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Super〇〇表記=目安です

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オーダースーツSADA八重洲店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

オーダーに限らず、スーツを購入する際によく目にするSuper〇〇’sという表記。

Super130’sの高級生地使用!なんて紹介があると、このSuper〇〇が高いほどいい生地なんでは?と感じてしまいますよね。

実はこれ、正解とは言い切れません!

そこで、今回はそんなSuper〇〇のお話を簡単にしていきます。

そもそも、Super〇〇ってなに????

これ、勘違いしている方が多い(驚くことにアパレル販売スタッフも勘違いしてる方がいらっしゃいます)ですが、糸の細さではありません。

原毛(原料となった羊の毛)の太さです。糸の細さは別に番手と呼びます。

そして、Super100’sだからと言って、100番手の糸とは限りません。

80番手のものもあれば、100番手のものもあります。

ちなみに、18.5ミクロをsuper’100sとし、0.5ミクロン小さく(細く)なるとsuperは10変化していきます。

ゼニアの15MILMIL15は、原毛の細さがそのまま生地の名前に使われてますね。

15マイクロン=super170’s相当です。

こちらはロロピアーナ・オーストラリスのSuper150’s。

写真だとわかりづらいかもしれませんが、ゼニアの方は艶感控えめで、質感は柔らかいですが思ったよりしっかりしてます。

逆にSuperの低いロロピアーナの方は、艶感が強くトロンとした柔らかさと滑らかさがあります。

では、この2つの生地はどっちがいいものでしょうか?

そんなの決められませんよね?全然風合いが違いますし、好みや用途によって変わります。

そんなわけで、Superは目安程度に考えるのが丁度良いです。

同じSuper表記でも原毛の質や生地の織り方によっても品質や見た目は大きく変わってきます。

同じSuper100’sでも、こんなに違う雰囲気を出せるんですからSuperなんてホント目安です。

個人的には、最近Super表記ほぼ気にしません。

大事なのは、どこでどう着るスーツを作りたいか?だと考えます。

ちなみに、Super表記が高いと原毛細くなるので傾向としてデリケートな生地が多いです。

100’s前後がビジネスでは使いやすいなんて言われます。

同じ100’sでも、しっかりした感じがいいか?軽やかな感じがいいか?

そのあたりは、我々スタッフにどんどんご相談ください。

可能な限りご要望に合う生地を提案させていただきます。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。


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