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ジャケットの見えない所を知ろう

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年12月9日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(526日)

今日は初めまして。横浜店スタッフ(45)です。

ジャケットは、仕事やプライベート問わず袖を通すと思いますが、

時に「仕様」を気にするといえば、「シングル」か「ダブル」かの目に見える表のデザイン位

ではないでしょうか。

そこで、今回はたまには内側も気にしてみましょうという事で、

初回は「背抜き」と「総裏」の違いをテーマにします。

まず、ジャケットの内側は基本的に裏地素材で包まれています。

(※裏地の素材に関しては、また私の気が向いたときにでも)

理由は「表地の補強と型崩れ防止」「着用時の摩擦軽減」「ジャケット内での保温と吸湿」

が目的です。

ではまず「背抜き仕様」です。

「背抜き」とは上の写真の様に、肩と背中の上部を除いて裏地が省かれている仕様です。

裏地が無い分、通気性に優れ重量も軽減されるので、春夏スーツに多く採用されていますが、

暑がりな方や室内での勤務がメイン等の方は秋冬スーツでも「背抜き」にして、着用していま

す。オールシーズンで着用したい方も、「背抜き」にしている方が多い傾向にあります。

欧米では見られない仕様ではありますが、温暖湿潤な日本の気候には合っているといえます。

ただ、表地が露出している分、汗を吸収し摩擦が多くなる為に傷みは早いデメリットがあります。

一方「総裏」ですが、その名の通りジャケットの前面に裏地を縫い付ける仕様であり、

本来は「総裏」がジャケットの基本になります。※写真を参照あれ。

表地から吸湿や摩擦を防ぎ、厚みを持たせて綺麗なシルエットを維持してくれます。

保温性や保湿性にも優れているので、秋冬スーツに多くみられます。

ただ、保温性が高いという事は、日本の春夏の季節はシンドイ!

しかし、寒がりや長持ちさせたい方は「総裏」にされる傾向にあります。

こんな感じで、ジャケットの内側が造られていますが、結局はどこでどの様に何時くらいまで

の間はこのジャケットを着るか。

これで仕様を決めるのがベストです。

でも迷ったら、横浜店のスタッフに遠慮なくご相談下さいね。

ではまた、どこかで。

←To be continued