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シルク

読み方
シルク

ウールコットンと並んで有名なシルクはカイコの繭からとった動物繊維であり、日本語では絹と呼ばれている。カイコが体内で作り出すたんぱく質やフィブロインを主成分としており、1個の繭から約800〜1200も取れる。
シルクの歴史は古く、紀元前3000年頃の中国から生産が始まった。その後、西洋方面へ広がっていき、シルクロードという交易路まで誕生した。なお、日本では既に弥生時代から養蚕と絹の製法が伝わっていたとされており、明治時代には日本の近代化を支える産業にもなった。
シルクにはさまざまな魅力がある。主なものとしては、上品な光沢や素肌に優しいこと、吸湿性や放湿性に優れていることなどだ。さまざまな魅力を持っているからこそ、シルクの服を持っている方もいるだろう。また、シルクは洋服以外にシーツやスカーフなどにもつかわれ
ただし、上記のような魅力とは一方で欠点もある。それが黄色く変色しやすいことだ。シルクは紫外線を吸収する力が大きく、結果として黄色く変色してしまう可能性があるのだ。そのため、変色を防ぎたいのであれば、直射日光を避けることが大切となる。その他、摩擦に弱いことや傷が目立ちやすいなどもシルクの欠点である。