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ジャケットのデザインを知ろう:THEクラシック!3つボタンの世界

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年12月17日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(518日)

今日は初めまして。横浜店スタッフ(45)です。

今回は、3つボタンジャケットの世界をザックリと。

3つボタンのジャケットは「3つボタン2つ掛け」と「段返り」が主です。

「3つボタン2つ掛け」は言うて、ざっと20年前くらいに流行ったディテールですので

一般的な見解ですと、ちょっと古臭い印象が否めません。

私が25歳のときは全盛期だった記憶があります。

ボタンは第1と第2ボタンを留めるので、Vゾーンと言われる胸元が狭くなるので、

いわゆるクラシック(古典的または堅苦しい)な印象になります。

またウエストもシェイプラインを抑えたボックス(寸胴気味)調が基調になるので、

クラシック感が尚のこと強調されます。この理由から、昨今着用するケースはあまり見かけ

無くなりました。

一方「段返り」はどうか?

下エリ(ラペル)特に第1ボタンの返しが深いので立体的に見える分、見た目は「2つボタン

1つ掛け」の印象です。

しかし、返しが深いのでやはりVゾーンが狭くなる為にネクタイの見える範囲は

2つボタンよりも狭くなります。

一般的に「3つボタン2つ掛け」はブリティッシュ。「段返り」はイタリアン。

のモデルがベースになっているそうです。

クラシックな「3つボタン2つ掛け」のスーツを、ナポリの職人が2つボタンのテイストを

交えつつ、ナポリの地域ならではのリラックスした印象と

自分の仕事の個性を演出するために生み出されたと言われています。

比較的、ブレザーやカジュアルジャケットに「段返り」がチラホラ見かけるのも

こういう事かもしれませんな。

また昨今、スーツ店によっては3つボタンのジャケットの注文は受けられない所もあるそうです

(実際、他所でのご紹介でご来店頂いたケースもありまして・・・)

が、しかしSADAはもれなく出来ますので、モッズスーツ・クラシックモード・

実に身体になじませたい歌の1つでも歌いたい位ごきげんになりたい、

など色々とそして個性にこだわりたい、自分の世界を演出したい方は御注文お待ちしてます。

ロードローラーだ!

←To be continued