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スリーピーススーツの魅力とは?着こなすポイントや特有のマナーなども紹介

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年4月6日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(763日)

スーツにはシングル・ダブル・スリーピースの3種類があり、近年クラシックスタイル会期の流れから最上級スタイルの「スリーピース」の人気が高まっています。

スリーピースとはジャケット・ベスト(ウェストコート・ジレ)・パンツ(トラウザー)3アイテムを同一生地で仕立てたスーツスタイルのことです。

紳士的な雰囲気を演出し人気のスタイルですが、一歩間違えると「ダサい」と思われ、着こなしが難しいと思う人もいるでしょう。

今回はスリーピースの魅力や着こなすポイント、特有のマナーなどについてお客様コレクションをご紹介しながら解説します。

まずはとあるお客様にご購入いただいたスリーピースをご紹介します。

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今回ご紹介する素敵なスーツは落ち着きのあるグレーのスリーピースです!

こちらは遠目で見ると無地に見えるような、ナチュラルなシャドーストライプが入っているスーツです。

無地に近い感覚で着用できるので、場面を選ばずすっきりとした爽やかな着こなしになります。

裏地は無地の黒です。

こちらの無地のシリーズは無料で付けられる裏地となっています。

ベストの背中も同じ裏地になっているので、ジャケットを脱いでも統一感があります。

今回は表地よりさらに暗めのカラーをお選びいただき、締りのある落ち着いた大人のスーツに仕上がりました。

この度は、撮影の依頼を快くお引き受けいただきありがとうございました。

スリーピースの歴史

スーツは英国発祥で、19世紀後半に誕生したジャケット・ベスト・シャツの全てが同じ生地で作られた「ラウンジスーツ」が現在のスーツの形となっています。

つまりベストが付いているスリーピースのスタイルは本来のスーツスタイルと言うことができるでしょう。

日本には明治時代以降に伝わり、「三つ揃え」のスーツと呼ばれています。

スリーピーススーツの魅力

スリーピーススーツは着こなす男性の雰囲気をより良く演出してくれます。ここではスリーピーススーツの魅力について解説します。

大人の男性の魅力を醸し出せる

クラシックなスタイルであるスリーピーススーツは、格式高い英国紳士のスタイリッシュさを演出できるのが魅力です。

スリーピーススーツ最大の特徴であるベストを内側に着ることで、スーツのVゾーンが浅くなり奥行きを作ります。さらにネクタイをベストで固定するため、胸元が膨らんだような立体感が生まれます。

これによって、胸板を厚くたくましく見せる効果があり、上品さの中に男性らしい魅力を演出することができるのです。

ベストを着ることで防寒になる

スリーピーススーツではジャケットの下にベストを着用することになるので、防寒着としての役割も果たします。コートを着るほど寒くないものの、なんとなく肌寒い時期にベストは活躍するでしょう。

着ている途中で暑すぎると感じたならば、上に羽織っているジャケットを脱ぐことで温度調整することも簡単にできます。

コーディネートのアレンジが楽しめる

スリーピーススーツは本来ジャケット・ベスト・パンツが同じ生地であることが求められますが、現在はこれらのアイテムを単体で組み合わせるコーディネートも許容されています。

例えばベストを他のものに替えたり、ベストを着ないでツーピースにすることは簡単にチャレンジできるでしょう。

他にもスリーピーススーツのパンツだけ他のものに替えてジャケパンスタイルの要素を楽しむという手もあります。

スリーピーススーツにもシングルとダブルがある

スリーピーススーツの中にも「シングル」と「ダブル」がありますが、その違いはベストのボタンの配列です。

シングルベストはボタンの配列が1列。一方でダブルベストは2列になっています。

ダブルベストの方が重厚感をアピールすることができますが、若い人は不自然な貫禄が出てしまうかもしれませんのでシングルがおすすめです。

ベストの襟の有無で印象が変わる

ベストは「シングル」と「ダブル」だけでなく、襟付きと襟なしでも分かれます。

襟なしのベストは、伝統的で大人っぽさを醸し出しながらもタイトなコーディネーションで古臭くならず、今っぽいシルエットを作ることができます。また、ダブルベストにすると、モード感やアバンギャルド感も出せるでしょう。

襟付きのベストにすると、襟なしと比較して胸元によりボリューム感が増し、男らしい印象になります。ダブルベストにするとより重厚感が増すので、年配の方におすすめです。

スリーピーススーツ特有のマナーはあるのか

スーツのボタンの留め方には「アンボタンマナー」と呼ばれるものがあります。これはジャケットやベストに付いているボタンは一番下のボタンを外す(unbutton)ことが基本というもので、中世ヨーロッパの名残と言われています。

スリーピーススーツではベストを着用している場合、ジャケットのボタンは全て外します。これはジャケットのボタンを留めると着ぶくれしたり、生地にシワが残ってしまう恐れがあるからです。一方で、ベストは「アンボタンマナー」に従い、一番下のボタンを外しましょう

ただし、これにも例外があり、ダブルベストのときは一番下のボタンを留めることがあります。

着こなすためにチェックするポイント

スリーピーススーツは着こなす難易度が高そうと思われがちですが、主に抑えなければいけないポイントは3つだけです。ここではその3つのポイントについて解説します。

サイズ感に気をつける

スリムでスタイリッシュなスリーピーススーツは、自分の体にフィットしたサイズ感のスーツを選ぶことが基本です。

フィットしていないスーツを着てしまうと、「おじさん臭く」ダサい見た目になってしまいかねません。

妥協せずシルエットにこだわって試着を重ねて選ぶことがスーツ選びにおいてとても大事です。

ベストの丈の長さに気をつける

ベストの丈の長さにこだわることもスリーピーススーツ選びの大事なポイントです。理由はベストとパンツの間が見えてしまうと一気にだらしない印象を与えてしまうからです。

ベスト選びでも、妥協せず試着を重ねて選びましょう。

パンツのずり下がりが気になる方は、サスペンダーを使用してパンツのずり下がりを防止することをおすすめします。

Vゾーンの見え方にこだわる

スリーピーススーツで最も人目を引くのはベストが作りだすVゾーン。ベストを着ることで、胸板を厚くウエストをスッキリ見せてくれる効果があるので、Vゾーンの見え方は大事です。

おすすめのベストは着る人の体型によって変わります。細身体型の人であれば、たくましい印象を与える襟付きでかつVゾーンが深いものがおすすめです。一方でふくよか、がっちり体型の人は、スリムですっきりした印象に見える襟なしベストが良いでしょう。

ジャケットは脱いでも大丈夫?

ベストを着用しているスリーピーススーツは、ジャケットを脱いでも問題ありません。

ツーピーススーツを着用している場合、ジャケットの下はワイシャツを着用していることになりますが、本来ワイシャツは下着という位置づけのアイテムです。そのため、ビジネスシーンやフォーマルな場面において、人前でワイシャツ1枚だけになることは失礼でだらしないとされます。

一方でベストは外着扱いとなるため、ベストさえ着ていれば、ジャケットを脱いだ際にだらしなく見えることはありません。

ジャケットをしたまま座って仕事をするのは窮屈に感じますが、ベストならきちんと感を出しつつも動きやすく、快適に仕事することができます。

ベストの生地は一般的にジャケットの裏地と同じシンプルなものが使われることが多いですが、裏地を柄に変えてジャケットを脱いだ時のアクセントとして楽しむのも良いでしょう。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは「着心地と楽しさで日本のビジネスシーンを明るく元気にする!」というミッションを実現するため、特別価格でシンプルなシングルスーツから上品なスリーピーススーツまで、あなただけの極上のオーダースーツをご提供しております。

当社のスーツは多くの著名人、有名スポーツチームなどにご愛用いただいております。

ご来店からスーツのお届けまで約1ヶ月で、スーツを手に入れることが可能です。

初回の方は19,800円(税込21,780円)〜という低価格で高品質な自分だけのオーダースーツを仕立てることができます。

※2022年10月17日時点の価格です。価格は変更になることがあります。

オーダースーツを考えている方は「オーダースーツSADA」にぜひ来店予約してください。

2ボタン シングルスーツ スリーピース

生地素材
  • 生地NO.7-6525
  • ウール100% 
  • グレー ストライプ柄
裏地
  • 裏地:無地 14
ボタン
  • ボタン:SB-121
オプションその他
担当スタイリスト