返しにして洗濯をすること、クリーニングを出す際には、店舗の方に貝ボタンであることを申し入れるようにしてください。特に、クリーニングにおいて事前の説明がない場合、壊れても保障されないケースもあるため、注意が必要です。

スーツを買ったら付いてくるボタンと布、捨てていませんか?

その他に注意が必要な点として、スーツの購入時に渡される、予備のボタンと布は捨てないように保管するようにしましょう。管理が手間、失くしやすいなどの理由から、きちんと保管せずに捨ててしまっている方も多いかと思いますが、既製スーツはともかく、オーダースーツの場合、布もボタンも同じデザインのものが、再度購入できない可能性があるためです。特にボタンは貝や水牛などの天然素材を用いている種類が多く、天然であるが故に同じデザインのものは中々手に入らないケースもあります。そのため、これらの予備のボタンや布はできるだけ失くさないように、大事に保管しておくことをおすすめします。

取れそう・割れそうならクリーニングの際に伝えておく

貝ボタンの章でも少し触れましたが、貝ボタン以外のボタンでも、クリーニングを出す際に不安があれば、事前にクリーニング店に申し入れておきましょう。クリーニング店では高圧プレスなどをかけることが多く、特に取れそう・割れそうなボタンの場合、簡単に壊れてしまったりするケースがあります。事前に申し入れておけば、もちろん取り扱いには注意してもらえますし、何か問題があった場合にも保障してもらえるため、忘れないようにしてください。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

<「オーダースーツSADA」のここがスゴイ!>

「オーダースーツSADA」は全国に50店舗を展開する、オーダースーツチェーン日本一のブランドです。また、おかげさまで、これまで累計約500万着ものオーダースーツを仕立ててます。

スーツの品質や全額保証(※利用条件あり)などのアフターサービスはもちろんのこと、「オーダースーツSADA」の最大の特徴は、圧倒的なコスパの高さです。徹底的なコストカットに取り組み、生地の仕入れから店舗販売までを、全て一気通貫で内製化し、コストを最小限に削減しています。そのため、既製服と変わらない値段にも関わらず、オーダーメイドの良さである品質の高さを兼ね備えた、最高コスパのフルオーダースーツをご提供することが可能です。また、ビジネススーツだけでなく、フォーマルスーツに関しても、多数取り扱っておりますので、ぜひ一度お試しください。

<まとめ>

いかがだったでしょうか。今回は、よりおしゃれな上級者の着こなしを目指すには欠かせない、ボタンの種類や特徴についてご紹介しました。オーダースーツでは、サイズ感や生地だけでなく、細かいボタンなどにもぜひこだわって見ると、よりご自身の好みに合った、素敵な1着を作れるため、ぜひ1度この機会に試してみてください!

ダブルスーツ

生地素材
  • No.7-0575 
  • ストライプ
裏地
ボタン
  • 貝釦
オプションその他
担当スタイリスト