倦んでいた~分からないからと、自分の好みを推しつけるか!~

初めてスーツをオーダーする方がほとんどなオーダースーツSADAのお客様にありがちな事。
それは、分からないから任せる。という発言。
これは戴けない。実に戴けません。
分からないからこそ、これは何?どういう事?という質問を躊躇なくして欲しい。そう思う訳です。
どうしたら良いのか?と良く聞かれるわけですが、ここはこういうシルエット(「見た目」ね)にしてはどうか?
でも他にこういう選択肢があるが、どうする?と、一つ一つの項目で私は最後の選択は必ずお客様に委ねています。
なぜなら、そのスーツ。ジャケット・パンツ・ベスト・シャツでも良いでしょうが、最終的には貴方が袖を通すのです。
自分で選び決めたという過程は絶対に必要です。
分からないから任せる。スタッフが自分の好みで決める。というのは、お客様が切るスーツではなく、スタッフの好みで出来た
半オーダーです。そこは完全でなくてはなりません。カスタムしていく過程を楽しんでこそオーダーです。
そして、任せるという言葉に応じて勝手にここはこれ、ここはこれが良いと勧めるスタッフは決して良いスタッフとは言えないです。
プロだから間違いないというのは、間違いです。プロでも間違えます。
そもそも、ちゃんと傾聴して提案する過程をすっ飛ばして、自分の好みを提案するというのはプロのやる事ではありません。
提案中に、お客様の選択が間違っている、或いはダサいと感じても、何故それを選択したのかを掘り下げて互いに理解を深めて
その上で提案を進捗してこそと思います。
故にあくまで、最終決定者はお客様に委ねるべき。分からないという事であってもです。
なので、私は「分からないから任せる」というニュアンスを受けた場合、必ず選択肢を提示して質問する余地を設けます。
カスタムする楽しさと対話する楽しさを共有する空間に怯えず、是非果敢に質問相談を頂きたい。
自分が着る服です。自分で決めて着る。これほど自然な話は無いでしょ?
