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スーツの正しい袖丈とは?袖丈の種類や調整方法についてわかりやすく解説

Y様

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年4月22日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(729日)

スーツをきれいに着こなすためには袖丈の長さがとても大事です。袖丈の長さを変えることでスーツの印象がガラッと変わります。袖丈を適切な長さに調整すると、きれいでスタイリッシュな着こなしができるでしょう。

では、スーツの袖はどのくらいの長さがちょうど良いのでしょうか?袖口ではスーツとシャツのバランスも気になるところです。

この記事では、どのようにスーツの袖丈を調整すればよいのか、また袖丈の種類や袖丈が与えるイメージについてわかりやすく解説していきます。スーツをスタイリッシュに着こなしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

この度はオーダースーツSADA横浜店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。

サイズ感もバッチリで、格好よくお仕立てさせて頂きました。

ジャケットの袖丈はどこの長さを測る?

ジャケットの肩先から袖口までが袖丈の長さです。一般的に、ジャケットの採寸では袖口から肩と袖の縫い目までの長さを測ります。袖の長さによって印象は変わり、長めの袖は抜け感のあるルーズなイメージ、短めの袖は軽やかで爽やかな印象になるのが特徴的です。ビジネスシーンでは適切な長さの袖丈が好印象ですが、カジュアルシーンであれば、袖丈を調整して自由に着こなすのもよいでしょう。

ジャケットの袖には種類がある

ジャケットには「重ねボタン」「開き見せ」「本切羽」という3種類の袖があります。袖の種類ごとにどのような特徴があるのか見ていきましょう。

重ねボタン

袖口のボタンが重なっているような仕様を「重ねボタン」といいます。重ねボタンは華やかでおしゃれな印象が強い仕様です。そのため、冠婚葬祭などフォーマル時の着用にはあまり適していません。

仕様の特徴としては、ボタンを重ねることによって袖口が立体的に見えることで、華やかな着こなしになる点が挙げられるでしょう。また、袖のアクセントとなるようにさまざまなデザインのボタンが付けられるのも特徴的です。

開き見せ

袖ボタンが飾りとして付けられ、開閉できない仕様の袖口を「開き見せ(あきみせ)」といいます。開き見せは、基本的にボタンホールには穴が開いていない仕様なので、簡単に袖丈を調整できるのがメリットといえるでしょう。調整しやすい仕様のため、既製のスーツなどでは最も標準的な袖口の仕様として採用されています。

本切羽

袖口をボタンで開閉可能な仕様にしているのが「本切羽(ほんせっぱ)」です。袖口のボタンを開閉することで、シーンに合わせて着こなしを変えられる仕様になっています。袖口が開いている仕様なので、袖丈の調整はやや難しいのですが、おしゃれでスタイリッシュな着こなしには最適な袖口です。

以前は主にオーダースーツ用として本切羽が用いられていましたが、現在では既製スーツにも採用されてきています。こなれた感じをかもし出したい方には、本切羽は適しているといえるでしょう。

ジャケットの袖丈の目安

きれいな着こなしをするための袖口の目安は、真っすぐに腕を下ろした状態で手首の骨が袖口で見えなくなる程度の長さとされています。ジャケットを着用した時に袖先から親指の先まで11~13cm(身長170cm位の方では11cm、180cm位の方であれば13cmほど)あれば適切な袖丈といえるでしょう。また、目安として手のひらを90度曲げた時に、手の甲に袖口が少し触れるくらいであればちょうど良い長さです。

袖丈は使うシーンによって変えるのもOK

袖丈の長さはシーンに合わせて調整するのもオススメです。ワークスタイルによっても適切な袖口の長さが変わります。仕事柄デスクワークが多いという場合は、短めの袖丈にして袖口がこすれて傷まないようにするのもOK。デスクワークでも商談や接客が多いという方は、やや長めの袖丈にした方がよいでしょう。商談や接客をする場合、腕を曲げた時に袖口からシャツが見えてしまうことが考えられるからです。特にビジネスシーンでは袖丈の長さで印象が変わるので、適切な袖丈を心がけておきましょう。 

購入した後で袖丈を変更することはできる?

ジャケットのウエストラインや肩幅がぴったりなサイズだとしても、袖丈が合っていないというケースはよくあります。個人によって腕の長さやスタイルが異なるので、既製品のジャケットの袖丈はなかなか合わないものです。もちろん、ジャケットを購入した後でも袖丈は調整できます。

ジャケットは長く着るものなので、費用を惜しまずに専門店にてお直しサービスを利用するのがオススメです。調整する方法としては、お直しが可能なお店に依頼したり、お直しも受け付けているクリーニング店を利用したりする方法が挙げられます。お直しを専門にしているお店は料金も安く、短期間で仕上げてくれるのでオススメです。

身近にあるクリーニング店に依頼するという場合は、やや料金は高くなりますが近場なので安心感があります。なお、袖丈を調整する場合の費用や技術レベルはお店によって異なるので、事前に店舗情報を確認した上で依頼すると安心です。

シャツの袖丈の目安

ジャケットの袖からのぞくシャツの袖丈にも最適な長さがあります。腕を真っすぐに下ろした状態で、シャツの袖がジャケットの袖先から1~1.5㎝出た状態がきれいに見える目安です。シャツのカフスボタンを出しておきたい場合は、カフス部分に合わせて2cm程度シャツの袖が見える程度を目安にしましょう。絶妙なバランスの袖口から見えるカフスボタンは、それだけでアクセントとして効果的です。

ちなみにカフスボタンは、対応したシャツを用意する必要がありますが、着こなしをより華やかに演出してくれるアイテムといえます。シャツを着用する時は袖口についているボタン(またはカフスボタン)で袖口を手首のサイズにぴったりと合わせるようにしましょう。シャツの袖口が手首で固定されていると、手を動かした時にシャツの袖が見え隠れしないので、常に袖のきれいなバランスを保つことができます。

シャツの袖丈を調整したい場合はどうしたらいい?

シャツについても、袖丈のサイズが長すぎたというケースがよく見られます。ジャケットの袖口からシャツが出すぎてしまうとだらしない印象となってしまうのです。シャツの袖丈が長すぎた場合は、以下のように調整してみましょう。

・カフスボタンの位置を数ミリ内側に付けなおす。

・アームガーターを使って袖をたくし上げる。

ボタンを内側に付けなおすと、シャツの袖が手首の部分でしっかりと固定されるので、袖が手のひらにかかりにくくなります。ちょうどよく止まる位置にカフスボタンを付けなおすだけですので手間はかかりません。

アームガーターはシャツの袖をたくし上げておくアイテムです。アームガーターを装着する手間はかかるのですが、締め付け感もなくシャツの袖丈を調整できます。また、デザイン的にもアームガーターはさまざまなタイプがあるので、おしゃれなアイテムとしての活用もオススメです。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

今回はスーツの袖丈について、最適な袖の長さや調整する方法について解説しました。きれいにスーツを着こなすためには袖丈の長さがとても重要です。袖丈の長さを変えることでスーツの印象がガラッと変わるので、シーンに合わせて袖丈を変えてみるのもよいでしょう。まずは体型に合わせてジャケットの袖丈を調整して、そのあとにシャツの袖丈も調整してみてください。スーツを新調する場合にも、袖丈を意識して購入することをオススメします。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」では、個人ごとのスタイルに合わせた採寸データに沿ってパターンを起こすフルオーダースーツを実現可能としています。ボタンや裏地、縫い目やポケットのサイズといったデティールまでこだわることが可能です。また、オーダースーツについてさまざまな相談にも乗ってくれるので、スーツ初心者の方から上級者の方までオススメのお店となっています。オーダースーツを検討している方は、ぜひ「オーダースーツSADA」にお問い合わせの上、店舗まで足を運んでみてください。

2ボタン シングルスーツ スリーピース

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