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[アーカイブ] 何故、ウール100%なのか。

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年5月31日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(701日)

こんにちは。

オーダースーツSADA・新所沢パルコ店です。

購入・未購入に関係なく、ご来店経験のあるお客様でしたら

ご存知かと思いますが・・・

当店では接客で生地をご案内する際は、ウール100%のものを

おススメしております。お客様によっては「高い商品を、、、」

と思われる方もいらっしゃいますが、断じてそうではありません。

何故、ウール100%の生地をおススメするのかと言えば、やはり、

アフターケアのし易さです。ウール(羊毛)には繊維の特性として

蒸気を当てるとシワがよく戻るというものがあります。

どのような素材であれ、服は着ていると自然にシワがつきますので、

綺麗にお召しになる為には着用後のアフターケアが必須なのですが、

素材によってシワの戻りの良いもの・悪いものがあり、ウールは

戻りやすい素材の筆頭と言えます。コットンやポリエステルは非常に

戻りづらく、コットン100%のワイシャツを洗濯後にアイロンがけで

綺麗にシワを取ることの難しさを考えればよく分かるかと思います。

オーダースーツSADAで取り扱っているスーツの生地は主に2つで、

ウール100%とウールにポリエステルを30%~50%混紡した素材です。

価格面で言うと、ポリエステル混のほうがリーズナブルではありますが、

素材の性質上、シワの戻りはよくありません。

スーツは頻繁にクリーニングに出すものではないので、ご自宅での日頃の

メンテナンスが重要になります。そうした前提を踏まえるならば、

アイロンや衣類スチーマーで高温の蒸気を当てることによって比較的容易に

シワの取れるウール100%の生地が断然おススメという結論になります。

ちなみに、ポリエステル混は「シワになりづらい」ですが、あくまでも

「なりづらい」だけであって、お仕事で1日着用した後は、ごく普通に

シワはあちこちに入りますから、アフターケアは楽ではありません。

以上、スーツご注文の際の参考にしていただけますと幸いに存じます。