オーダースーツSADA 津田沼パルコ店のカバー画像
[アーカイブ] スーツに合わせる襟付き・襟無しベストの違いとは?ベスト着用時のルールについてご紹介!のアイキャッチ画像 [アーカイブ] スーツに合わせる襟付き・襟無しベストの違いとは?ベスト着用時のルールについてご紹介!のアイキャッチ画像

[アーカイブ] スーツに合わせる襟付き・襟無しベストの違いとは?ベスト着用時のルールについてご紹介!

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2022年6月16日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(1050日)

 

日頃よりお客様のご来店誠にありがとうございます。

オーダースーツSADA津田沼パルコ店の荒川です。

 

本日は、お客様のスーツコレクションをご紹介致します。

 

 

 

この度は、撮影にご協力頂きまして誠にありがとうございました。

今回はベストを襟付きにしてVゾーンに隙のない爽やかな着こなしにお仕立てさせて頂きました。

とてもお似合いでした☆EXCELLENT☆

またのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。

 

ベストの発祥とは

ベストはジャケットの下に着用するものであることは広く知られていますが、その起源まで知っている方は少ないのではないでしょうか。ここではベストについて解説する前に、「ベストの起源」についてご紹介します。

「ベスト」の呼び方は国によって違う

日本では「ベスト」という呼び方が浸透していますが、実は国によって呼び方が異なります。フランスでは「ジレ」と呼ばれ、イギリスでは「ウエストコート」と呼ばれます。「ベスト」という呼び方はアメリカで使われる呼び方であり日本がアメリカの影響を色濃く受けていたことがわかりますね。

「ベスト」の起源

ベストの起源を掘り起こすと15世紀から16世紀にかけて着用された「ダブレット」に行き着きます。ダブレットはヨーロッパの男性用の上着であり、現在のベストの形状とは大きく異なっていました。その後、ダブレットの上にジュストコールと呼ばれる上着が着用されるようになったことでダブレットは「中衣」の位置づけとなったのです。「ベスト」という呼び名はこの頃に名付けられたといわれています。

ベストにはどんな種類があるの?

一言でベストといいますが、ベストにもいくつかの種類があります。ここではベストの種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。

シングルベスト

スーツにダブルとシングルがあるようにベストにもシングルとダブルがあります。シングルベストは最も一般的なタイプのベストです。癖のないデザインですので、スーツの着こなしに自信がない方でも着用しやすいといえるでしょう。Vゾーンが深いデザインのものを選ぶとシャープで洗練された雰囲気を作り出せるのでオススメです。

ダブルベスト

ダブルベストはシングルベストよりも格式が高いデザインです。着丈がシングルベストよりも短くなっていて、シングルよりもスッキリとした印象となります。ベストを着用している場合はジャケットの前ボタンを留めていなくてもマナー違反にはなりません。せっかくのダブルベストですのでジャケットの前ボタンは留めず、お洒落な装いをアピールしましょう。

襟付きベスト

襟付きベストはシングル、ダブルベストよりも格式高いデザインであり、フォーマルな印象となります。クラシックなスタイルにしたい場合には襟付きベストがオススメです。あまり知られていませんが、実はベストの襟にもスーツジャケットと同じように種類があります。「ピークドラペル」のベストはとがった襟先によって重厚で威厳のある雰囲気に仕上がり、「ノッチドラペル」のベストであれば柔らかい雰囲気に仕上がります。

ベストを着用するメリット

スーツにベストを着用すると、どんなメリットがあるのでしょうか。

温度対策になる

スーツは様々な場面で着用しますが、気温や湿度などによってジャケットの着用が苦痛となることもあるでしょう。しかし、ビジネスシーンにおける顧客との会議やドレスコードのある結婚式などにおいては、ジャケットを脱いだり前ボタンを外すことがマナー違反になるケースがあります。こうした場合においてベストを着用していれば、ジャケットについては比較的自由に調整ができます。つまり、ジャケットやベストを着脱することによって温度や湿度に合わせた調整がしやすいといえるのです。

上品でお洒落な印象になる

シャツの上にベストを合わせることによって一気に上品な印象となります。ジャケットを脱いでも前ボタンを外しても品格のある雰囲気を維持できるので、ベストを着用するだけでお洒落な装いができるといえるのではないでしょうか。また、ベストを着用することでVゾーンを体型に合わせて作り込むことができるので、スタイリッシュな装いにできる点もメリットといえます。

ベストの襟、付けたほうが良い?

ベストには「襟付き」と「襟無し」があることをご紹介しましたが、襟付きと襟無しのどちらを選べば良いのでしょうか。この点を理解するには、まず襟付きベストと襟無しベストの違いを知っておくとよいでしょう。大きな違いは襟付きベストはVゾーンが浅く、襟無しベストはVゾーンが深いという点です。体の線が細い方であれば、Vゾーンを浅くすることで線の細さが強調されないため、襟付きベストを着用するとバランスがよいでしょう。一方で体の線が太い方であれば、Vゾーンを深くすることでスタイリッシュに見せることができるため、襟無しベストがオススメです。ベストの襟を付けるかどうかは、体型を考慮しながら決める事がポイントです。

スリーピースの着用ルール

スーツスタイルの中でもジャケット、ベスト、スラックスの3つで構成されるものをスリーピーススーツと呼びます。ここではスリーピーススーツを着用する際の代表的なルールを2つご紹介します。

スラックスの着用方法

スラックスの着用方法はベルトで締めるのが一般的といえます。しかし、スリーピーススーツを着用する際はサスペンダーで吊るのがルールです。日本ではベルトで締める方が多くいますが、本場である欧米諸国ではサスペンダーで吊るのが常識といわれています。

スリーピーススーツの着こなしにおいて最も重要なのは「スラックスのウエストバンドがベストに隠れている」ことです。ベストはずり下がってくる可能性がありませんが、スラックスをベルトで締めた場合はずり下がる可能性があります。しかし、サスペンダーで吊った場合はスラックスがずり下がることがありません。従って、サスペンダーで吊ることでウエストバンドとベストの相対位置を安定させることができるのです。

ワイシャツの襟

ワイシャツの襟をベストの中に入れるか外に出すか迷う方が多いのではないでしょうか。ルールとしてはシャツの襟はワイシャツの中に入れるのが正解です。ワイシャツの襟がベストの上に出ていると見た目の印象がだらしなくなってしまいます。ベストに合わせるシャツは襟の収まりがよいものを選ぶようにすると良いでしょう。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは1923年創業の老舗オーダースーツ専門店です。仙台と北京に自社工場を構えており、年間12万着ものオーダースーツを製造しています。多くの著名人にも愛用されているオーダースーツSADAの魅力を2つご紹介します。

優れたコストパフォーマンス

オーダースーツSADAの魅力はなんといってもそのリーズナブルな価格です。オーダースーツと聞くと「高いのでは?」と直感的に思う方も多いのではないでしょうか。しかし、オーダースーツSADAは主に2つの画期的な手法で、オーダースーツでありながらリーズナブルな価格を実現しています。

#生地購入から縫製、販売まで襟付き ベストを自社完結

一般的なスーツ製造会社ではまず生地を商社が買い、生地卸業者などを経て縫製工場で製造します。多くの会社が関わるため、最終的なスーツの価格はどうしても高くなってしまうのです。オーダースーツSADAは生地仕入れから縫製、販売まで佐田グループで完結する体制を整えている為、こうした不要なコストを徹底的に排除できます。

#先端技術導入による製造コスト削減

オーダースーツSADAではCAD(自動設計システム)、CAM(自動裁断機)を活用しています。これによりスーツの製造工程は究極にまで自動化されています。通常であれば職人が行う様な繊細な作業も自動化されている為、1点もののオーダースーツであってもほぼ職人が関与することなく完成させられます。これが抜群のコスパを発揮できる第2の仕組みです。

フルオーダースーツのフィット感

既製のスーツの場合、体の最も大きい部分に合わせてサイズを選んでいるため、体のすべての部分にフィットするスーツを探し当てることは難しいといえるでしょう。オーダースーツSADAでは体の20カ所もの部分を採寸して仕立てていくため、どんな体型の方でも自分の体にピッタリとフィットしたスーツを手に入れられます。

シングル スリーピース

生地素材
  • ☆【生地NO】 7-1522
  • ★【色柄】 ライジング・シャークスキン
裏地
  • ★【裏地】ミントグレイ・サラブレッド
ボタン
  • ☆【釦】 稲妻・グレイ
オプションその他
  • ベスト付
担当スタイリスト 荒川