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Q&A 各季節に合わせたスーツとは??

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年12月4日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(521日)

皆さまこんにちは。オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます。

2022年の冬も本格的に始まり、毎日コートが欠かせない程の寒さになってきました。

最近お客様から、「オールシーズンで着れるスーツはありますか?」「秋冬用のスーツも春夏に着ていいものですか?」など相談されることがございます。

今回はそんな質問にお答えするべく春夏生地はどんな物・秋冬生地はどんな物なのか簡単にご紹介いたします。

まず春夏の生地は、経糸と緯糸が交互に交差された平織りという織り方をすることで目が粗く暑い時期に着るのに適した通気性を重要視した作りとなっています。

そのため春夏のスーツの着用は、4月~9月前後が一般的な目安となっています。

逆に秋冬の生地というのは、経糸と緯糸を二本ずつ抜かすなどして平織に比べて交差する箇所が少ない綾織という織り方です。

綾織は目が細かく詰まっている為、寒い時期に着ても熱の逃げない保温性を重要視した作りとなっています。

対照的に秋冬のスーツは、10月~3月前後と言われております。

ビジネスの生地でオールシーズンという生地は当店にはなく、真夏を避けて着ることの出来る3シーズンの生地があります。

生地の織は秋冬生地と同じ綾織ですが、糸が細く重さが軽いものを使用することで春夏の生地よりかは厚く、秋冬の生地よりかは薄い生地感となっています。

春夏・秋冬のスーツも絶対その時期にしか着てはいけないという決まりはありませんが、素材や織り方によっては、季節感が強く出てしまう為着用が難しいものもございます。

着られる環境及びお仕事柄などに合わせて適した生地で作られたスーツを選んで頂ければ、

必ずしも春夏生地、秋冬生地ではないといけないわけではございません。

ただ、上記に記載したように春夏・秋冬と気温や季節に合わせて変えて頂くのが理想です。

実際に礼服(フォーマルスーツ)に関しては春夏生地に比べると色味がより黒く出る秋冬生地の方が人気はありますし、いつ着るかわからないという礼服特有の観点から通年対応の生地が一番人気というようにTPOに合わせた生地のスーツを選んで頂ければ問題はありません。